睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?(1)

このブログでは生活習慣病について書いてきましたが、今回からしばらく「睡眠時無呼吸症候群」について書いてみたいと思います。

「睡眠時無呼吸症候群」はスリープ・アプネア・シンドローム(略してSAS「サス」)の日本語訳ですが、文字通り睡眠中に無呼吸になる病態です。どれ程の無呼吸かと言えば、10秒以上続く無呼吸が睡眠1時間あたり5回以上(平均)起こり、これにより日中の眠気などの症状が出てくればSAS(睡眠時無呼吸症候群)ということになります。日中に、疲労感がとれない、身体が重く感じられる、頭がズキズキ痛む、集中力や意欲が持続しないなどに加えて、「いびきをかく」人はSAS(睡眠時無呼吸症候群)の可能性があります。

この病態がやっかいなのは、症状が眠気や疲労感などの体調不良や加齢によるものと勘違いされやすいものであることと、眠っているときに無呼吸が現れるために本人自身が気付けないことにあります。

当医院で検査を受けてSAS(睡眠時無呼吸症候群)と診断された方のほとんどは、ご家族に「寝ているときに呼吸が止まっているよ!」と言われた事がきっかけになっていることからも、本人には気付けないこの病態の特徴が現れていると思います。

日中に、疲労感がとれない、身体が重く感じられる、頭がズキズキ痛む、集中力や意欲が持続しないなど症状がある方や、家族に「寝ているときに呼吸が止まっているよ!」と言われる方は、早い時期に検査をうけられる事をおすすめします。適切な診断と治療を行えば、熟睡した朝の爽快感が戻ることもありますので、年のせいや疲れのせいと早合点せずにご相談いただけると幸いです。