女性の婚姻と急性心筋梗塞

大型の台風の影響で、昨晩から風と大雨が続いており何だか冴えませんね。台風一過、夏が到来してくれるのでしょうかね。

さて、以前のブログで独身男性に比べて、結婚している男性は健康だが、一夫多妻制の国で妻が複数人いると男性の心血管リスクが増えるとの研究報告について書きました。

では、女性の婚姻と健康についてはどうなのでしょうか?

我が国ではありませんが、米国における離婚と急性心筋梗塞の関係について調べた研究があったので紹介いたします。

1992年から2010年に成人1万5827人を2年ごとに追跡した研究で、急性心筋梗塞の発症について調べたとのことです。

結果を書きますと、女性では、1回の離婚歴があると急性心筋梗塞の発症率が24%増加し、再婚しても35%の上昇を認めたとのことです。(男性は再婚するとリスクが減少する。)

さらに2回以上の離婚歴がある女性では、心筋梗塞のリスクが77%も増加していたとのことです。

もちろん女性の急性心筋梗塞の発症率は全体に男性より低かったのですが、女性における心筋梗塞と婚姻との関連は男性のそれとは大きく異なっていたとのことです。

男性と女性でここまで違うとは・・・・・・・・・

 

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