糖尿病が減少?!

今日は一段と寒く、真冬並みに気温が上がらないそうです。クリスマス寒波の本領発揮といったところでしょうか?「ホワイトクリスマス」はロマンチックなイメージですが、交通渋滞など都会では困りものですね。

さて、先日公表された2012年の「国民健康・栄養調査」の結果によると、1997年に統計を取り始めて以来、「糖尿病の疑いがある人」の数が前回に比べて初めて減少したそうです。結果について厚生労働省は「特定健診(メタボ健診)の導入で、国民の健康意識が高まった可能性がある」と分析しているとのことです。

年々増加傾向にあった「糖尿病・糖尿病予備軍」が減少しているとの結果はは喜ばしいことだと思います。けれども、本当に「国民の健康意識が高まって糖尿病・糖尿病予備軍が減っている」のでしょうか?もし減っているとしたら、将来的には糖尿病が原因の一つである心筋梗塞なども減っていくのでしょうか?

そのようなバラ色の将来を素直に想い描けない理由は、以前からこのブログの読者である方には御納得いただけると思います。詳しくは以前のブログをご参照いただくとして、ひと言で纏めますと・・・

「糖尿病・糖尿病予備軍は空腹時血糖やHbA1cだけでは見付けられない」のです。

特定健診には、75gOGTT(経口糖負荷試験)が含まれておりませんので、正確に「糖尿病や糖尿病予備軍」を見付け出すことが出来ないのです。

また、「特定健診(メタボ検診)」を厚生労働省が積極的に勧めた結果、糖尿病の治療をされている方も含めて、(空腹時の)血糖値が良い人が多く健診を受けるようになったのではないかと思わせるふしもあります。

糖尿病(特に軽症糖尿病)は見付けられていないだけで、まだまだ増加していると思っているのは心配のしすぎでしょうか?