健康危機-4 処方鎮痛薬の乱用および過剰使用

先週は首都圏で大雪が降り交通が大混乱しているのをニュースで視て「大変だなぁ」と思っていたら、ここ大阪も今朝から大雪で結構積もりそうな雰囲気です。交通の乱れが最小限ですめば良いのですが・・・・・

さて、今回のブログは「処方鎮痛薬の乱用および過剰使用」についてです。

以前のブログで「予防薬と治療薬」について書いたと思うのですが、治療薬の中には病気そのものを治すのではなく、「症状を取る」だけのお薬があります。あまりに症状が強く出ると体力を消耗したり、病気に対する抵抗力を弱めたりするため、「症状を取る」だけのお薬も重要であり、鎮痛薬もその一つなのです。では、何故乱用が問題になるのでしょうか?

多くの人は「症状が無い」事と「健康である(病気でない)」事を混同してしまっているのです。もちろん「病気が治れば症状が無くなる」のは当たり前ですが、「症状が無いから病気でない」とはいえないのです。

癌などは「痛み」という症状が無いため、発症初期での発見が難しくなっていますし、病気と少しずれるかもしれませんが、症状を出さずに潜んでいる「薬剤耐性菌」も怖いものなのです。

症状が取れたからといって病気に対して根本的な治療をしないのは、「症状ない怖い病気」を作り出してしまう結果になることは容易に想像出来ると思います。

最近、我が国においても「医療用成分」を謳い文句にした一般市販薬が増えてきていますが、ご自身の病態(病気の状態)を考えながら、適切に使用する責任と賢明さが患者さんに求められる大変な時代になってきたと感じています。