今年の漢字

昨日、京都の清水寺で年末恒例の「今年の漢字」が発表されました。

『17万290通の応募のうち、「輪」は最多の9518通(5・59%)だった。2020年東京五輪の開催決定や、富士山の世界文化遺産登録、サッカーW杯への日本代表の出場決定など「日本中が輪になって歓喜にわいた年」であり、台風など相次ぐ自然災害にも支援の輪が広がったことなどが理由に挙げられた。』

「輪といえば」大学で基礎医学を研究している時に使用した「プラスミド」を思い出します。何だが難しそうに聞こえますが、「プラスミド」はDNA(デオキシリボ核酸)を輪ゴムのように丸くしただけのものです。このDNAの輪を大腸菌に入れると、DNAの情報に順って欲しい蛋白質を大腸菌が作ってくれるのです。

DNAを丸くして「プラスミド」にする一つの理由は、端があると千切れた不要なDNAと大腸菌に認識され、DNAが分解されてしまうかならのです。切れ目なく繋がっていることが生命(大腸菌)を利用する時には大切なのです。

「輪と生命といえば」大阪でも上演されている劇団四季の「ライオンキング」の「サークル・オブ・ライフ(命の輪)*1」を思い浮かべます。サバンナの生命力を彷彿とさせる劇の冒頭は圧巻です。

「輪と生命と四季といえば」この詩を思い出します。「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」来年の春の桜や秋の紅葉を、より成長した自分として愛でることが出来ればと日々努力しております。

今年ももう少しですが全てがまるく納まって、新年を迎えたいものですね。

*1 『ライオンも死ねば草となり、その草を草食動物が食べ、その草食動物をライオンが食べる。全てのものはこのめぐりめぐる偉大な生命の調和に結びついている。
王としてそれを理解し、全ての生命を尊重すべきである』