エビデンスとは?(4)

毎週金曜日にブログを更新していますが、先週は雪が降って今週は雨ですね。明日にかけて雪になるようですので、お気を付けくださいね。

さてこれまでエビデンスについて書いてきましたが、皆さんが医療関係の新聞記事などを読み解く場合に、このエビデンスの考え方が役立つのです。

良く新聞に「毎日○○を食べる人は癌になりにくい!」というような目を引く記事が載ることがあります。また、人気のテレビ司会者がそれに便乗して「奥さん!!○○が良いそうですよ!」と言えば、スーパーの棚から「○○が消えた!!」という新聞記事が出たりするのを見られたことがあると思います。

ここでエビデンスの考え方を用いますと

判断:毎日○○を食べると癌になりにくい

の根拠になっているエビデンスが何かを見ることになります。多くの場合、『アンケートで「毎日○○を食べる」と答えた人と「○○を食べない」と答えた人で癌を患っている人の割合が、「毎日○○を食べる」と答えた人で(統計的に有意に)少なかった。』というものでしょう。

確かにそうかなと思えるのですが、実はこの根拠はエビデンスのレベルとしてはあまり高くないのです。エビデンスレベルが高くない理由としては、こじつけのように聞こえるかも知れませんが以下のようにも解釈できるからです。

1.そもそも癌になりにくい人が好んで○○を食べる傾向があるかも知れないので、意識的に食べても癌を抑制する効果がないかも知れない。

2.毎日○○を食べる人で癌を煩っている人が少ないのは、毎日○○を食べることによって癌の進行が早くなり亡くなってしまっているからかも知れない。

3.毎日○○を食べて癌を煩っている人は、面倒くさいアンケートには答えたがらない人が多いだけかも知れない。

等々・・・・・・・・・

こじつけでも良いですので、どんな解釈があり得るのか皆さん自身で考えてみてくださいね。