現実と仮想の境界

11月に入り寒さが増してきました。巷では、マイコプラズマ肺炎が猛威をふるっています。室内の適切な加湿と、うがい・手洗を習慣づけるようにしてくださいね。(当院では吐き気や胸やけを伴う風邪は減っている様ですが、喉の痛みと咳が出る風邪が増えているようです。)
また、当院でもインフルエンザの予防接種を開始しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

最近のコンピュータ技術の発展には目を見張る物があります。例えば新型のタブレットなどは、画面表示が高度すぎて印刷と見まがう程になっていますし、私が大学のころに使っていた大型コンピュータより何倍も高性能なパソコンがそこそこの値段で手に入ります。

一つ一つ挙げていくと記述スペースがいくらあっても足らないので割愛しますが、今回は「3Dプリンター(立体プリンター)」について書きたいと思います。

「3Dプリンター(立体プリンター)」はごく小さな箱を(積み木のように)並べることにより立体を作り出す器械です。普通のプリンターがインクの点(ドット)を一つ一つ並べて印刷するの動作と、小さな箱(キューブ)を積み重ねる動作が似ているために「3Dプリンター(立体プリンター)」と呼ばれるようです。

以前は数千万円もする巨大な器械で新製品の試作などに大きな会社では使われていたようですが、今年に入って机の上に乗る十数万円の「3Dプリンター(立体プリンター)」が相次いで発売されて個人でも容易に入手できるようになってきました。

ネット社会の発達により、現在では実店舗(リアル店舗)に行かなくてもインターネットで買い物が24時間いつでも出来るのが当たり前になっていますが、商品が届くまでの時間(品切れの場合は大変ですね)はどうしようもありませんね。

「3Dプリンター(立体プリンター)」が高機能化して一般に普及すれば、インターネットからデータをダウンロードして、「3Dプリンター(立体プリンター)」に送ってやれば自分でほしい物が印刷できるし、サイズが合わないなど気に入らないところがあればデータを手直しして印刷すれば、ほしい物がすぐに手に入ることになります。

現実と仮想の境界がまたひとつ破られた気がします。もし分子レベルで操作ができる「3Dプリンター(立体プリンター)」があれば、インフルエンザのワクチンも必要なときに自宅で作れるようになるかも知れません。そうなれば、まるで私が昔見たSFドラマ「スタートレック」の世界ですね。(宇宙船は実現するとして、クリンゴン人は・・・・・・・・・(40歳以下の方古いネタでごめんなさい。))

 

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