検査をしなければ・・・・・(1)

今年は空梅雨ではないだろうかと心配した矢先に、台風に刺激された梅雨前線で大阪は3日間も雨が降り続けています。洗濯物のこともあるので、そろそろ天気も回復してもらいたいものですね。

さて皆様は病院に行かれて、医者からこんな事を言われた経験はありませんか?

「(血液)検査をしなければ判りません。」(①)

大きく頷かれる方も多いと思います。しかし、一方こんな事も言われた経験のある方も多いのではないでしょうか?

「(血液)検査では判りません。」(②)

同じ医者にかかっても①の様に言われたり、はたまた②の様に言われたりして「言うことがころころ変わって、このお医者さんは大丈夫だろうか?」と思われたことがあるかもしれません。

この心配は「検査」に対するとらえ方が、一般の方と診断を下す医師では違うことに原因があるのですが、一見すると矛盾している①と②の発言が両方とも理にかなっていることを納得していただくには丁寧な説明が必要だと思います。

一般に「『検査異常 = 病気』、『検査正常 = 健康』」と捉えて、検査をすれば悪いところが分かるものだと理解されておられると思います。しかし実際はそんなに単純には行かないないことは、以前からこのブログを読んでおられる方には受け入れ易いのではないでしょうか?(興味がありましたら、以前のブログ「検査の正常値と異常値について」などをご参照ください。)

では、医師はどの様に考えているのでしょうか? 続きは、次回のブログで・・・・・・・






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