今回は薬局や病院で、よく聞くお薬手帳についてのお話。
お薬手帳ってそもそも何なの?
持っているとどんなメリットがあるの?
そんな疑問にお答えできたらと思います。
★お薬手帳とは
お薬の服用履歴や、アレルギーなどを記載した手帳のことです。
薬局で処方せんと一緒にお渡しいただければ、基本的には薬局で情報を追加していきます。
もちろんご自身でお使いのサプリメントなどを記載していただくことも可能です。
薬局では、お薬の増減や複数科で処方されているお薬の飲み合わせなどを時系列で確認しています。
複数の病院をご受診なさっている場合も、お薬手帳は一冊にまとめておいてくださいね。
また二冊目に移行するときは、普段ご受診の病院が一周するまでは二冊お持ち歩きいただくのをオススメしています。
重たくてかさばるのが気になる場合は、「お薬手帳のアプリ」というものもございます。
葉山ひかり薬局も対応しておりますので、お使いをご検討の際にはお声がけください。
★お薬手帳持参のメリット
・お薬のご負担金がちょっとだけ安くなる?!
半年以内にご来局いただく場合にお薬手帳をお持ちいただくと、負担割合によって10~40円ほどお安くなる場合があります。
例えば月2回病院にかかる場合、年間では1割負担の方で240円、3割負担の方では960円もお得になりますよ。
・初めてかかる病院や薬局で便利!
初めてかかる病院や薬局では、普段お使いのお薬をお尋ねする場合があります。
その時にお見せいただくことで、スムーズにご受診いただくことができます。
また、複数科でご受診されている場合で、お薬が変わったことを他の先生にもお伝えしたいなんてときにも便利です。
・緊急時に
突発的な事故や病気の場合、ご自身でご意思が伝えられない状況というのが考えられます。
その場合にカバンに入っているお薬手帳が役に立つことも。
緊急時の連絡先や、アレルギーの有無などを記載しておくと安心です。
・災害時に
震災などの停電時、電気を使う機器が使えなくなる場合があります。
東日本大震災のときにはお薬手帳がとても役に立ちました。
実は当薬局では発電機の準備もあるのですが、緊急時は何が起こるかわからないのも正直なところです。
特に普段からお薬をお使いの方は、ぜひ、家ではなくカバンに入れておいていただくと安心です。