寝室の明るさとうつ病

8月も終わりだというのに暑いですね。昨日は全国152地点で猛暑日となり、今夏一番の暑さになったそうです。まだまだ熱中症の危険が続きますので、こまめの水分補給を心がけてください。

さて奈良県立医大の研究チームが世界でも珍しい研究結果を発表しました。

(引用)

奈良県明日香村や香芝市などに住む60歳以上の男女863人の協力を得て、2010年から14年にかけて寝室にセンサーを設置。寝床に入ってから出るまでの明るさを計測した。健康などに関する質問にもこたえてもらい、その後の経過を2年間ほど追った。

(ここまで)

平均0.4ルクスの寝室が「暗め」グループと平均12.4ルクスの「明るめ」グループで、他の発症要因を調整しても約1.9倍「明るめ」グループでうつ病の発症が多かったとのことです。

寝室が「明るい」と眠りの質が悪くなり、睡眠覚醒リズムの乱れが起こり、心の不調につながっているのではないかと結論付けています。

やっぱり眠りの質は大切ですよね。「たかが睡眠、されど睡眠」ですね。

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