コレステロールの検査値について(2)

前回「善玉・悪玉コレステロールの比率(LDL/HDL)が大切だと」書かせていただきましたが、コレステロールに天使や悪魔のような善玉・悪玉があるのでしょうか?今回はその説明をします。

インターネットを見てみますと、

『血液中のコレステロールは、たんぱく質と複合体を形成してリポタンパクとして存在しています。リポタンパクは、比重の重さによってhigh density lipoproteinHDL、高比重リポタンパク)、low density lipoproteinLDL、低比重リポタンパク)、very low density lipoproteinVLDL、超低比重リポタンパク)、cylomicron(カイロミクロン、乳び脂球)の、4種類に分けられます。 その内、コレステロールを主に運んでいるのがHDLLDLで、HDLに運ばれているコレステロールをHDLコレステロール、LDLに運ばれているコレステロールをLDLコレステロールと呼んでいます。』

と説明されています。つまりコレステロールに違いがあるわけではなく、コレステロールが複合体を作る蛋白質により比重(デンシティー)が異なり、HDLコレステロールやLDLコレステロールに分けられているのです。その中でもハイデンシティー(比重の高い)リポタンパク(HDL)は、血管からコレステロールを引き抜いて肝臓に運ぶ働きをしています。逆にローデンシティー(比重の低い)リポタンパク(LDL)は血管にコレステロールを運ぶ働きをしています。

動脈硬化の原因の一つとして血管にコレステロールが蓄積することがあるので、血管にコレステロールを運ぶLDLは悪玉で血管からコレステロールを抜き取るHDLは善玉となるわけです。

 

必要があって体に備わっているものなのに、人間の勝手な都合で悪玉にされるLDLの言い分を聞いてみたいですね。

 

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