テニスと野球と健康

朝晩は涼しくなりましたが、まだまだ日中は暑いですね。今日は雨が降っているので、良い感じになるのかと思ったら予想外の蒸し暑さです。この時期は夏の疲れが出る頃です。流行の胃腸炎や風邪に罹らないようにご注意ください。

最近の話題と言えば、錦織選手や伊達選手が全米オープンテニスで、大活躍していますね。伊達選手は残念ながら決勝戦には進めなかったようですが、錦織選手には頑張ってもらいたいものです。

かかる活躍に、以前に読んだ統計学の本を思い出しましたので、簡単に紹介します。

スポーツの世界において弱い者が強い者を倒す「大番狂わせ」は一つの見所ですが、競技の種類によってその頻度は大きく異なるそうです。

例えば野球の日本シリーズですが、強いチームが55%の確率で勝ち弱いチームが45%の確率で勝つとすると、弱いチームが日本一になる確率はどれ位になるか想像してみてください。

実は予想に反して40%もあるのです。(確率的に5回に2回は勝率45%のチームが優勝してしまうのです。細かい計算は興味があれば調べてみてください。)

テニスの場合はポイントを取る確率が強い人が55%で弱い人が45%と仮定すると(上記と同じ割合)、ゲームを取る確率は62% 対 37%となり、日本シリーズとあまり変わりません。

しかしテニスは5セットマッチやタイブレークなどのゲームを積み重ねるシステムがあり、結局弱い人が勝つ確率は、4.3%になってしまうのです。(テニスでの「大番狂わせ」はいかに難しいか感じられましたでしょうか?)

健康もテニスと同じように日々健康であるためのゲームを積み重ねていくものです。日本シリーズのように短期的に見た時にはチョットした異常はそれ程問題に見えなくても、テニスのようにゲームを積み重ねていくと、少しの差に足を取られてしまうのです。

しかし悲観することはありません、チョットした異常を改善すれば勝てるのも健康なのですから・・・・・・・・・

 

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