1mmの線虫がガンを見つける!

春なのか初夏なのかわからない天気が続いていますね。気温の変化で、体調を崩している方が多いようですのでお気をつけくださいね。北海道では季節外れのインフルエンザA型が猛威をふるっているようです。インフルエンザ予防接種の効果も薄れてくる時期なので、心配です。

さて、今回は2年ほど前にブログ(尿1滴からがん検出)で取り上げた話題の続報が入りましたので、そのことについて書きたいと思います。

九州大学大学院理学研究院助教の廣津崇亮先生は「線虫博士」と呼ばれるほど、線虫の嗅覚について研究してこられた先生だそうです。

2013年に佐賀県の伊万里有田共立病院で外科部長をしている園田英人先生からこんな相談を受けたそうです。

「胃痛で来院した患者の胃にアニキサスという線虫が食いついていたため摘出手術をされたところ、そのアニサキスの食い付いている部分に早期胃がんが見付かりました。線虫の専門家としてこの現象をどう思われますか?」

線虫は1mmと小さいながらも、犬の1.5倍の1200もの嗅覚受容体(匂いを受け取る分子)を持っているので、ガンを嗅ぎ分けている可能性があると考え、研究を開始したとのことです。

その結果以前のブログに書いたように、ガンを尿一滴で安価に検査できるシステムを考えつき、あと数年で実用化できる目処がついたとのことです。

医学と他の分野が上手く連携すると素晴らしい成果が出るのですね。

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土星の衛星に生物?

米ジョンズ・ホプキンス大などの研究チームから、驚くべき発表がありました。土星の衛星エンケラドスに生命誕生の条件が揃っている可能性があるというのです。

以前からエンケラドスには分厚い氷の下に液体の水が存在することが知られていましたが、今回氷の海から噴出する水蒸気に「水素」が含まれていることが判明したそうです。

地球上の原始微生物の中に「水素」を食料として生命活動を維持しているものがあることから、「液体の水」と必要量の「水素」があるエンケラドスに生命誕生の条件が揃っているかもしれないとの今回の発表になったようです。

今回のデータを送ってきた探査機カッシーニは1997年に打ち上げられているので、およそ20年目の快挙ともいえます。

昔から「宇宙生命体」といえば映画やアニメの専売特許だったのですが、本当に発見されるかもしれないと思うとドキドキしますね。(それが極小さな微生物で目に見えないとしても・・・・・)

皆さんはどう思われます?

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ガン細胞と体内時計

花見の季節なのにパッとしない天気で、例年に比べてブルーシートの数も少ないような気がします。

国際電気通信基礎技術研究所(京都府精華町)から興味深い論文が出されました。

マウスに悪性の乳がん細胞を移植して、様々な遺伝子の変化を調べたとのことです。移植されたガンが広がる3日前から1週間後にかけて、体内時計の維持に重要な役割を果たすNr1d1遺伝子が肝臓で働かなくなり、様々な遺伝子の働きが乱されることがあきらかになったとのことです。

リズムの乱れた遺伝子には、酸化ストレスを除去するものや正常な細胞分裂に欠かせないものが含まれており、酸化ストレスでマウスの肝臓には肥大が認められました。

これまでガン細胞は、直接的に正常臓器を破壊するとかんがえられてきたのですが、新たな臓器障害のメカニズムがわかり、ガン患者さんの生活の質を改善する方法につながるかもしれないと報告しています。

睡眠覚醒リズムなどの体内リズムの乱れが、高血圧や糖尿病に影響を及ぼすことは以前から知られていますが、ガンの進行にも影響を重干しているのかもしれませんね。

やっぱり「快食・快眠・快便」は健康にとって大切なものでしたね。

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幸せな未来は「ゲーム」が創る

全国各地で桜の開花宣言が聞こえてきています。大阪城の桜の蕾も緩んでいるので、そろそろ宣言が聞けることでしょう。

さて今回のブログは「ゲーム」の話についてです。

題名にもある『幸せな未来は「ゲーム」が創る 』ですが、以前に読んだ本の題名なのです。内容としては、「高度に複雑化して仕事などのやり甲斐や手応えを感じることができない現代の社会システムに「ゲーム」の要素を加えることで、人に優しい社会になれる。」とのことでした。

しばらく忘れていたのですが、先日ネットで面白い記事が配信されていて不意に思い出したのです。きっかけとなった記事は、

「心の傷に起因するPTSD、「テトリス」で予防できる可能性」

というものです。

トラウマとなる出来事が起こって脳に記憶が定着する前の早い時期にテトリスをすると、悪い記憶が蘇るフラッシュバックが62%も減ったとのことです。(2日後にはほぼ0になったとのことです。)

まだまだ検討した人数も少なく、確実ではないそうですが興味深いですね。

現実が「ゲーム」に負けてしまう・・・・・・・・・

そういえば『幸せな未来は「ゲーム」が創る 』の原作題名は「REALITY IS BROKEN (現実は壊れている。)」でしたね。(なんだか意味深です。)

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木製キーボード

当医院を受診されたことのある方はご存知かもしれませんが、診察時にカルテ記入をしているキーボードが木製のキーボードなのです。

なんだか無機質に感じられるコンピュータと、自然を感じさせる木製キーボードとの対比が面白く感じています。ほとんど趣味の世界なのですが、時々「珍しいですね」とお声がけいただけることに気を良くして、これまで使っていた普通のキーボードに木製のカバーを掛けるタイプに飽き足らなくなり、本格的な木製キーボードを探し始めました。

色々と探し回ったのですが、量産されているほとんどの木製(竹製)キーボードはWindows仕様で医院で使っているマックに対応するものは、なななんと、9万円オーバー! しかも売り切れ!!

趣味の範囲を超えているので諦めかけたところネットで、リーズナブルな値段の思っていたような木製キーボードに出会いました。すぐに購入しようと思ったのですが、注文先がフランスで諦めておりました。

ところが1年ぶりにネットで見てみると、木製キーボードを販売しているフランスのホームページが日本語対応し、さらに魅力的な新型のが発表されており、気がついたらマウスをクリックしていました。

実はこのブログは昨日届いた新しい木製キーボードで入力しています。まだ慣れていませんが、徐々に手に馴染んでくるのではないかと期待しています。

よろしければ医院長ご自慢のキーボードを見に来られませんか?

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瞬間接着剤

今年はなんだか気温の変動が激しいような気がしてなりません。当院ではインフルエンザではなく普通の風邪や胃腸炎で来院される方が多いですね。

さて今回は、誰もが一度はお世話になったことがあると思われる「瞬間接着剤」の話です。

ネットで話題になっているのでご存知の方も多いと思いますが、軍手などをして瞬間接着剤を使うと危険なのだそうです。(普通にやってしまいそうですね。)

瞬間接着剤は空気に触れると薬液が「化学反応」を起こして固まるのですが、軍手などの繊維に吸着されると、薬液の表面積が増大して急激な「化学反応」が起こってしまうのです。その結果短時間に大量の熱が発生し、100℃に達することもあるそうです。

瞬間接着剤は直接手につくと厄介なので、手袋などをして使用したくなるのですが、その場合軍手などの染み込みやすい素材は避け、ポリエチレン製の手袋などを使用する必要があります。

身近に潜む危険(以前は塩素系の薬液と酸性の薬液を何気なく混ぜてしまうと塩素ガスが発生して健康被害が出たことがありましたね。)にお気をつけくださいね。

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ペンギンのスネ

気温の変化が大きく、風邪気味の方が多く受診に来られています。体調管理、お気をつけください。

さて、今回はガラパゴスペンギンの珍しい生態が判明したとそうです。このペンギンは、子供が巣立った後も親の近くに止まり、食べ物をねだるのだそうです。

この事実を発表したワシントン大学の生物学者P・ディー・ボースマ氏によると、「人間でも子供が自立した後、経済的余裕があれば親が生活費を援助してやることもあるでしょう。ペンギンの親も、基本的に同じことをしているのです。」と説明ます。

このことは気候変動の影響を受けやすく厳しい食糧事情のガラパゴスで生き残るために身につけた習性では無いかとボースマ氏は話しています。

「人間と同じようにガラパゴスペンギンも親のスネをかじっているのだなぁ」と感心していたのですが・・・・・・・・・・

可愛らしくチョコチョコ歩くペンギンの「スネ」って一体全体どこなんだろうと、気になってしまうのは医者の悪い癖ですかね。

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ひな祭り

今日は3月3日、言わずと知れた「ひな祭り」ですね。「ひな祭り」といえばお雛様を飾って、ちらし寿司やハマグリのお吸い物を食べるのが一般的ですよね。古式ゆかしい宮中を摸した、雛人形は平安時代から変わらない様な気がするのですが、現在の様式になったのは江戸時代のことだそうです。

元々は、5節句(季節の区切り)の一つである「上巳の節句」に草や藁で作った人形を川に流して、厄払いをしていたそうです。その人形と貴族の子供達が「ひいな遊び」で遊んでいた人形が結びついて、子供の健やかな成長を祈る「流し雛」になったのだそうです。

「大切な雛人形を流してしまうなんて…」と驚かれた方も多いと思いますが、その頃の人形は今の雛人形と比べて、ごくシンプルなものだったそうです。

江戸時代に入って人形作りの技術が向上すると、雛人形は川に流されず家の中で代々飾られる様になり、現在の形になったそうです。(ひな祭りの日付も江戸幕府が3月3日に固定したのだそうです。)

実は、私の専門分野である循環器の世界でも同じ様なことがあるのです。それは、急性心筋梗塞の患者さんを救命する時に血管内に挿入するカテーテル(長い管)についてなのです。

一九二九年に国家試験に合格したばかりの研修医ヴェルナー・フォルスマンが、患者さんに使われる尿管カテーテル(尿採取用の管)を自分の血管内に挿入して(もちろん新品ですよ)、それまでできなかった心臓に直接薬剤を注入する治療の原理を確立しました。

のちに彼は、ノーベル医学生理学賞を受賞するのですが、心臓カテーテルは元々尿管カテーテルだったのです!!

「ひな祭り」の話も興味深いですが、カテーテルの話もすごいと思いませんか?

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ハビタブル惑星

暖かくなったり寒くなったり、なんだか安定しない気候ですね。それでも、梅の花が咲いたり確実に春の息吹を感じるこの頃です。

唐突ですが皆さんは「ハビタブル惑星」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?ちょっと耳慣れない言葉ですが、生命の存在が可能な惑星を意味する言葉なんです。

つい先日NASAから驚くべき発表がありました。それは、地球から39光年の距離に、惑星表面に液体の水が存在しうる「ハビタブル惑星」を3個も見つけたというのです。

2015年には、地球から14光年の距離に「ハビタブル惑星」があると報告されており、「地球外生命体発見」の可能性が高まっているのかもしれませんね。

何万光年も遠くに「ハビタブル惑星」があったとしても、地球から見ている惑星の姿は何万年も前の姿で、今ではすでに「ハビタブル惑星」ではなくなっているかもしれないのです。

39光年は光の速度で39年かかる気の遠くなる様な距離ですが、宇宙ではほんのお隣さんです。
「チョット訪問」と気楽にはいかないまでも、なんらかの方法で「地球外生命体」の存在を確かめることができるかもしれませんね。

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花粉症の薬

花粉症の人には憂鬱な季節がやって来ました。今年の花粉量は九州・四国・近畿・東海地方で非常に多いそうです。すぎかふんの飛散量は、福岡で2月の下旬から3月の上旬にかけてピークとのことです。

アレルギー性鼻炎や結膜炎のある方は、外出時にマスクをしたり、玄関先に空気清浄機とコート掛けを置いて家の中に花粉を持ち込まないようにしたり、色々と工夫をなされているようです。

しかし病院から貰っているアレルギー薬については、「花粉症の薬」と十把一絡げにしている方も多いと思います。

症状がひどい時に2週間程度使うだけなら、どの種類の「花粉症の薬」でも良いと思うのですが、長期に使用する場合にはどんな「花粉症の薬」を使っているのか気にかけておいた方が良いのです。

以下に主な「花粉症の薬」について簡単に纏めてみます。

ステロイド剤はアレルギー症状に対して強力で速効性の効果がありますが、長期の服用は副作用が心配されるためお勧めできません。

一般によく使われる抗ヒスタミン薬(「アレ○○」と名前のついている薬です。)は、効果も強力でステロイド剤と比べて使いやすい薬です。

ステロイド剤や抗ヒスタミン薬の点眼薬や点鼻薬があります。(薬の総量が減らせるので、飲み薬と比較して長期使用もしやすいです。)

これ以外にも色々な「花粉症の薬」が使われていますが、上記のような花粉症の症状を緩和するお薬を使うのか、アレルギー反応自体を減弱させる治療をするのか、両方併用するのか、色々選択肢がありますので、現在の治療に満足していない方や長期に「花粉症の薬」を服薬しないといけない方はご相談ください。

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