満月

昨日は中秋の名月で、夜に空を見上げると大変綺麗な月が夜空に青白い澄んだ光を放っていました。

秋の月がきれいな理由は、単なる思い込みではなく科学的に見て説明が付く理由があります。

1.秋は空気中の水蒸気量が少なく、大気がぼやけたりすることがあまりないため、くっきりとした月が見えます。

2.月の通り道の関係で、冬の月は空高く、夏の月は割と低い位置にあります。
月が低い位置にある場合、地表付近のちりや明かりなどにじゃまされて、きれいにみることができません。

3.さらに大気によって光が吸収されるため、低い月はどうしても暗くて赤っぽくなってしまいます。
(夕焼けが赤いのを思い出してくださいね。)

4.秋より冬がより高い位置に月はあるのですが、冬は長時間見るには寒かったり見上げるのが大変だったりする上に、視覚認識上、山や建物など比較する物と同時に見た方が月が大きく迫力あるように感じるため、適度な高さにある秋の月が見やすい。

5.春も秋と同じぐらいの高さに月があるのですが「おぼろ月夜」といわれるように、空気中のちりや花粉・黄砂などが多くクッキリと見えない。

なるほど今年は台風が通り過ぎた後なので大気が澄んでいて、例年より満月が綺麗に見えたのでしょうね。中秋の名月(旧暦8月15日の月)が満月になるのは8年後の事だそうです。

そんな月を思い出しながら「秋に月が綺麗な理由」をブログに書いている自分を顧みて「職業病」かなぁと少し反省しつつも、多くの方がご自身の「健診結果」がそのようになっている「理由」(単に「食べ過ぎている」とか「運動不足」などではなく・・・・)にもう少し興味を持っていただけないものかと、頭を捻っています。

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