健康危機-5 感染症の世界的拡大に備えるためのグローバルヘルスの充実

二月も半ばを過ぎこれから徐々に温かくなっていくそうです。院内は空調が効いていて快適なのですが、医院への行き帰りに自転車で感じる風は、まだまだ冷たくて、春の息吹を感じるどころではありません。皆さんには春の足音が聞こえていますか?

さて、乗り物などの技術革新によって「地球は小さくなった」と言われるようになって久しいですが、感染症にとっても「地球は小さくなった」のでは無いでしょうか?記憶に新しいところでは、新型インフルエンザや新型肺炎(SARS)等がありますね。

ネットを調べてみますと、感染症の流行に段階があるそうです。

1.エンデミック(地域流行):一部の地域で流行
2.エピデミック(流行)  :近接した数カ国での流行
3.パンデミック(汎発流行):世界的・凡発的に流行

感染症は罹患した人が多ければ多い程、指数関数的に広がっていきますので、上記の数字が大きくなると深刻な状況になっていくことはご理解いただけると思います。

パンデミックを引き起こしやすいと考えられる感染症の特徴は「人から人へ空気感染」を起こすタイプで、感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)が長いものです。(すぐには症状が出ないので、検疫で感染症の流入が抑えられない。)

パンデミックが心配されている疾患としては、炭疽、鳥インフルエンザ、クリミア・コンゴ出血熱、デング熱、エボラ出血熱、ヘンドラウイルス感染症、肝炎、インフルエンザ、2009年のインフルエンザ(H1N1)、ラッサ熱、マールブルグ熱、髄膜炎症(en:Meningococcal disease)、ニパウイルス感染症、ペスト、リフトバレー熱、重症急性呼吸器症候群 (SARS)、天然痘、野兎病、黄熱病、の19疾患があるそうです。

もちろん自分達が感染症に罹患しないことも大切ですが、他国の人達も感染しないようにしなければパンデミックの危険性(リスク)を下げることは出来ないのです。その意味から、裕福な国だけに止まらない、グローバルヘルスの充実が必要なのです。