月別アーカイブ: 2015年8月

マンゴージュースとコンピュータシステムと医療

突然ですが昨晩、歓迎会に参加してきました。参加者の一人が注文した「マンゴージュース」が変わっていたので、今朝早速ググってみると、お店の口コミに・・・・・・・

『マンゴージュースを頼んだら、氷までマンゴーで出来ていた。溶けても薄くならなくて、スムージーみたいになっておいしい。』

と書いてあり、他の人もこの「マンゴージュース」に注目していたと解りました。「美味しく飲んでもらおう」との配慮が見えるようですね。

コンピュータシステムの世界では特別な用語があり、マンゴージュースの例をザックリと纏めると、
要件:「(マンゴージュースを美味しく飲めるように)溶けても薄くならない。」
実装:「氷までマンゴーで作る。」 と書くことが出来ます。

どうしても「実装」(氷までマンゴー・・・すごい!!)の方に眼が行きがちなのですが、この「実装」が上手く行くか行かないかは「要件(要件定義)」に本当はかかっているのです。

実際、システム開発では「要件(要件定義)」を見定めなかったために、何億円も掛けたシステムが無駄になる事は、日常茶飯事なのだそうです。

医療の世界でも、「症状」を無くすことにばかり気を取られて、多種多様の薬を服用した結果、肝臓を悪くしてしまったり、新薬は飲みたくないからと「漢方薬」を服用し続けて病気の進行を止められなかったなど、「要件」の見定はどうだったんだろうと思う例も希ではありません。

皆さんも、御自身の健康を維持するための「要件」もう一度考えてみませんか?(心配な方は、是非当院に相談にお越し下さい。)

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3Dプリント製剤

お盆休みをはさみましたので、2週間のご無沙汰でした。「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったもので、何か秋の気配を感じさせる天気ですね。(来週はまた暑くなるようですが・・・・・)

さて、アメリカでは3Dプリント技術により製造した医薬品が認められたとのことです。

「3Dプリント技術で製造?」と不思議に思われた方も多いと思いますが、薬の成分ではなく薬の形を3Dプリンターで作ったということだそうです。

一般に内服薬は、粉薬・錠剤・カプセル剤などがありますが、精密な成分量の調節や1錠に多量の有効成分を詰め込むのは難しいのです。そのため、薬剤によっては一回に何錠も飲まなければならない物があるのです。

「3Dプリント技術で製造」された薬は、ごく少量の水で急速に崩壊する等の機能を持たせることが出来るため「1錠1000mgの薬が、1口の水で服用が可能」になるそうです。

すごいですね。その内、自分に合った血圧や高脂血症の薬を家の3Dプリンターで製造して、一口で飲む時代が来るのかもしれませんね。

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イヌ属で150年ぶりの新種見つかる

台風の影響で南から湿った空気が流れ込んでいるのか、蒸し暑いですね。この終末を乗り切れば、来週はお盆休みがありますので、もうひとがんばりです。(来週はお盆休みで、このブログもお休みです。)

さて、150年ぶりにイヌの新種が見つかった話題について書きたいと思います。

その新種は密林の奥地にひっそりと隠れ住んでいたのではなく、東アフリカを堂々と闊歩していたのだそうです。では、何故「新種発見」なのでしょうか?

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東アフリカとユーラシアに生息するキンイロジャッカルが、実は2つの異なる種で、その一方は新種のオオカミであるとする論文を、米スミソニアン保全生物学研究所の生物学者クラウス=ペーター・コエプフリ氏が、7月30日付「Current Biology」誌に発表した。
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外見がほぼ同じで今まで見分けが付かず、詳細なDNA検査の結果違う種類だと分かり、今回の「新(?)発見」となったとのことです。

それ程外見が似ているに、ユーラシアの金色ジャッカルと新種と分かった東アフリカのイヌ属(正式な名前はまだ決まっていない)は、100万年前に先祖から分かれたかなり遠い親戚だったのです。ビックリしますね。

そういえば医学の世界でも、同じ様な症状を示すが原因が異なっており、一見真逆の治療を必要とする場合があります。

この発見で見た目に惑わされず、本質を捉えることがいかに難しいか再認識しました。

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