髪の毛で・・・・

近畿でも「真夏日」の言葉をチラホラ聞くようになってきました。この時期にも熱中症は結構あるようですので、お気をつけ下さい。

さて今回は、警察のDNAや麻薬の捜査に髪の毛が使われれている事はドラマなどで以前からよく見ていたのですが、医学の世界でも髪の毛が活躍するかもしれないとの話です。

理化学研究所脳科学総合センター分子精神科学教室から、頭皮の毛根細胞における遺伝子の発現を計測することによって、初期の精神疾患を見分けることが出来るとの報告が行われました。

病気の症状などが顕著化する前に体内で変化をする物質を「バイオマーカー」といって、早期診断に有用なツールとして活躍しています。これまで、非侵襲的(脳細胞を取ってくるなど大がかりでなく)で簡便な精神疾患診断バイオマーカーの発見が待ち望まれていたのです。

今回は、髪の毛の根元にある毛根細胞での遺伝子発現を調べる手法が、有用であるかもしれないとの報告だったのですが、調べてみるとこれまで脳細胞でしか発現していないと考えられていた遺伝子が、実は毛根でも発現している事が判明したとのことです。

毛根細胞が脳細胞での遺伝子発現の状況を反映していれば、脳内の状況を髪の毛一本で知ることが出来るかもしれないと言うのです。

もしそうなら認知症やうつ病など現代社会の問題となっている病気を、髪の毛一本で診断・予防出来る日がくるかもしれません。

 

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