月別アーカイブ: 2012年11月

循環器内科医とは?

だんだんと寒くなってきましたが、体調は如何でしょうか。巷では胃腸炎と咳の続く風邪がはやっています。お気をつけください。

 

さて、当院は地域に根ざした専門医のいる医院を目指しております。開院時に気合を入れて「きむ循環器内科医院」と大層な名前を付けたので、気楽に受診しにくい雰囲気を醸し出しているようです。少しでも敷居を低くしようとホームページのはじめに下記のような「循環器内科」の説明文を載せております。
 
『循環器内科とは一般に馴染みのない言葉ですが、心臓・血管など血液の循環にかかわる疾患を主に診療する内科です。ひらたく言えば「循環器+内科」で、心臓血管などの疾患を診れる内科医師と考えていただいて良いと思います。 心臓血管疾患の治療といえば、心筋梗塞や大動脈瘤など恐ろしい病気を高度な医療で治療していて一般の方には関係が薄いような印象を受けられるかもしれません。
 
一般的に先進的医療や専門医は症状のない私とは関係ないと思われがちですが、ちょっとした異常やごく軽度の症状から必要十分な処置を見極める事は、専門医 が最も力を発揮する場面であると考えております。検査データの変化のみに一喜一憂していると、「検査値は下がったけど、重症化のリスクは下がらない。」状 態に陥る事もあります。「こんなことで病院に行っても…」と思わず、受診していただけると幸いです。』
 
それでも、「風邪は診てもらえるのですか?」と来られた方に気を遣わせるのはまだ良い方で、循環器内科医の専門であるはずの「高血圧」についても「高血圧は診てもらえるのですか?」と聞かれることも良くあり「循環器内科」がまだまだ言葉として一般に浸透していないことを思い知らされております。
 
風邪や腹痛などの一般的な内科疾患に加えて、生活習慣病の原因となる動脈硬化そして動脈硬化につながる健診異常を診療するのが「循環器内科医」と思っていただければ間違いないと思います。(平たく言えば生活習慣病医+内科医になりますかね?)健診異常がありましたら、気楽に健康相談にいらしてくださいね。・・・・・・・・「ワタシがお待ちしています。」(40代以下の方々再び古いネタですみません。)
 
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胃腸炎が流行っています

先月までは咳が3−4週間続く変な風邪が流行っていましたが、今月に入ってから胃腸炎の方が多いようです。子供さんからもらう方も多いようですが、感染力が強いようで職場でも蔓延傾向があるようです。

今回の胃腸炎の特徴としては初期の2−3日は喉の痛みがあるので、「風邪のひきかけかなぁ?」と思われるそうです。市販薬などで様子を見ていると喉の痛みは退いてくるのですが、それと入れ替わりに胸やけや嘔吐・腹痛や下痢といった消化器症状が前面に出てくると同時に微熱が出てくるようです。
症状が酷い期間は4-5日程ですがその後も、なんとなく「ムカムカ」するとか「お腹がゴロゴロ」などの軽い消化器症状が続くようです。(人によっては、増悪・改善を繰り返すようです。)

消化器症状が治まってくると、再び喉の「イガイガ」感が出てきたり、夜の咳がなかなか取れなかったりするため、「何か悪い病気ではないか・・・・・?」と心配される方が多いように見受けられます。

症状は胃薬や整腸剤でかなり緩和されるようですので、辛いのを我慢するより受診して投薬を受けられるのをお勧めします。

 

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警告灯と健診異常

大阪ではこの日曜日に雨が降るようですが、その後急激に気温が下がるそうです。樹木の葉がやっと色付いてきたところなのにお天気さんも気が早いものですね。もう少し秋を堪能させてくださいな。

2週間ほど前からになりますが、私が乗っている車の警告灯(単なるランプではなくエンジンの形をしたものや○に△が組み合わされた図形など)が点灯するようになってしまいました。運転していて特に不調はないのですが、「急に壊れるのではないだろうか・・・・・?」と不安な気持ちになり、木曜日午後の休診を利用して点検に行って参りました。

運転に大きな影響を与える場所の異常ではなかったのですが、警告灯の点灯にメインのコンピュータボードが関与しているようで、完全に元の状態に戻すには「目が飛び出るような」金額がかかるとのことでした。

結局、安全に問題がないとの事なので警告灯が点灯した状態のままにすることにしました。点検する前は不安な気持ちで一杯だったのですが、原因と対処方法が解って気分がすっきりしました。

点検からの帰りの道すがら、「健康診断で異常値を指摘された人も同じように不安な気持ちを抱えているのではないだろうか?」と心配になると同時に、多くの健診異常の方々が「『お医者さんに相談だ』×2回以上受診」の気持ちで来院して、少しでも安心をしていただくにはどうすればいいのだろうかと、点灯したままの警告灯を見ながら考え込んでしまいました。

(以前のブログ「ピカソと医療」をご参照ください。)

 

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現実と仮想の境界

11月に入り寒さが増してきました。巷では、マイコプラズマ肺炎が猛威をふるっています。室内の適切な加湿と、うがい・手洗を習慣づけるようにしてくださいね。(当院では吐き気や胸やけを伴う風邪は減っている様ですが、喉の痛みと咳が出る風邪が増えているようです。)
また、当院でもインフルエンザの予防接種を開始しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

最近のコンピュータ技術の発展には目を見張る物があります。例えば新型のタブレットなどは、画面表示が高度すぎて印刷と見まがう程になっていますし、私が大学のころに使っていた大型コンピュータより何倍も高性能なパソコンがそこそこの値段で手に入ります。

一つ一つ挙げていくと記述スペースがいくらあっても足らないので割愛しますが、今回は「3Dプリンター(立体プリンター)」について書きたいと思います。

「3Dプリンター(立体プリンター)」はごく小さな箱を(積み木のように)並べることにより立体を作り出す器械です。普通のプリンターがインクの点(ドット)を一つ一つ並べて印刷するの動作と、小さな箱(キューブ)を積み重ねる動作が似ているために「3Dプリンター(立体プリンター)」と呼ばれるようです。

以前は数千万円もする巨大な器械で新製品の試作などに大きな会社では使われていたようですが、今年に入って机の上に乗る十数万円の「3Dプリンター(立体プリンター)」が相次いで発売されて個人でも容易に入手できるようになってきました。

ネット社会の発達により、現在では実店舗(リアル店舗)に行かなくてもインターネットで買い物が24時間いつでも出来るのが当たり前になっていますが、商品が届くまでの時間(品切れの場合は大変ですね)はどうしようもありませんね。

「3Dプリンター(立体プリンター)」が高機能化して一般に普及すれば、インターネットからデータをダウンロードして、「3Dプリンター(立体プリンター)」に送ってやれば自分でほしい物が印刷できるし、サイズが合わないなど気に入らないところがあればデータを手直しして印刷すれば、ほしい物がすぐに手に入ることになります。

現実と仮想の境界がまたひとつ破られた気がします。もし分子レベルで操作ができる「3Dプリンター(立体プリンター)」があれば、インフルエンザのワクチンも必要なときに自宅で作れるようになるかも知れません。そうなれば、まるで私が昔見たSFドラマ「スタートレック」の世界ですね。(宇宙船は実現するとして、クリンゴン人は・・・・・・・・・(40歳以下の方古いネタでごめんなさい。))

 

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