睡眠とアルツハイマー

なんだかすっきりしない天気が続いていますが、皆さんは大丈夫ですか?この時期、熱中症などが意外に多いのでよく睡眠をとって養生してくださいね。

さて今回は、睡眠とアルツハイマーの関係につて注目すべき論文が米国神経学会誌に報告されたので、取り上げたいと思います。

その論文では、「睡眠の質が悪いと脳内に老廃物や病変タンパク質が蓄積し、アルツハイマー病を引き起こす原因になる可能性がある」という研究結果が出たそうです。

平均63歳のアルツハイマーの無いヒト101人について、睡眠の質と脊髄液内のアルツハイマーに関連する様々なタンパク質との関連を調べたそうです。

結果として睡眠障害を訴える人ほど、タウ・タンパク質の病変や脳細胞の損傷および炎症の形跡が見られることが判明したとのことです。

夜間の睡眠障害だけでなく、昼間の眠気などもアルツハイマーの初期症状と関連が認められていると報告されています。

昔から言われていることですが、「早寝、早起き」!
健康に王道無しですね。

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