エビデンスとは?(1)

最近「エビデンス・ベイスド・メディシン(EBM)」などと「エビデンス」という言葉が一般の新聞にも使われ出していますが、お耳にされた事はありますでしょうか?「エビデンス」は「証拠・根拠」という意味ですが、最初に聴いた時には変な感じを受けたものです。そればかりか聞き慣れた今でも「エビデンス」にピッタリ来る日本語を思い付かないのが現状です。

そこで、今回から「エビデンスとは?」との題でブログを書いてみたいと思います。

今回は最初ですので、「エビデンス」の言葉が持つイメージを感じてもらうために、「エビデンスのレベル」について説明したいと思います。

冬といえば「ミカン」ですので(何といってもミカンです。)、ミカンを題材にしてみますね。

『今食べようとしている「ミカン」が美味しいはずだ』と判断する場合のエビデンスを「エビデンスのレベル」の高い順(信頼性の高い順)に並べてみます。(想像しながら読んでくださいね。)

1.同じミカンの他の房(ふさ)を自分が食べて美味しかった。(美味しかった房をもう一度食べる事は出来ないので・・・・・)

2.同じミカンの他の房を家族が食べて美味しいと言った。(家族の嗜好は似通っている事が多いので・・・・・)

3.同じミカンの他の房を知り合いが食べて美味しいと言った。(食べかけを分けてもらった?)

4.同じミカンの他の房を店の人が食べて美味しいと言った。(食べかけを売られた?)

・・・・・・・・・・(中略)

11.同じ箱に入ったミカンを自分が食べて美味しかった。
12.同じ箱に入ったミカンを家族が食べて美味しいと言った。

・・・・・・・・・・(中略)

21.以前に同じ店で買った同じ種類のミカンを食べて美味しかった。
31.以前に違う店で買った同じ種類のミカンを食べて美味しかった。

・・・・・・・・・・(中略)

1000. 店の人が「このミカンは美味しいよ!」と言った。
                     (注:数字は便宜的なものです。)

結局の所、『今食べようとしている「ミカン」が美味しいはずだ』との判断の信頼性がより高くなる証拠・根拠が、「エビデンスのレベル」の高い物になるのです。もちろんこの順番や内容は絶対的なものではないので、皆さんの中にはもっとスッキリとした、エビデンスのレベル分けを出来る方も居れると思います。

もし、お時間がありましたら皆さんなりの「エビデンスのレベル」を考えてみてくださいね。