イヌ属で150年ぶりの新種見つかる

台風の影響で南から湿った空気が流れ込んでいるのか、蒸し暑いですね。この終末を乗り切れば、来週はお盆休みがありますので、もうひとがんばりです。(来週はお盆休みで、このブログもお休みです。)

さて、150年ぶりにイヌの新種が見つかった話題について書きたいと思います。

その新種は密林の奥地にひっそりと隠れ住んでいたのではなく、東アフリカを堂々と闊歩していたのだそうです。では、何故「新種発見」なのでしょうか?

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東アフリカとユーラシアに生息するキンイロジャッカルが、実は2つの異なる種で、その一方は新種のオオカミであるとする論文を、米スミソニアン保全生物学研究所の生物学者クラウス=ペーター・コエプフリ氏が、7月30日付「Current Biology」誌に発表した。
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外見がほぼ同じで今まで見分けが付かず、詳細なDNA検査の結果違う種類だと分かり、今回の「新(?)発見」となったとのことです。

それ程外見が似ているに、ユーラシアの金色ジャッカルと新種と分かった東アフリカのイヌ属(正式な名前はまだ決まっていない)は、100万年前に先祖から分かれたかなり遠い親戚だったのです。ビックリしますね。

そういえば医学の世界でも、同じ様な症状を示すが原因が異なっており、一見真逆の治療を必要とする場合があります。

この発見で見た目に惑わされず、本質を捉えることがいかに難しいか再認識しました。

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