手あれ・アカギレ(5)

今日から、通常のブログ再開です。新たな気持ちで一年間頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。昨年から「手荒れ・アカギレ」について書いていますが、今朝鏡餅を見てみると乾燥であちこちひび割れしていて「痛そうだなぁ」と思ってしまいました。

今回は、市販されているハンドクリーム等に使われる成分について大まかに説明したいと思います。

ビタミン類:手荒れ予防〜進行期の広い範囲で使える。血行を改善すると同時に保湿や油分を補給する効果がある。

尿素系:手荒れ初期に使用する。角質化した箇所を軟らかくするのに使われる。

痒み止め:手荒れ初期〜進行期に使われる。皮膚炎や湿疹などによる痒みを抑える。(医薬品)

保湿剤:手荒れ予防〜手荒れ期に使われる。乾燥によるかさつきを抑え、水分や油分の補給する効果がある。(医薬部外品)

この他にも、アルコール等の殺菌成分や感染を起こしたときに使われる抗生物質、強度のアレルギー症状を抑えるステロイド系薬剤などがあるのですが、これらの薬剤は使用のタイミングや適応を間違えると大きなトラブルの原因になりますので、医師や薬剤師に相談しながら使うのが使うのが安全です。

また、上記の主な成分の中にも色々な種類がありますので、自分に合った物を見付けるのは大変だと思いますが、チャレンジしてみてください。

最後になりますが冬に手荒れのひどい方で、部屋の加湿が不十分な場合には、加湿を十分することにより症状が改善する事もあります。部屋の加湿はご家族の風邪の予防にもなりますので、一度ご検討なさってはいかがでしょうか?






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