月別アーカイブ: 2013年10月

台風の進路予測

最近、大型の台風が日本に接近して大雨を降らすことが多いような気がします。今も台風27号・28号が接近してきており、全国的に雨模様とのことです。大阪でも断続的に滝のような雨が降り、傘を差して通勤したのですが、足下が濡れて気持ち悪いことこのうえないですね。

台風の時に天気予報などでよく眼にするのが、「これぐらいの時間には台風がこの辺にいますよ」と段々と大きくなる円を点線でつないだ「台風の進路予測」なのですが、台風が南の方にある初期の進路予測が当たっていたことは、ほとんど無いのではないでしょうか?

刻々と変わっていく「台風の進路予測」を視ながら災害のリスクなどを考えて、出掛けるのを止めたり、約束を延期したり台風に対する対応をしますよね。遥か以前の「台風の進路予測」を鵜呑みにして対応すると、とんでもないことになることは想像に難くありません。

「台風の時にそんなことをする人はいないのでは・・・」と殆どの方が思われたことでしょう。けれども「台風の時」に正しい行動が「健診結果の異常」の時にはあまり見られないのが残念でなりません。

「健診結果の異常」が出ても、「最近疲れているから」とか「暴飲暴食してたからなぁ」といって検査異常があっても仕方ないと自分で納得してしまうのです。『検査異常の原因と思われる「疲労」や「暴飲暴食」が無くなった状態で検査異常も無くなるか』確認しようとする人は残念ながら少数派になってしまっているようです。

検査異常に「倍返し」されて「じぇじぇじぇ」と驚く前に、いつ行動を起こせばいいのでしょうか?
もちろん「今でしょ!」

(さて、今年の流行語大賞はどうなるのか今から楽しみですね。)


遊び心

つい先日まで半袖とクーラーが普通だったのに、いきなり長袖の重ね着と夜は「暖房?」が必要な気候になってきました。季節の変わり目には体調管理が大切ですが、夏の後に急に冬みたいな気候の変化は本当に困ったものです。

「夏の後に急に冬」といえば、以前食堂で変わった文章の書かれた色紙を見たことを思い出します。

それは「春夏冬 二升五合」というものでした。

何か意味があるのか頭を捻ったのですが、よく解らずお店の人に聞いてみました。

(よろしければ続きを読む前に考えて見てくださいね。)

お店の人によると

「春夏冬」→「秋が無い」
「二升」 →「升(マス) 升(マス)」
「五合」 →「半升(ショウ)」

なので、「秋無い 升(マス) 升(マス) 半升(ショウ)」から「商い益々繁盛」と意味しているとのことでした。先人の遊び心を感じました。

そう言えば、昔から薬局で売っている薬にも遊び心がある名前があるのを思い出しました。

「ジキニン」(直に治る)
「ケロリン」(けろりと治る)
「キョウレオピン」(XXXXXXX「ピー」)

最近、社会全体が遊び心を無くしているような気がしませんでしょうか?


逆さまの絵

10月の真夏日はビックリしましたが、窓から吹き込む風が運ぶ涼しさに秋を感じますね。秋といえば「芸術の秋」ですので、今回は絵に関する話題について書いてみたいと思います。

私もそうなのですが「上手に絵を描けなくて・・・・」と思っておられる方は意外と多いのではないでしょうか?気合いを入れて上手に書こうとすればする程、書きたいと思っている物と似ても似つかぬ物になっていきますよね。本当に困ったものです。

ある本によると、この様な状態を即座に改善する方法があるとのことです。その方法とは、写したい絵や写真などを逆さまにおいて、「逆さまの絵」を書くことだそうです。「普通に絵を描くのも難しいのに、逆さまにしたらもっと上手くいかないのでは・・・?」と思われるかもしれませんが、時間のある時に試してもらうと驚くことは請け合いですよ。(是非お試しください。)

ではなぜ「逆さまの絵」の方が上手にかけるのでしょうか?

これには、人間の右脳と左脳の働きの違いが関係しているとのことです。簡単に纏めてみますと、左脳は物事を単純化(抽象化)して捉えるのが好きで、目の前にある「椅子」を書こうとすると、「四角い座面から同じ長さの足が垂直に4本出ている」単純化された「イス」のイメージを強化してしまうそうです。その結果、目の前の「椅子」を見たままに書こうとする右脳を邪魔して、いびつな絵になってしまうのです。

写したい物を逆さまにすることで、左脳の働きを抑制する(「椅子」を「イス」と認識させない)と、右脳と左脳の葛藤によるいびつさが取れた上手な絵になるというカラクリなのです。

医療に関しても病名や検査結果を見た時に、左脳がしゃしゃり出てきて「コウケツアツ」、「トウニョウビョウ」や「セイジョウチ」などと単純化してしまい、「不必要な不安」や「理由のない危険な安心」の元凶になっているきらいがあります。

みなさんも「芸術の秋」に右脳を使って、ご自身のあるがままの健康について考えてみませんか?

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涼しくなりましたね

暑かったり涼しかったり、毎朝着ていく物に頭を悩ませる天候ですね。今日医院に自転車で向かっていたのですが、半袖では風が冷たく一枚羽織ってくれば良かったと後悔しました。(天気予報をよく見ていなかったので「判断と決断」が上手く出来なったのです。以前のブログをご参照ください。)

秋の花粉症の方に加えて、胃腸にくる風邪、肩こり・筋肉痛を伴う風邪、咳が取れない風邪と色々な症状の方が来院されます。その中で「熱の花」(口唇ヘルペス)の出る方もおられるようです。口唇ヘルペスは発熱などで免疫力が下がった時に出現し、回復すると消えるのですが、出現する度に潜伏範囲を広げていくので、一度出た時に治療しておくと段々と出にくくなるといわれています。

以前からお困りの方は、口唇ヘルペスが出たのを良い機会として出にくくするために、受診されると良いかもしれません。

もちろん、秋の花粉症や風邪の方も受診していただければ、困った症状を改善する良いお薬がありますのでお越しください。

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