たかが肩こりされど肩こり(1)

特に小さなお子さんのおられる若いお母さんが多いと思うのですが、「肩こり」や「頭痛」に悩まされるケースが多いようです。頻繁に子供さんを「だっこ」するので仕方ないとあきらめたり、症状が重く辛い場合には肩を回したり指圧をしたりして何とか凌いでおられるようです。


たかが「肩こり」や「頭痛」なのですが、「なんとなくやる気が出ない」意欲低下が伴う場合には少し注意が必要となります。それは、軽いうつ病の身体症状としての「肩こり」や「頭痛」かも知れないのです。

うつ病の身体症状として宮澤仁朗先生がチェックリストを作成されています。
「朝、だるくて起き上がれない。」
「仕事に行きたくない気持ちが強い。」
「新聞も読めず、テレビを見る気もしない。」
「人と会うのはもちろん、話すのもおっくう。」
「頭が締め付けられるよう。」
「手足がしびれてびりびりする。」
「首が重く、肩がこる。」

この様に書くと一つでも当てはまると「私はうつ病だ」とビックリする方もおられると思いますが、そうではありません。全体の傾向として全て「うん、うん」(宝くじのCMではないですが・・・)と頷ける場合には、うつ状態の可能性が高くなります。一度、お医者さんに相談してみてください。


「肩こり」や「頭痛」だけのときはうつ病の可能性は極めて低く、多くの場合に現代病と言われる「眼精疲労」が関わっています。コンピュータなどの画面を見ている時間が長かったり、長時間の読書習慣があったり、コンタクトレンズを使っている人は要注意です。
「最初の2つは解るけど、どうしてコンタクトレンズ・・・・・?」との声が聞こえてきそうですね。


「謎解きは1週間の後で」お願いします。






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