宇宙に滞在すると背が伸びる

最近朝晩の寒暖差がますます広がっていますね。温度調節を上手に出来るように、着る物を工夫する必要がありそうですね。

さて先日ネットのニュースで、宇宙では無重力のため身長が伸びると話題に上がっていました。

ニュースによると宇宙飛行士のスコット・ケリーさんは1年間の宇宙ステーション滞在で身長が約5cm伸びたそうです。伸びた理由は「無重力で背中が伸びた」との事なのですが、何だか文学的な表現で分かったような、分からないような中途半端な想いに駆られました。

そこで、インターネットをググってみますと・・・・・・ありました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のページに明確な答えが書いてありました。

『脊髄の椎間板(軟骨)が宇宙の重力から解き放たれた環境で伸びるからです。ひとつの椎間板あたり、約1ミリ伸びます。

しかし地球に帰還するとまた重力の影響でもとに戻ります。』

つまり「背中が伸びた」のは姿勢の変化などではなく、「脊柱が(実際に)伸びた」のです。椎間板は背中の骨の間に挟まっている座布団のようなもので、無重力状態で厚くなるのは十分に想像出来ます。(通常は1-2cm程度でスコットさんの5cmも伸びるのは珍しいそうです。)

でも、地球に帰還するともとに戻るそうですが、どれ位の期間で戻るのだろうか・・・・・・・・?
謎は深まるばかりですね。

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