月別アーカイブ: 2017年2月

ハビタブル惑星

暖かくなったり寒くなったり、なんだか安定しない気候ですね。それでも、梅の花が咲いたり確実に春の息吹を感じるこの頃です。

唐突ですが皆さんは「ハビタブル惑星」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?ちょっと耳慣れない言葉ですが、生命の存在が可能な惑星を意味する言葉なんです。

つい先日NASAから驚くべき発表がありました。それは、地球から39光年の距離に、惑星表面に液体の水が存在しうる「ハビタブル惑星」を3個も見つけたというのです。

2015年には、地球から14光年の距離に「ハビタブル惑星」があると報告されており、「地球外生命体発見」の可能性が高まっているのかもしれませんね。

何万光年も遠くに「ハビタブル惑星」があったとしても、地球から見ている惑星の姿は何万年も前の姿で、今ではすでに「ハビタブル惑星」ではなくなっているかもしれないのです。

39光年は光の速度で39年かかる気の遠くなる様な距離ですが、宇宙ではほんのお隣さんです。
「チョット訪問」と気楽にはいかないまでも、なんらかの方法で「地球外生命体」の存在を確かめることができるかもしれませんね。

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花粉症の薬

花粉症の人には憂鬱な季節がやって来ました。今年の花粉量は九州・四国・近畿・東海地方で非常に多いそうです。すぎかふんの飛散量は、福岡で2月の下旬から3月の上旬にかけてピークとのことです。

アレルギー性鼻炎や結膜炎のある方は、外出時にマスクをしたり、玄関先に空気清浄機とコート掛けを置いて家の中に花粉を持ち込まないようにしたり、色々と工夫をなされているようです。

しかし病院から貰っているアレルギー薬については、「花粉症の薬」と十把一絡げにしている方も多いと思います。

症状がひどい時に2週間程度使うだけなら、どの種類の「花粉症の薬」でも良いと思うのですが、長期に使用する場合にはどんな「花粉症の薬」を使っているのか気にかけておいた方が良いのです。

以下に主な「花粉症の薬」について簡単に纏めてみます。

ステロイド剤はアレルギー症状に対して強力で速効性の効果がありますが、長期の服用は副作用が心配されるためお勧めできません。

一般によく使われる抗ヒスタミン薬(「アレ○○」と名前のついている薬です。)は、効果も強力でステロイド剤と比べて使いやすい薬です。

ステロイド剤や抗ヒスタミン薬の点眼薬や点鼻薬があります。(薬の総量が減らせるので、飲み薬と比較して長期使用もしやすいです。)

これ以外にも色々な「花粉症の薬」が使われていますが、上記のような花粉症の症状を緩和するお薬を使うのか、アレルギー反応自体を減弱させる治療をするのか、両方併用するのか、色々選択肢がありますので、現在の治療に満足していない方や長期に「花粉症の薬」を服薬しないといけない方はご相談ください。

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睡眠と認知症

最近、日本睡眠学会の学術集会で、睡眠と認知症の関係について面白い報告がなされたのでブログに書いてみたいと思います。

東京医科歯科大学脳統合機能研究センターの認知症研究部門特任教授朝田先生は、30分以内の昼寝週慣があるとアルツハイマー型認知症になりにくく、1時間以上の昼寝だとなりやすくなるとの研究成績を紹介したとのことです。

また、以前よりベンゾジアゼピン系の睡眠薬がアルツハイマー型認知症の発症に関与しているとの報告があるが、脳細胞に対する直接的な影響ではないことを突き止めたそうです。

『脳では多くの神経細胞が使用されないまま存在しており、「予備軍細胞」によって脳の活力低下に対する代償機能が期待できる。』のだそうです。

ですので、長期にわたるベンゾジアゼピン系の睡眠薬投与で「予備軍細胞」が痛んでいると、認知症が発症しやすくなるのです。

御自身の睡眠を見直して見ませんか?

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節分

今日は節分ですね。最近は全国に広がっていますが、恵方巻きご存じですか?(関西の人なら知っていますよね。)今年の恵方は「北北西やや北」だそうです。

因みに「北」と「北北西」の間は「北北北西」ではなく、「北微西」になるそうです。今年の恵方を32方位で表すとほぼ「北微西」の方角ということになると思います。

ところで「節分」はもともと各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日の事で、年に四回あったそうですが、江戸時代の頃から「節分」といえば春の節分を指すようになったのだそうです。

「節分」といえば先ほどの「恵方巻き」よりも「豆まき」を思い浮かべる方が大半だと思います。その「豆まき」の時期に合わせて消費者庁が注意を促しているのです。

それは「3歳ごろまでは乾いた豆やナッツ類は食べさせないでほしい」というものなのです。

(ネットから引用)————————-
消費者安全課によると、豆やナッツは形や大きさ、硬さから他の食品よりも気管に入りやすい。担当者は「特に乳幼児ののどは未発達で気管に入りやすい。窒息する恐れがあり、小さな破片でも肺炎を起こすことも。誤って口に入れないように豆まきをしたら片付けも徹底してほしい」としている。
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最近は、袋入りのまま豆まきが出来る製品も開発されているそうです。小さなお子さんのいるお家はお気を付けくださいね。

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