検査値の正常値と異常値について(3): 情報とは何か?

 検査値の正常と異常値についてブログを書いているのですが、専門的な内容をわかりやすく書く文才が私にはないので、難航しております。そこで今回は、少し視点を変えて「情報」について考えていることを書きたいと思います。

「情報とは何か?」と改めて考聞かれると、なかなか答えにくい物であることが分かります。今取り上げている検査値も当然「情報」であることを考えると、日常生活で、目にする情報の大半は記号(数字や文字)によって表されているので、捕らえにくい物と思われる方は少ないかもしれません。

記号化された情報は一見明確で曖昧さが無いものと見えるのですが、昔らか「行間を読む」など記号化されるに当たって「切り捨てられたもの」がある事が知られています。このところを忘れて情報を取り扱うと、ちょっと困ったことになります。(マスコミやインターネットの世界では、元の状況を無視して、症状だけで「あなたはこの病気かもしれない・・・・・・」という危険な「情報」があふれていますよね。)

「情報」を評価する場合(検査値や自覚症状も「情報」です。)、巷にあふれている(記号化された)「情報」に振り回され無いように、その「情報」が記号化される時にどの様な「前提条件」であったのか、その「前提条件」が自分に当てはまるのかを十分に吟味する必要があるのです。 

閑話休題。

次回は専門的な内容を分かりやすく書けるか心配です。

 

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