月別アーカイブ: 2016年2月

インフルエンザのピーク遅れ

先週、春のような陽気だったのに真冬に逆戻りですね。お水取りまでは気が抜けませんね。

さて2月の終わりになり、例年ならインフルエンザのピークも過ぎて流行が収束する頃なのですが、今年はまだ全国的にも収まらないようです。

昨年12月の暖冬・多湿でインフルエンザの発生が少なく、年を越えてから流行シーズンに入るのは9年ぶりとのことです。昨年より約1ヶ月半遅く流行しているようです。

そろそろ予防接種の効果も減弱する時期に入ってくるので、うがい・手洗いをして感染予防をしてくださいね。

特に受験生の方、マスクなどの併用も良いかもしれません。

.


重力波と胃薬(2)

前回はアインシュタインの「一般相対性理論」に関係する「重力波」について説明しました。今回は、皆さんにもお馴染みの胃薬について解説する・・・・・・・・のではなく、重力波と胃薬の関係について書いてみたいと思います。

実は「重力波」と「胃薬」が直接関係するのではなく、非常に個人的な内容なので恥ずかしい上にアインシュタイン先生を引き合いに出して書くことに大変恐縮していることをお断りしておきます。

十数年前になるのですが私が国立循環器病(研究)センターに勤務していた時に、心不全で入院された方々のデータを「データ・マイニング」という方法で解析したのです。それまであまり医療に「データ・マイニング」を使った例は無かったのですが、大阪大学工学部の先生の協力を得る事で、実現したのです。

色々な知見が出て来たのですが、その中で最も驚いたものは「ある種の胃薬が心不全を改善する」との情報でした。(当時海外の雑誌にも取り上げられました。)

最近になって海外のグループが、その胃薬が心不全予防に役立つとの「前向き大規模研究」の結果を発表したのだそうです。「データ・マイニング」が医療の世界を探索する時の「羅針盤」になり得る可能性が増えたことと、十数年前の予測が実際に確認されたのです。

奇しくも海外グループの研究結果を知った翌日に、重力波」の直接観測が発表されたので、ビックリして大それたブログをつい書いてしまいました。

.

 


重力波と胃薬(1)

今回のブログは「バナナの黒点と皮膚がん」について書こうと思ったのですが、「重力波の直接観測に成功!!」との報道が急に飛び込んできましたので、題材を変更して書きたいと思います。

さて「重力波」が直接観測されたことが、何故大騒ぎになっているのでしょうか?

100年前に提唱されたアインシュタインの「一般相対性理論」から「重力波」の存在が導き出せるのですが、「重力波」が実際に観測されたことで、「一般相対性理論」がこの世界を正しく表している(記述している)証拠が見出されたのです。

それの何がすごいのと言われそうですが、この世界がどの様に成り立っているのか調べる方法が増えたと考えれば、今まで分からなかった事が解るようになる可能性がるのです。(白黒テレビを見ていた人がいきなりハイビジョンを見せられような変化を重力波は私達に起こすかもしれません。)

また、SFで流行の平衡宇宙(パラレルワールド)との通信は「重力波」を使って理論上出来るとの事なので期待が膨らみますね。(パラレルワールドがあればですが・・・・・・・)

正しい理論は、この世界の秘密を解き明かす時にまさに「羅針盤」の働きをするので、「一般相対性理論」が正しい方向を指し示す事が物理学の世界では大変重要なことなのです。

「重力波」の直接観察本当にすごいですね。(一般にはノーベル賞確実だと言われています。)

続けて胃薬について説明しようと思ったのですが、長くなりそうなので次回にしたいと思います。

.


朝食を取らないと脳出血?

毎年節分の頃は寒くなると言いますが、今年もご多分に漏れず寒い日が続きますね。当院でも感冒症状で受診される方も多く、中にインフルエンザと診断される人も増えております。月並みですが、うがい・手洗いで予防してくださいね。

さて大阪大学と国立がんセンターのチームが「朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血の危険性が36%高まるとの論文」を発表しました。

この研究は「全国8県に住む45~74歳の男女8万2772人を1985~2010年まで追跡調査」したもので、朝食を週に0~2回しか食べないと答えた人は、毎日食べる人に比べ脳出血の発症率が36%も高かったとの事です。

これまで朝の欠食が、肥満や高血圧の原因となることは知られていましたが、さらに進んで脳出血の危険性も高まることが世界で初めて解ったとの事です。

血圧と脳出血の間には強い関連があるので、脳出血は血圧が上がったせいだと理解出来るのですが、朝食を取らないだけで「脳出血」とは!

生活習慣恐るべしですね。

.