ひな祭り

今日は3月3日、言わずと知れた「ひな祭り」ですね。「ひな祭り」といえばお雛様を飾って、ちらし寿司やハマグリのお吸い物を食べるのが一般的ですよね。古式ゆかしい宮中を摸した、雛人形は平安時代から変わらない様な気がするのですが、現在の様式になったのは江戸時代のことだそうです。

元々は、5節句(季節の区切り)の一つである「上巳の節句」に草や藁で作った人形を川に流して、厄払いをしていたそうです。その人形と貴族の子供達が「ひいな遊び」で遊んでいた人形が結びついて、子供の健やかな成長を祈る「流し雛」になったのだそうです。

「大切な雛人形を流してしまうなんて…」と驚かれた方も多いと思いますが、その頃の人形は今の雛人形と比べて、ごくシンプルなものだったそうです。

江戸時代に入って人形作りの技術が向上すると、雛人形は川に流されず家の中で代々飾られる様になり、現在の形になったそうです。(ひな祭りの日付も江戸幕府が3月3日に固定したのだそうです。)

実は、私の専門分野である循環器の世界でも同じ様なことがあるのです。それは、急性心筋梗塞の患者さんを救命する時に血管内に挿入するカテーテル(長い管)についてなのです。

一九二九年に国家試験に合格したばかりの研修医ヴェルナー・フォルスマンが、患者さんに使われる尿管カテーテル(尿採取用の管)を自分の血管内に挿入して(もちろん新品ですよ)、それまでできなかった心臓に直接薬剤を注入する治療の原理を確立しました。

のちに彼は、ノーベル医学生理学賞を受賞するのですが、心臓カテーテルは元々尿管カテーテルだったのです!!

「ひな祭り」の話も興味深いですが、カテーテルの話もすごいと思いませんか?

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