月別アーカイブ: 2015年2月

サウナで長生き?

もう2月も終わりですが、寒い日が続きますね。今回は、寒さの厳しいフィンランドからの話題です。

北国のフィンランドでは、良好な健康状態とくつろぎをもたらすと考えられ サウナ通いは広く行われています。これまでの研究で、サウナの入浴は血行改善との関係があると発表されてきましたが、今回、東フィンランド大学の発表では、同国の中高年(40−60歳)の男性2315人を対象とした調査で、サウナ通いと突然死の減少に関係が認められたとのことです。(追跡期間の中央値は21年ですので、信憑性は高いかも・・・・・)

内容を簡単に表にまとめると

回数          突然死         心疾患       心臓死         全死亡
週1回         —                —             —              —
週2-3回    23%減少    23%減少    27%減少    24%減少
週4-7回    63%減少    48%減少    50%減少  50%減少
(各群週1回の群と比較しての増減)

となり、すごい効果です。また、サウナ室に19分以上継続してはいる人は、11分以下の人に比べて、より改善効果が高かったとのことです。

この結果から推測すると、サウナ通いと寿命に関係があるのは確かなようです。

「じゃ今日からスポーツジムに入会して毎日サウナに入るぞ!!」と思われた方、

「チョット待って! チョット待って! お兄さん」

(今回の研究は男性が対象で女性に効果があるか分かりませんので、「お兄さん」と書いております。)

エビデンスの考え方からすると、今回の結果では「サウナに入ったから寿命が延びた」のか「サウナに頻回入れるだけの体力を持った人が長生き」なのかは判らないのです。

でも「サウナ通いに寿命延長効果の可能性」魅力的ですよね・・・・・・・・・・・・・

 

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漢方薬の副作用

一般的に漢方薬は効き目は通常のお薬には劣るが、安全で副作用がないと考えられています。しかし、漢方薬も「証」をきちんと合わせれば、劇的に効くことも多いのです。また、甘草などを含む漢方薬の長期服用で電解質異常などの副作用があることは広く知られています。

今回は、漢方薬の長期服用が「腸間膜静脈硬化症」という病気の発症に関係しているかもしれないという、話題です。

「腸間膜静脈硬化症」は、希な病気で厚生労働省の難治性疾患に指定されています。腸間膜静脈の線維性肥厚・石灰化によって、下痢や腸閉塞、腹部膨満感などの消化器症状が現れるとのことです。

これまで、原因は明らかでなかったのですが、今回JR大阪鉄道病院の先生が、漢方薬の服用との関係を調べたところ、生薬の山梔子(サンシシ)を含む漢方薬が浮かび上がってきたのです。

聞き取り調査で少なくとも「腸間膜静脈硬化症」の81%の人が、山梔子(サンシシ)を含む漢方薬を長期に服用していました。さらに、漢方薬を服用を中止することにより症状が改善したとのことです。

山梔子(サンシシ)を含む漢方薬を長期に服用している人が多くないと考えられること、「腸間膜静脈硬化症」は希な病気であること、患者さんの実に8割以上が漢方薬を服用していたことを考え合わせると、山梔子(サンシシ)はこの病気の原因としてかなりあやしいと言わざるをえませんね。

もちろん、山梔子(サンシシ)を含む漢方薬を長期に飲んでも、副作用の出ない人が大半ですが、調子が悪い時には、「もしかして漢方薬のせい?」と疑ってみることも大切ではないでしょうか?

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あべのハルカスから見えました!!

関西圏の方には説明の必要もないかもしれませんが、「あべのハルカス」は大阪の天王寺にあるビルです。

ウィキペディアによると、

地上60階建て、高さ300mで、日本で最も高い超高層ビルであると同時に、日本初の「スーパートール」(高層ビル・都市居住協議会=CTBUHの基準による300m以上の超高層建築物)である。また、日本国内の構造物としては東京スカイツリー (634m)、東京タワー (332.6m) に次ぐ3番目の高さ(西日本で最も高く、全国においても東京23区以外で最も高い)である。

なのだそうです。

東京スカイツリーも東京タワーも電波塔なので、ビルとしては日本一の高さになるとのことです。

その「あべのハルカス」から何が見えたかといえば・・・・・・・・下の写真をご覧下さい。

ハルカスSLびる512

(↑写真をクリックすると大きくなります。)

望遠カメラで写していますが、当医院がはっきりと写っています。(肉眼でも確認できました。)
偶然にも、ビルの間の空間に「きむ循環器内科医院」の看板が見えています。少し嬉しくなりました。

余談ですが、「あべのハルカス」の展望台「ハルカス300」は高さも高いですが、入場料もビックリするぐらい高いのです。写真を撮るために清水の舞台から飛び降りて・・・・・・・

と言いたいところですが、入場料の要らない14階から撮影したことは言わずもがなです。

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玄米で糖尿病予防

一旦減ってきたと思っていたら、インフルエンザと胃腸炎で来院される方が増えています。うがい、手洗いなど感染予防にお気をつけ下さい。

さて、琉球大学から注目の研究結果が発表されました。「玄米で糖尿病予防」出来るとの報告です。
玄米に豊富に含まれる「γオリザノール」が膵臓でインスリンを分泌している「β細胞」の機能を改善するとのことです。

以前から、「糖尿病の治療は血糖コントロールではなく『膵臓のβ細胞』保護!」とこのブログに書いてきた私には、見逃せない内容ですね。

この琉球大学のグループは2012年にも玄米を食べると、「γオリザノール」が脳に作用し高脂肪食を摂取する欲求を抑える効果があるという研究成果を発表していました。

まさに玄米恐るべしです。

このブログを読んで、「今日から玄米を沢山食べるぞ!!」と思われた方、玄米を沢山摂取するとカロリーが増えて糖尿病になりますよ!

過ぎたるは及ばざるが如しとはよく言ったものですね。

 

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