生活習慣と生活習慣病(3)

*前回までのブログを読まれていない方は是非先に「生活習慣と生活習慣病(1)(2)」をお読みください。

多くの人が「悪い生活習慣を続けているので病気になるのだ!」と考えておられ、「生活に気を遣っている人のほうが生活習慣病になっても軽症だ!」とイメージされているのではないでしょうか?

ところが前回のブログでご紹介したように、(研究の)開始時の生活習慣は心血管疾患のリスク低下に関係せず、その後にどれだけ運動量が増えたかによって心血管疾患のリスクが減るというのです。
つまり、(研究の)開始時に「良い生活習慣」を行っていても「悪い生活習慣」を行っていても大差がないとの結果なのです。

本当に直感的なイメージを覆す結果ですね。

それでは前回の最後に書いた「さらなる驚き」について書きたいと思います。

イギリスからの報告の内容に興味を持ったので、論文を取り寄せて読んでみたところ(当然)記事と同じ内容が読み取れました。確かに運動量が増えると直線的に心血管疾患の発症率が下がっていました。「フムフム」と読み進めていると、研究の開始時から運動量の増えた人・減った人を分類した表に出くわしその内容にビックリしたのです。

運動量が「変わらなかったグループ」「少し増えたグループ」「多く増えたグループ」の(研究の)開始時の運動量は1日5000歩から6000歩とあまり変わらなかったのですが、それに対して「運動量の減ったグループ」(つまり沢山心血管疾患になったグループ)は実に1日9000歩!も(研究の)開始時には歩いていたのです。

「良い生活習慣をしている人」の方が「良い」とは限らないのです・・・・・・

何故この様な結果になっているのでしょうか?

次回、私なりの説明をしますね。