平均回帰

「花散らしの嵐」が過ぎ去ったと思ったら暖房・加湿器が必要な気候に逆戻りですね。気候が不安定な時ほど体調を崩しがちなものです。十分に睡眠を取ってくださいね。

さて、今回のブログは「平均回帰」についてですが、何か難しそうな語句が並んでしますが「回帰」とは「結局戻っていく」といったような意味ですので、「平均に戻っていく」という話です。

スポーツや勉強の時に良く言われることですが「ちょっと成績が良かったと言って褒めたらこの様だ。」とか「成績が振るわなかったことを怒ったら気合いが入ったみたいだな。」と、お聞きになったことがあるのではないでしょうか?それとも、ご自身で経験して「そうだね。」と頷いている方もおられるのではないでしょうか?

実は直感には反するのですが、「良い成績が次は悪くなったり」「悪い成績が次は良くなったり」することは、褒めたり怒ったりした効果よりも「平均回帰」による現象であることが知られているのです。(そういうエビデンスを作った人がいるのです・・・・・・・・!)

通常(平均)より良い成績を取る確率は低いので、2回続けて良い成績を取る確率はさらに低くなります。良い成績ばかりを取っていれば「平均」は上がって行ってしまうので、「平均」が変わらないのであれば良い成績の後は悪くなる確率が高いのです。

同じように考えれば、悪い成績の後に「叱咤」しなくても次は成績が良くなる可能性が高いことはご理解いただけると思います。(あくまで「平均」が変わらない事が前提ですので、悪い成績を気にしなくなって「平均」が下がってしまうことを防ぐには「怒る」事も大切です。)

医療の世界でも「治療が効いている・効いていない」との判断をするときに「平均回帰」の考え方を知っておかないと、判断を間違う原因になる時があります。

例えば「運動・服薬」を一生懸命続けたら血圧が下がった(運動・服薬の効果+たまたま良かった)のに同じように続けているのに元に戻ってしまった(運動・服薬の効果−たまたま悪かった)場合、多くの方が「運動・服薬」が効かなくなったと感じて中断してしまうのです。良くなった喜びが大きな分失望が大きいのかも知れません。

「平均回帰」の考え方を応用すると、もう少し長期的に見てみないと「運動・服薬」の本当の効果は判断できないことをご理解いただけると思います。

私のブログも「面白い」時と「面白くない」時が入り乱れていますが決して「むらっ気」ではなく「平均回帰」しているだけですよと言い訳して、今回のブログを締めたいと思います。

 

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