瞬間接着剤

今年はなんだか気温の変動が激しいような気がしてなりません。当院ではインフルエンザではなく普通の風邪や胃腸炎で来院される方が多いですね。

さて今回は、誰もが一度はお世話になったことがあると思われる「瞬間接着剤」の話です。

ネットで話題になっているのでご存知の方も多いと思いますが、軍手などをして瞬間接着剤を使うと危険なのだそうです。(普通にやってしまいそうですね。)

瞬間接着剤は空気に触れると薬液が「化学反応」を起こして固まるのですが、軍手などの繊維に吸着されると、薬液の表面積が増大して急激な「化学反応」が起こってしまうのです。その結果短時間に大量の熱が発生し、100℃に達することもあるそうです。

瞬間接着剤は直接手につくと厄介なので、手袋などをして使用したくなるのですが、その場合軍手などの染み込みやすい素材は避け、ポリエチレン製の手袋などを使用する必要があります。

身近に潜む危険(以前は塩素系の薬液と酸性の薬液を何気なく混ぜてしまうと塩素ガスが発生して健康被害が出たことがありましたね。)にお気をつけくださいね。

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ペンギンのスネ

気温の変化が大きく、風邪気味の方が多く受診に来られています。体調管理、お気をつけください。

さて、今回はガラパゴスペンギンの珍しい生態が判明したとそうです。このペンギンは、子供が巣立った後も親の近くに止まり、食べ物をねだるのだそうです。

この事実を発表したワシントン大学の生物学者P・ディー・ボースマ氏によると、「人間でも子供が自立した後、経済的余裕があれば親が生活費を援助してやることもあるでしょう。ペンギンの親も、基本的に同じことをしているのです。」と説明ます。

このことは気候変動の影響を受けやすく厳しい食糧事情のガラパゴスで生き残るために身につけた習性では無いかとボースマ氏は話しています。

「人間と同じようにガラパゴスペンギンも親のスネをかじっているのだなぁ」と感心していたのですが・・・・・・・・・・

可愛らしくチョコチョコ歩くペンギンの「スネ」って一体全体どこなんだろうと、気になってしまうのは医者の悪い癖ですかね。

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ひな祭り

今日は3月3日、言わずと知れた「ひな祭り」ですね。「ひな祭り」といえばお雛様を飾って、ちらし寿司やハマグリのお吸い物を食べるのが一般的ですよね。古式ゆかしい宮中を摸した、雛人形は平安時代から変わらない様な気がするのですが、現在の様式になったのは江戸時代のことだそうです。

元々は、5節句(季節の区切り)の一つである「上巳の節句」に草や藁で作った人形を川に流して、厄払いをしていたそうです。その人形と貴族の子供達が「ひいな遊び」で遊んでいた人形が結びついて、子供の健やかな成長を祈る「流し雛」になったのだそうです。

「大切な雛人形を流してしまうなんて…」と驚かれた方も多いと思いますが、その頃の人形は今の雛人形と比べて、ごくシンプルなものだったそうです。

江戸時代に入って人形作りの技術が向上すると、雛人形は川に流されず家の中で代々飾られる様になり、現在の形になったそうです。(ひな祭りの日付も江戸幕府が3月3日に固定したのだそうです。)

実は、私の専門分野である循環器の世界でも同じ様なことがあるのです。それは、急性心筋梗塞の患者さんを救命する時に血管内に挿入するカテーテル(長い管)についてなのです。

一九二九年に国家試験に合格したばかりの研修医ヴェルナー・フォルスマンが、患者さんに使われる尿管カテーテル(尿採取用の管)を自分の血管内に挿入して(もちろん新品ですよ)、それまでできなかった心臓に直接薬剤を注入する治療の原理を確立しました。

のちに彼は、ノーベル医学生理学賞を受賞するのですが、心臓カテーテルは元々尿管カテーテルだったのです!!

「ひな祭り」の話も興味深いですが、カテーテルの話もすごいと思いませんか?

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ハビタブル惑星

暖かくなったり寒くなったり、なんだか安定しない気候ですね。それでも、梅の花が咲いたり確実に春の息吹を感じるこの頃です。

唐突ですが皆さんは「ハビタブル惑星」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?ちょっと耳慣れない言葉ですが、生命の存在が可能な惑星を意味する言葉なんです。

つい先日NASAから驚くべき発表がありました。それは、地球から39光年の距離に、惑星表面に液体の水が存在しうる「ハビタブル惑星」を3個も見つけたというのです。

2015年には、地球から14光年の距離に「ハビタブル惑星」があると報告されており、「地球外生命体発見」の可能性が高まっているのかもしれませんね。

何万光年も遠くに「ハビタブル惑星」があったとしても、地球から見ている惑星の姿は何万年も前の姿で、今ではすでに「ハビタブル惑星」ではなくなっているかもしれないのです。

39光年は光の速度で39年かかる気の遠くなる様な距離ですが、宇宙ではほんのお隣さんです。
「チョット訪問」と気楽にはいかないまでも、なんらかの方法で「地球外生命体」の存在を確かめることができるかもしれませんね。

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花粉症の薬

花粉症の人には憂鬱な季節がやって来ました。今年の花粉量は九州・四国・近畿・東海地方で非常に多いそうです。すぎかふんの飛散量は、福岡で2月の下旬から3月の上旬にかけてピークとのことです。

アレルギー性鼻炎や結膜炎のある方は、外出時にマスクをしたり、玄関先に空気清浄機とコート掛けを置いて家の中に花粉を持ち込まないようにしたり、色々と工夫をなされているようです。

しかし病院から貰っているアレルギー薬については、「花粉症の薬」と十把一絡げにしている方も多いと思います。

症状がひどい時に2週間程度使うだけなら、どの種類の「花粉症の薬」でも良いと思うのですが、長期に使用する場合にはどんな「花粉症の薬」を使っているのか気にかけておいた方が良いのです。

以下に主な「花粉症の薬」について簡単に纏めてみます。

ステロイド剤はアレルギー症状に対して強力で速効性の効果がありますが、長期の服用は副作用が心配されるためお勧めできません。

一般によく使われる抗ヒスタミン薬(「アレ○○」と名前のついている薬です。)は、効果も強力でステロイド剤と比べて使いやすい薬です。

ステロイド剤や抗ヒスタミン薬の点眼薬や点鼻薬があります。(薬の総量が減らせるので、飲み薬と比較して長期使用もしやすいです。)

これ以外にも色々な「花粉症の薬」が使われていますが、上記のような花粉症の症状を緩和するお薬を使うのか、アレルギー反応自体を減弱させる治療をするのか、両方併用するのか、色々選択肢がありますので、現在の治療に満足していない方や長期に「花粉症の薬」を服薬しないといけない方はご相談ください。

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睡眠と認知症

最近、日本睡眠学会の学術集会で、睡眠と認知症の関係について面白い報告がなされたのでブログに書いてみたいと思います。

東京医科歯科大学脳統合機能研究センターの認知症研究部門特任教授朝田先生は、30分以内の昼寝週慣があるとアルツハイマー型認知症になりにくく、1時間以上の昼寝だとなりやすくなるとの研究成績を紹介したとのことです。

また、以前よりベンゾジアゼピン系の睡眠薬がアルツハイマー型認知症の発症に関与しているとの報告があるが、脳細胞に対する直接的な影響ではないことを突き止めたそうです。

『脳では多くの神経細胞が使用されないまま存在しており、「予備軍細胞」によって脳の活力低下に対する代償機能が期待できる。』のだそうです。

ですので、長期にわたるベンゾジアゼピン系の睡眠薬投与で「予備軍細胞」が痛んでいると、認知症が発症しやすくなるのです。

御自身の睡眠を見直して見ませんか?

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節分

今日は節分ですね。最近は全国に広がっていますが、恵方巻きご存じですか?(関西の人なら知っていますよね。)今年の恵方は「北北西やや北」だそうです。

因みに「北」と「北北西」の間は「北北北西」ではなく、「北微西」になるそうです。今年の恵方を32方位で表すとほぼ「北微西」の方角ということになると思います。

ところで「節分」はもともと各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日の事で、年に四回あったそうですが、江戸時代の頃から「節分」といえば春の節分を指すようになったのだそうです。

「節分」といえば先ほどの「恵方巻き」よりも「豆まき」を思い浮かべる方が大半だと思います。その「豆まき」の時期に合わせて消費者庁が注意を促しているのです。

それは「3歳ごろまでは乾いた豆やナッツ類は食べさせないでほしい」というものなのです。

(ネットから引用)————————-
消費者安全課によると、豆やナッツは形や大きさ、硬さから他の食品よりも気管に入りやすい。担当者は「特に乳幼児ののどは未発達で気管に入りやすい。窒息する恐れがあり、小さな破片でも肺炎を起こすことも。誤って口に入れないように豆まきをしたら片付けも徹底してほしい」としている。
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最近は、袋入りのまま豆まきが出来る製品も開発されているそうです。小さなお子さんのいるお家はお気を付けくださいね。

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動物の種(しゅ)を超えて・・・・

大寒波が襲ってきて、全国的に大雪が降ったり乾燥しているようです。空気の乾燥は火事を増やすだけでなく、インフルエンザの流行にも影響を及ぼします。東京では、インフルエンザが猛威を振るっているとのことこです。

さて、今回のブログは驚くべき細胞工学の技術について書きたいと思います。

紹介する最初のニュースは、米カリフォルニア州のソーク研究所などのチームが人間の細胞を含むブタの胎児を作ることに初めて成功したとのことです。

この技術が進んでブタの体内で人間の臓器を作ることが出来れば、移植医療に大きなブレークスルーをもたらすと期待されるのですが、現状では含まれる人間の細胞は少なく、ブタの細胞10万個あたり人間の細胞1個以下とのことです。

これはすごい話ですが、まだまだ解決しなければならない問題が多くあり私の生きている間には、実用化は無理と思っていました。ころが、すぐに日本からビックリするようなニュースが飛び込んできたのです。

東京大医科学研究所の中内啓光教授らの研究チームが、マウスの膵臓をラットの体の中で作成し、糖尿病のマウスにラットから取り出した膵臓を移植することで、マウスの糖尿病を治療したというのです。(通常は種(しゅ)が違うので、ラットの膵臓をマウスに移植しても免疫反応で拒絶されてしまいます。)

方法としては先ほどのブタの例と同じなのですが、中内教授らはラットの受精卵に膵臓を作れなくする遺伝子改変を行った上で、マウスの細胞を移植し膵臓でのマウス細胞の比率を飛躍的に高めたことにより移植可能となったようです。(移植後の膵臓では、僅かに残っていたラットの細胞は消えてしまうとのことです。)

これらのニュースが片方のみならそれ程驚かないのですが、上手に組み合わせれば(心臓の出来なくしたブタの受精卵に人間の細胞を注入して・・・・・)、心臓移植待ちの長いリストが消えて無くなるのを生きている間に見ることが出来るかもしれません。

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「高齢者」の定義とサザエさん

前回は寒波について書きましたが、寒さが続いていますね。それにインフルエンザが大流行中のようです。外出後にはうがい・手洗いを心がけてください。

さて日本老年学会と日本老年医学会が、現在「65歳以上」とされている高齢者の定義を見直したそうです。体力・生活機能などを科学的に検証した結果、以前より5−10歳の「若返り」が認められたとのことです。

このことを受けて、65〜74歳を「准高齢者」、75〜89歳を「高齢者」、90歳以上を「超高齢者」と定義しようと提言を出しました。(65〜74歳の方の定義は、冥王星が「準惑星」になったことを連想させますね。)

ところで「65歳以上が高齢者」であるとする現在の定義が、現状にあっていないことを実感する事例があります。それが、サザエさんの登場人物の年齢なのです。

磯野波平 54歳、磯野フネ52歳 (何と波平さんと藤井フミヤさんが同じ年齢?!!)

そう考えると、今回の提言は的を得ていると思えませんか?

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今シーズン最大の寒波

明日の土曜日から日曜日にかけて、今シーズン最大の寒波がやってくるようです。正月の暖かさも一変して大阪でも氷点下だそうですので、お気を付けください。

さて、14日・15日は大学入試センター試験(共通一次試験と言ってしまいそうになります)が行われるので、都市部に積雪があると交通が乱れて大変なことになるかもしれません。受験生のみならず警戒が必要そうですね。

この困り者である寒波の正体は、日本の上空5000メートル付近にある氷点下36度以下の強い寒気なのだそうです。しかし5Kmも上空にある寒気を直接知ることは出来ないので、気温の低下やどか雪などのかかる寒気が及ぼす影響を総じて「寒波」と理解しているのでしょうね。

そういえば、ウィルスが呼吸器官に感染を起こして、咳・痰・発熱・咽頭痛等を起こす病態を、通常は何のウィルスが感染しているか直接知ることが出来ないので、総じて「風邪」と理解するのに似ているかもしれません。

気温の低下や乾燥は「風邪」のもとです。今週末はお気を付けあそばせ!

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