糖尿病を一番見ているのは循環器医って知ってました?

「糖尿病を一番診ているのは循環器医って知ってました?」などと書いて、この先生大丈夫かと思われたかも知れません。そういえば循環器内科医院のブログなのに、「糖尿病」の話ばかりをしていると訝りながらも妙に納得された方もおられるのではないでしょうか?

このように書いたのには訳があります。以前、国立循環器病センターで「軽症の糖尿病」を治療することにより心筋梗塞の再発が少なくなるか調べる大規模臨床研究を始めることになりました。早速、糖尿病の大家の先生(「糖の流れ」といわれている先生です。)に協力のお願いに上がったところ、

『「軽症の糖尿病」の方は私のような糖尿病専門医のところには、受診されていない。循環器の先生方の所で数多く診療されており、ひどくなってから私のところに送ってこられることが常だよ。』とのお言葉をいただきました。

まさに目からウロコの瞬間で、私の中で「糖尿病」の考え方が大きく変わりました。急いで、高血圧などの循環器疾患の患者さんに、「軽症の糖尿病」を診断するため75g経口糖負荷試験を行いましたが、さきのお言葉通り「糖尿病を一番診ているのは循環器医である。」事を思い知らされました。

まだまだ「糖尿病を一番診ているのは循環器医である。」という事は、一般に知られていません。高血圧や高脂血症等のよくある疾患に「軽症の糖尿病」が隠れている可能性を知っていただけると幸いです。

 

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