震災と病気

熊本地震で「エコノミークラス症候群」がマスコミで騒がれていますが、この様な震災で大きなストレスを受けると、色々な病気が発症しやすくなることが知られています。

循環器分野ではあまり耳馴染みはないかもしれませんが、被災者が発症しやすい病気として「たこつぼ心筋症」があります。

心臓の一部が収縮しなくなり、左心室がたこつぼのように見えることから、この名が付いています。突然の胸の痛みや息苦しさ、全身のだるさなどの症状が出るて、高齢女性が発症する事が多いのです。

もちろん、ストレスのかかる避難所生活では免疫力の低下から感染症に罹りやすくなることも自明のことです。

また湾岸戦争の時など、実際には戦争の行われていない米国本土での心筋梗塞が増えており、震災地域以外の人にも影響が及ぶことが明らかになっています。

ひと言でストレスと言ってしまえば簡単ですが、思っている以上に大きな影響を与えているのです。

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