リュウグウに水

暖かくなったり、寒くなったりを繰り返してすっきりしない気候ですね。インフルエンザの後、落ち着いていたのですが、風邪で受診される方が増えているようです。体調管理に気をつけてくださいね。

今回はリュウグウに水があったとの話です。海の底ので乙姫様のいる竜宮城に「水」があるのは当たり前ではと言われそうですが、はやぶさ2が到着した小惑星リュウグウの話です。

はやぶさ2は小惑星リュウグウを近赤外分光計を使って観察したところ、水を含む鉱物があることを突き止めたとのことです。宇宙空間では、生命の元となる水の存在は希少だと考えられていたのですが、今回の発見にしろ木星の水にしろ、案外ありふれた存在ではないかと感じます。

もちろん、地球のように液体の水を大量に湛えた星は見つかっていませんが、我々の宇宙で水がありふれたものなら、どこかに地球とそっくりの星があるってもおかしくありません。

テレビや映画で描かれる、人類が宇宙人と遭遇するファーストコンタクトは、実現するのでしょうかねぇ・・・・・・・・

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薬剤耐性インフルエンザウィルス

冬の最後の抵抗か、今朝の大阪は寒かったです。昼は16℃まで上がるそうなので、服の選択に迷いました。昼に気温が上がると、花粉が飛散して花粉症の人は大変かもしれません。

一度飲むだけで済む新しいインフルエンザ薬である「ゾフルーザ」ですが、効き目が良い一方、耐性インフルエンザウィルスが検出されるとの報告がなされています。

今回、国立感染研究所が昨年11月〜2月に採取された香港A型インフルエンザウィルスを調べたところ、ゾフルーザを使ったことのない3人から耐性変異ウィルスが見つかったとのことです。

インフルエンザウィルスが耐性を獲得するメカニズムは判りませんが、抗生物質に対して細菌が耐性を獲得する場合から類推すると、薬を使えば使うほど耐性変異が起きやすいと考えられます。

効果の高い薬なので、インフルエンザ重症化リスクの高い人に使えるように一般の使用を制限することも考えなければならないかもしれません。

抗インフルエンザ薬ですが、インフルエンザの高熱を速やかに下げてくれる頼りになる薬ですが、使わなくとも重症化リスクの低い人はほぼ問題ないと考えられます。

抗生物資のように耐性菌とのいたちごっこに陥らないように、インフルエンザ薬の使い方についてみんなの知恵を持寄る必要があるかもしれませんね。

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キノコで血管手術の練習?

暖かくなったなぁと思ったら、急に寒くなって明日の大阪は最低気温3℃の予想です。京都ではお水取りの真っ只中。来週お水取りが終わる頃には、日に日に春めいてくるのでしょう。

さて、福岡市の医療機器販売会社がキノコを使った、面白い商品を開発したとの記事を見つけましたので紹介します。

この会社が開発したのはキノコを使った人工血管モデルで、心臓の冠血管バイパス手術の手技練習用として使用されるそうです。

電気メスなどで切開するときも、本物の血管に限りなく近く、「ここまでのものは見たことがない。」と日本心臓血管外科学会理事長も大絶賛だったとのことです。

国内の若手医師や海外での外科手術レベルの向上を視野に入れて販売していくとのこと。

繊維質で強度があるキノコに注目してエノキダケやエリンギの特性を解析し、硬さや弾力を実際の血管に近づける加工を工夫したとのだそうです。

すごいなぁーと関心しきりですが、練習後の人工血管、食べられるのでしょうか?

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ヒアリとワサビ

「一雨毎の暖かさ」でしょうか、あれほど手放せなかったコートがハンガーに掛けっ放しになっています。インフルエンザもひと段落して、平穏な日々が戻ってきました。

さて今回のブログは、猛毒を持つ「ヒアリ」の話題を書いてみたいと思います。

南米原産のヒアリは、貿易が世界規模で拡大したことにより、色々な国に広がっています。日本でも2017年頃から、湾岸エリアで毎年見つかっていて、すでに定着しているのではないかとの疑念が持ち上がっています。

そのヒアリに対して、弁当の防腐剤などにも使われている「ワサビシート」が防虫効果を発揮するとの記事が出ていました。

「ワサビシート」は、ワサビの辛味成分である「アリルイソチオシアネート」(AITC)を含んでおり、細菌やカビの増殖を抑制できるのだそうです。

その「ワサビシート」を使うと、ヒアリが用意した餌などに近づけないことがわかったとのことです。

コンテナを「ワサビシート」で覆たり、港の入り口に敷き詰めることにより、ヒアリの拡大を止めることができると期待されています。

「ヒヤリ、ハット」ならぬ「ヒアリ、ワサビ」ですかね。

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ジェネリック医薬品に発がん物質?!

以前から危惧していたことが実際に起きてしまいました。ジェネリック医薬品に発がん物質が含まれていたとの報道がなされています。

『薬の原材料に、発がん性があるとされる物質「N―ニトロソジメチルアミン」が混入しているとして、欧州で7月上旬から自主回収が始まったため、2月6日から国内での自主回収が始まった。』とのこと。

ジェネリック医薬品は「有効成分」が同じだけで、有効性や安全性が担保できていないので、当医院では極力使用を避けていたのですが・・・・・・発がん性物質とは!

しかも欧州に自主回収が遅れること7ヶ月!!!! とても安心して使えません。

そんな当医院でも積極的に使用しているジェネリック医薬品があります。それは、一般のジェネリックとは区別される「オーソライズドジェネリック(AG)医薬品」です。

簡単に説明すると先発品とほぼ同一成分(有効成分以外も)で作ることを認められた薬です。

皆さんも飲まれている薬が先発品または「オーソライズドジェネリック(AG)医薬品」か、確かめてみませんか?

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大阪で麻疹

今朝は本当に寒かったですね。外を歩いていると耳が痛くなりました。昼間との気温差が大きいので、体調管理お気をつけくださいね。

さて、大阪の商業施設で麻疹が発生したと思ったら、新幹線を利用した人が麻疹だとわかり、不安が増しています。府内では12日までに去年1年間の発祥の3倍を超える46人に達しているそうです。

麻疹のことに関しては私がブログに書くより、厚生労働省のホームページに詳しく書かれているので、ご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/topics/2007/07/tp0710-2.html

ワクチンのことについても説明されているので大変参考になると思います。

ワクチンの需要に供給が追いつかない事態も起こってくるかもしれませんが、多くの人は抗体を持っていると思われますので、ご自身の子供の頃の病気について確認したり、予防接種歴を確かめたりと冷静な対応をお願いいたします。

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トンボから日焼け止め

ここ数日嘘のように暖かい日が続いています。風邪で来院される方も一息という感じですね。連休にかけて寒くなるようですので、お気をつけください。

さて、全国に広く生育するシオカラトンボですが、特殊な油脂成分を分泌していると産業技術総合研究所などの研究チームが報告しました。

水辺でよく見かけるシオカラトンボですが、成熟したオスは背中のあたりで紫外線を反射することが知られていました。この特徴に注目して研究を行ったとのことです。

背中から分泌される物質を分析したところ、油脂成分が分泌され板状の微粒子となって重なり合い紫外線を乱反射させていることが判明しました。このような物質は他の生物にはあまり見られないそうです。

この物質を利用すれば、金属などを含む日焼け止めより安全な日焼け止めが作れるのではと、期待が膨らんでいるとのことでした。

この記事を読んでひとつ気になったことは、シオカラトンボのメスはこの油脂成分を作っていないのでしょうか?もしメスを誘うための仕掛けだとしたら、開発された日焼け止めを塗るとメスのトンボがやたらに寄ってくるなんて事態にならないのかしらん?

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子宮頸がんワクチン

寒さも厳しく、冬本番といった感じですね。今日から2月ですので、春までもう少し・・・・・・冬来りなばですかね。

さて、2月4日の世界がんの日を前にWHOが子宮頸癌のワクチンについて見解を発表したそうです。

【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は1月31日、世界で年に30万人以上の女性が死亡する原因になっている子宮頸がんについて「予防・治療可能だ」と指摘、途上国を中心に早期診断とワクチンの普及が重要になっているとした。

WHOの統計では、2018年子宮頸がんの新規発症は推定57万人で、31万1千人が死亡しているとのことです。

この記事を伝えたネットニュースは

『子宮頸がんには日本でも年に約1万人がかかり、約3千人が死亡。ワクチン接種の費用も助成されるが、厚生労働省は副作用の訴えが相次いだことを受けて接種勧奨を中止している。』

とつたえています。

以前のブログ「HPVワクチンで子宮頸がんリスク低下」をお読みいただければありがたいです。

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膵臓がん

急な寒波と天気の崩れで、近畿地方にも積雪の予報が出ています。明後日は大阪女子マラソンですが、大丈夫なのでしょうか?

さて東北大大学院医学系研究科の海野倫明教授らのグループが、膵臓がんんでで切除術などの前に抗がん剤などの化学療法を行なった方が、生存率が高まると発表しました。

膵臓がの患者さん360人を追跡調査したところ、2年後の生存率は術前化学療法群が63.7%、手術先行群が52.5%であったそうです。

これまでは手術先行が標準治療だったのですが、術前に化学療法を行うことで、リンパ節への転移や再発が減少し、生存率が高まることが明らかになったそうです。

ただ、切除可能で術前化学療法が受けられる膵臓がんは全体の2割ほどしかなく、早期発見が必要不可欠であるとのことです。

将来的には膵臓がんの標準治療が変わるかもしれませんね。

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家庭内のインフルエンザ感染

冬の気候で寒さと乾燥が続き、インフルエンザで受診する方や学級閉鎖が増えているようです。お気をつけくださいね。

さて、インフルエンザで気になるのが「家庭内のインフルエンザ感染」です。(特に受験生のいる家庭では、心配ですよね。)

川崎市のとある医院の医院長が4700人のデータを解析して、「家庭内のインフルエンザ感染」に関する興味深いデータを公表しました。子どもを年齢ごとに、乳幼児、小学生、中高生の3つのグループに分け、これに母親、父親を加えて比較したとのことです。

他の家族への感染が一番多かったのが乳幼児で、二番目に多かったのが父親だったそうです。

乳幼児からの感染を防ぐには、病児と他の家族の食事時間などをずらして、同時にマスクを外すことがないように気をつけるなどの対策が考えられるとのことです。

父親からの感染に関しては、「お父さんたちの意識の低さ」が原因であると解析しています。病気になっても、家でマスクなどをして感染を防御するという意識が希薄であると指摘しています。

この発表で驚いたことは、父親からの感染は8.6%、一番高かった乳幼児からの感染でも12%程度と家庭内のインフルエンザ感染がそれ程高くないことなのです。

よく「インフルエンザで一家全滅」などの話を聞きますが、この結果から考えると最初の感染で食い止めれれば、十分に防ぐことは可能ではないかと思われました。

よければ参考にしてくださいね。

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