アルファー碁ゼロ

先週から雨ばかりだと思っていたら、週明けにかけて台風が来ているようです。洗濯物も乾かずに困ったものですね。天気や気温の変化で体調を崩さないように気をつけてくださいね。

さて、今回は碁のトップ棋士を打ち破った人工知能の進化した新しい囲碁ソフトについての話題です。

「アルファー碁」については以前に話題になったので、お聞きになったことがあるのではないでしょうか?「アルファー碁」はニューラルネットワークを利用したディープラーニング(強化学習)と、過去の膨大な棋譜(対戦データ)を基にしたパターン学習のハイブリッドだったのです。

今回の「アルファー碁ゼロ」は、人間の棋譜を使わずに強化学習だけで独自の「定石」までも作り上げ、「アルファー碁」との対戦では100戦100勝の成績を収めたとのことです。

こうなるまでに500万回の自己対戦をして強化学習したのだそうですが、プログラムの改良により以前では数ヶ月かかっていた学習を数日で熟したとのことです。

これまで、初期の学習など人間の手が必要だった段階が不要になり、効率的に自分で学習できるAIプログラムの可能性が見えてきました。

そんな医療診断AIプログラムが出来たら、私もお払い箱かしらん?

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ノーベル文学賞

急に寒くなりましたね。朝晩は冷え込むのでそろそろ毛布を用意する必要があるかもしれませんね。

さて、昨日ノーベル文学賞の発表がありました。残念ながら村上春樹さんの受賞はなりませんでしたが、日本生まれのイギリス人作家イシグロ・カズオさんが栄冠を手にしました。

イシグロさんの作品を読んだことはないのですが、日本でもテレビドラマの原作になったぐらい有名な方だそうです。数ある作品では、「記憶」という基本的な人間の活動が大きな役割を与えられているようです。

5歳で両親と英国に渡り、自分の「記憶」と「アイデンティティ」の葛藤があったのか無かったのか、窺い知ることはできませんが、同氏は個人の「記憶」だけでなく、国家的・社会的な「記憶」についても思索を巡らすと同時に、「忘却」というプロセスの存在意義にも想いを馳せているようです。

シェークスピア風に言えば「記憶するか、忘却するか、それが問題だ!」となるのでしょうか。

医学的にもまだまだ解明しきれない「記憶」。個人のみならず、国家や社会にもあるとすれば、思索・研究するフィールドは無限に続いていくのでしょうね。

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中世の遺跡にイルカの墓?

ひと雨ごとに秋の深まりを感じる季節になりましたね。過ごしやすい気候が長く続けばいいと思います。

さて、今回は不思議なニュースをネットで見つけましたので、取り上げてみたいと思います。

英国とフランスの間の島にある中世修道院の遺跡から「イルカの墓」が見つかったのだそうです。単に埋められていたのではなく、底を平らにし壁を左右対称に仕上げ、一方の端を丸みを帯びた形に削った墓に埋葬されていたのです。

何十年も発掘を続けてきた学者も「こんなものは見たことはありません。」と、首を傾げているとのことです。

研究者たちは、この不思議な発見に二つの仮説を立てたそうです。

1.宗教的な儀式として埋葬した。
2.食料として保存しようとした。

私としてはどちらもあまりしっくりこないのですが、皆さんはいかがですか?

「昔、修道士が海辺に打ち上げられた真っ白なイルカ(アルビノ)を見つけて、驚きながらもうやうやしく修道院に持ち帰り、丁寧に埋葬を行った。」などと自分なりの勝手な仮説を立てて、古代のロマンに思いを馳せてしまいます。

可能であれば、イルカの骨からDNAを取り出して、遺伝的に色素が作れない「アルビノ」だったのかどうか、調べてもらいたいものですね。

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子は親をうつす鏡

最近めっきり秋めいて、過ごしやすいですね。(湿度が高い日はありますが・・・・・)

さて、今回は昔からよく使われる言葉を取り上げてみたいと思います。

『「子は親をうつす鏡」
子に対する親の情愛やしつけが子に反映するから、子を見れば、どんな親か知ることができる。

(ことわざ辞典 第2版 新修 より)』

このことわざ、一度は聞いたことがありますよね。それが「ことわざ」に留まらない事の一端を示した研究が、米マサチューセッツ工科大(MIT)の研究チームから発表されました。

生後13か月~18か月の赤ちゃん68人に、箱に入った人形を大人が「30秒間努力して取り出す」または「10秒で容易く取り出す」様子を見せたあと、大きなボタンのついたチャイムを渡したところ、「努力して取り出す」様子を見せた赤ちゃんは「容易く取り出す」様子を見せた赤ちゃんに比べて、2倍ボタンを押す回数が多かったのとことです。

この結果から研究者は、大人が努力する姿を見た赤ちゃんは我慢強く物事に取り組むとする結論を導き出しています。

本当に?と思いながら、なんだか納得してしまいますね。

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レディーガガ活動休止

今回は、レディーガガが活動中した話題について書きたいと思います。

題名を見て「先生はレディーガガのフアンなんだ!」と思われた方も多いと思いますが、前衛的なファッション等に頭を傾げています。

今回は、活動中止になった原因が「線維筋痛症」という病気だとご本人が公表されました。一般にあまり馴染みのない病名ですが、ご存知ですか?

ネットによると・・・・・・

(引用)
線維筋痛症は全身に激しい痛みが起こる原因不明の病気だ。30代後半~40代前半の女性が発症することが多く、気圧、気温、光、音などあらゆる外的刺激を痛みとして感じるため、進行すると外出が苦痛になるなど、社会生活が困難になる。
(ここまで)

体に炎症などの異常が起こっていると知らせる「痛み」を過剰に感じてしまうのが病因であると考えられています。原因はまだはっきりはしていませんが、中枢神経系で痛みを増幅させているという説が有力です。

原因不明の痛みで、病院に通っても診断がつかなかったり、一応病名はついたが治療効果が芳しくない方は、この病気かもしれません。(日本人の数パーセントにこの病気があると言われています。)

かかりつけ医に相談してみては如何でしょうか?

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語源とネット炎上と医療

昨日は大阪市内で急に強い雨が降りましたが、雨雲レーダーでは大阪の中央部にだけ強い雨雲があり、近隣にはほとんど雨が降っていない状態になっていました。天候の不思議さを感じました。

いきなりですが、大阪のFM放送で「語源」の解説を朝に放送しています。毎日色々な語源の説明を聞くと、日頃何気なく使っている言葉に様々な背景や思いが込められていることに驚ています。

状況を詳らかに説明しなくても簡単な言葉で表現できるのは便利ですね。これは人間の抽象化能力のなせる技なのですが、過度に働くと困ったことになります。

その困った状況の一つが、「ネット炎上」なのだそうです。何気ない発言や記事の見出しが「炎上」する一因として、六割の人が中身を読んでいないとの研究結果があるそうです。(皆さんは電車の中吊り広告を見て、雑誌の中身を理解した様な気分になったことはありませんか?)

個人で気軽に情報発信できる時代になり、かかる思い込みが増幅されて収集がつかなくなってしまうことは、容易に想像できますね。これを意識的に行うのが「フェークニュース」ということになるのでしょうか?

医療の現場でも「過度の抽象化」が問題を引き起こすことは、以前のブログに書いた通りです。
うなぎと恵方巻きと抗生物質バイキングとカメハメハ大王と生活習慣病横山大観とわらび餅と血糖検査

お気をつけあそばせ。

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市大ストレッチ

8月も最終日ですが、まだまだ暑いですね。予報によると9月半ばまで暑いそうで・・・・・
困ったものです。

さて今回は以前からこのブログでも取り上げている、「眼精疲労・肩こり」に関する話題です。

これまで患者さんに、肩の動きを説明する方法をあれこれと工夫していたのですが、なかなか上手に伝えられずに苦労しておりました。先日、ネットサーフィンをしていますと「市大ストレッチ」というワードに出くわしました。

大阪市立大学で開発されたストレッチなのですが、簡単な動きで肩や背中のストレッチができるので、長々と理論を説明しなくてもすぐにできてしまいます。(百聞は一見に如かずですね。)

耳鳴・肩こり・頭痛・胸痛・眼精疲労のある方は一度試してみませんか?

「市大ストレッチ」動画URL https://youtu.be/mK-Sn3LvXPU

もちろん当院を受診いただいても・・・・・・・・

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寝室の明るさとうつ病

8月も終わりだというのに暑いですね。昨日は全国152地点で猛暑日となり、今夏一番の暑さになったそうです。まだまだ熱中症の危険が続きますので、こまめの水分補給を心がけてください。

さて奈良県立医大の研究チームが世界でも珍しい研究結果を発表しました。

(引用)

奈良県明日香村や香芝市などに住む60歳以上の男女863人の協力を得て、2010年から14年にかけて寝室にセンサーを設置。寝床に入ってから出るまでの明るさを計測した。健康などに関する質問にもこたえてもらい、その後の経過を2年間ほど追った。

(ここまで)

平均0.4ルクスの寝室が「暗め」グループと平均12.4ルクスの「明るめ」グループで、他の発症要因を調整しても約1.9倍「明るめ」グループでうつ病の発症が多かったとのことです。

寝室が「明るい」と眠りの質が悪くなり、睡眠覚醒リズムの乱れが起こり、心の不調につながっているのではないかと結論付けています。

やっぱり眠りの質は大切ですよね。「たかが睡眠、されど睡眠」ですね。

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ピーナツアレルギー

東日本は涼しいのに、大阪は暑さが続いていますね。

さて、今回はオーストラリアの研究者チームがピーナツアレルギーを改善する可能性のある治療法を見つけたと発表した話です。

メルボルンの小児医療研究所マードック・チルドレンズ・リサーチ・インスティチュートはピーナツアレルギーのある子供達に、1年半の間乳酸菌の一種「ラクトバチルス・ラムノサス」と少量のピーナツを徐々に量を増やしながら食べてもらったそうです。

その結果、82%の子供がピーナツ耐性になり、耐性を獲得した子供の8割が4年後でも問題なくピーナツを食べれるとのことです。

ピーナツアレルギーは、死に至るアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあり、アレルギーのある子供には朗報になるかもしれないと記事はつたえていいます。

以前から、アレルギーの原因となる食物を少量づつ摂取することにより、耐性が得られることは知られていましたが、乳酸菌を併用することで成功率が向上する可能性があるのかもしれません。

この治療法もまだまだ未知な部分があり専門家の指導のもと行われており、気楽に真似することは大変危険ですのでお気をつけください。

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クジラが増えると・・・・・

朝晩は少し涼しい風邪を感じますが、昼間はまだまだ暑いですね。休息と水分補給をして熱中症に気をつけましょう。

さて、今回は国際的に保護がされているクジラが増えたことによる影響について、興味深い報告がありましたので、紹介します

1.クジラが増えるとペンギンが減る!

地球の温暖化や、人為的な保護により増えたクジラが大量のオキアミを食べてしまうので、ペンギンの主食であるオキアミの不足によるものとの見方があるそうです。

2.クジラが増えるとクジラの座礁が増える!

オーストラリア西部ウエスタンオーストラリア(WesternAustralia)州沿岸でザトウクジラの座礁が急増しているのは、これらのクジラが栄養失調に陥っていることに関連していると考えられるとの調査報告がされています。

3.クジラが増えるとサメの出没が増える!

「反捕鯨国オーストラリアのフライデンバーグ環境相は政府系研究所の連邦科学産業研究機構(CSIRO)に対し、海岸でのサメ遭遇事故増加と鯨の生息数増加に因果関係がないか調査するよう指示した。」とのことです。沿岸でクジラが増えたことにより、クジラを捕食するホオジロザメが沿岸に集まりやすくなったのが一因ではないかと考えられているようです。

種の保存のためクジラを保護することは大切なことだと思いますが、色々な影響を及ぼす可能性があることに思いが至らないのではと心配になりました。

医療の世界でも、安易な投薬治療は予期しない影響を及ぼすこともあります。目的を見据えた診療・治療を続けていこうと決意を新たにしました。

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