当医院の向かい前にあったコインパーキングが閉鎖になるようで、機器の撤去で騒がしい朝になっています。
さて、カンヌ映画祭がNetflixが動画配信している作品を来年から、審査対象としないことを決定したのとのことです。理由としては、フランスの映画館で上映されていないからだというのです。
声明を見てみると、審査委員長ペドロ・アルモドバル監督は「映画とはあくまでも大画面でみるものである」との信念がみて取れます。
同時に監督は「そう言うからといって、私が新しいテクノロジーや、それに伴う可能性を受け入れないとか、歓迎しないとかそういう意味ではありません」とも述べています。
その上で「ただし自分が生きている間は、新世代が気づいていない一点のために闘い続ける。つまり大画面が視聴者を夢中にさせる、その力のために」と自分の信念を主張しています。
便利さのために切り捨てられようとしている、これまで愛し育んできた映画の良さを守り伝えたい気持ちには共感を禁じえません。
昨今、遠隔医療が話題になっていますが、患者さんと真摯に向き合う診療の基本が安易に切り捨てられないか心配です。
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