妖怪ウォッチと健康診断

最近の天気は、秋の気候というより「夏の終わりと冬が混在」しているような感じですね。こんな時は重ね着で、小まめに調節するのが良いかもしれません。

さて、子供達の間で「妖怪ウォッチ」が大ブレークしています。ラッキー池田が振り付けした「妖怪体操第一」は音楽を流すと多くの子供が自然と体を動かす様は、40代の人達が「UFO!」というと頭の後ろから手を上に出す仕草を自然としてしまうのを連想させます。

妖怪ウォッチですがユニークで可愛い妖怪達が出てくることもさることながら、子供達が「なんで?」と思うことを「妖怪のせいなのね」と疑問を一刀両断にする明快さが子供の感性にうけているようなのです。

一方で「何で宿題をしないの!」と怒られても「妖怪のせいだから」と答えたり、謝る時に「ごめん、ごめん、一反ゴメン」と悪びれもせず言ってみたり色々と問題も出て来ているようです。

「妖怪のせいなのね」などと非現実的な答えであっても、何となく安心してしまうのは子供だけでなく大人も含めた現人類の特徴なのかもしれません。

「大人になって妖怪は無いよ!」との声が聞こえてきそうですが、説明のため以前に書いたブログの文章を引用しますね。

*******(検査の正常値と異常値について(1)より)

これまで、健康診断や診療にあたって血液検査など様々な検査を受けられた経験があると思います。その中で一度も異常値を示す上向き(または下向き)の矢印や星印(アスタリスク)を見たことのない方は希ではないでしょうか?

これらの異常値を示すマークは何となく気分を落ち込ませ、「最近忙しかったから・・・」「暴飲暴食が・・・」など、自分に言い訳したくなる状況を作り出しています。(学生の頃、赤点を取った気分に近いのでしょうか?)

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如何でしょうか、大人になっても違った形の「妖怪」を出現させていると思いませんか?

 

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