「ポスト真実」(Post-truth)

今年も残すところ約2週間となりました。例年のごとく「今年の漢字」や「流行語大賞」等が発表されていますね。

海外でも同じ様な企画があるようで、英オックスフォード大出版局は16日、今年注目を集めた英単語として「客観的な事実や真実が重視されない時代」を意味する形容詞「ポスト真実」を選んだとの報道がありました。「真実や事実」より「個人の感情や信念」が優先されて、デマや嘘に近い情報に基づいて判断を下してしまうのだそうです。

日常のたわいない判断のみならず、英国のEU離脱の国民投票やアメリカ大統領選挙等の非常に大切な選択であっても「ポスト真実」は多大な影響をあたえたと分析されています。

政治の世界も大変だなぁと思っていたら、ネットの健康情報を調べてみると、正しい記事より誤解を招くような記事が、約200倍もシェア(964人対19万6千人)されていたそうです。

インターネットの普及で、簡単に情報が取れるようになったのは良いのですが、情報の質を確かめないと医療・健康の世界でもデマに踊らされてしまう危険性があると感じました。

「誰かが言っていたから」「ネットに書いてあったから」と安易に信じてはいけません・・・・・・このブログは大丈夫ですけど。

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