月別アーカイブ: 2017年9月

中世の遺跡にイルカの墓?

ひと雨ごとに秋の深まりを感じる季節になりましたね。過ごしやすい気候が長く続けばいいと思います。

さて、今回は不思議なニュースをネットで見つけましたので、取り上げてみたいと思います。

英国とフランスの間の島にある中世修道院の遺跡から「イルカの墓」が見つかったのだそうです。単に埋められていたのではなく、底を平らにし壁を左右対称に仕上げ、一方の端を丸みを帯びた形に削った墓に埋葬されていたのです。

何十年も発掘を続けてきた学者も「こんなものは見たことはありません。」と、首を傾げているとのことです。

研究者たちは、この不思議な発見に二つの仮説を立てたそうです。

1.宗教的な儀式として埋葬した。
2.食料として保存しようとした。

私としてはどちらもあまりしっくりこないのですが、皆さんはいかがですか?

「昔、修道士が海辺に打ち上げられた真っ白なイルカ(アルビノ)を見つけて、驚きながらもうやうやしく修道院に持ち帰り、丁寧に埋葬を行った。」などと自分なりの勝手な仮説を立てて、古代のロマンに思いを馳せてしまいます。

可能であれば、イルカの骨からDNAを取り出して、遺伝的に色素が作れない「アルビノ」だったのかどうか、調べてもらいたいものですね。

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子は親をうつす鏡

最近めっきり秋めいて、過ごしやすいですね。(湿度が高い日はありますが・・・・・)

さて、今回は昔からよく使われる言葉を取り上げてみたいと思います。

『「子は親をうつす鏡」
子に対する親の情愛やしつけが子に反映するから、子を見れば、どんな親か知ることができる。

(ことわざ辞典 第2版 新修 より)』

このことわざ、一度は聞いたことがありますよね。それが「ことわざ」に留まらない事の一端を示した研究が、米マサチューセッツ工科大(MIT)の研究チームから発表されました。

生後13か月~18か月の赤ちゃん68人に、箱に入った人形を大人が「30秒間努力して取り出す」または「10秒で容易く取り出す」様子を見せたあと、大きなボタンのついたチャイムを渡したところ、「努力して取り出す」様子を見せた赤ちゃんは「容易く取り出す」様子を見せた赤ちゃんに比べて、2倍ボタンを押す回数が多かったのとことです。

この結果から研究者は、大人が努力する姿を見た赤ちゃんは我慢強く物事に取り組むとする結論を導き出しています。

本当に?と思いながら、なんだか納得してしまいますね。

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レディーガガ活動休止

今回は、レディーガガが活動中した話題について書きたいと思います。

題名を見て「先生はレディーガガのフアンなんだ!」と思われた方も多いと思いますが、前衛的なファッション等に頭を傾げています。

今回は、活動中止になった原因が「線維筋痛症」という病気だとご本人が公表されました。一般にあまり馴染みのない病名ですが、ご存知ですか?

ネットによると・・・・・・

(引用)
線維筋痛症は全身に激しい痛みが起こる原因不明の病気だ。30代後半~40代前半の女性が発症することが多く、気圧、気温、光、音などあらゆる外的刺激を痛みとして感じるため、進行すると外出が苦痛になるなど、社会生活が困難になる。
(ここまで)

体に炎症などの異常が起こっていると知らせる「痛み」を過剰に感じてしまうのが病因であると考えられています。原因はまだはっきりはしていませんが、中枢神経系で痛みを増幅させているという説が有力です。

原因不明の痛みで、病院に通っても診断がつかなかったり、一応病名はついたが治療効果が芳しくない方は、この病気かもしれません。(日本人の数パーセントにこの病気があると言われています。)

かかりつけ医に相談してみては如何でしょうか?

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語源とネット炎上と医療

昨日は大阪市内で急に強い雨が降りましたが、雨雲レーダーでは大阪の中央部にだけ強い雨雲があり、近隣にはほとんど雨が降っていない状態になっていました。天候の不思議さを感じました。

いきなりですが、大阪のFM放送で「語源」の解説を朝に放送しています。毎日色々な語源の説明を聞くと、日頃何気なく使っている言葉に様々な背景や思いが込められていることに驚ています。

状況を詳らかに説明しなくても簡単な言葉で表現できるのは便利ですね。これは人間の抽象化能力のなせる技なのですが、過度に働くと困ったことになります。

その困った状況の一つが、「ネット炎上」なのだそうです。何気ない発言や記事の見出しが「炎上」する一因として、六割の人が中身を読んでいないとの研究結果があるそうです。(皆さんは電車の中吊り広告を見て、雑誌の中身を理解した様な気分になったことはありませんか?)

個人で気軽に情報発信できる時代になり、かかる思い込みが増幅されて収集がつかなくなってしまうことは、容易に想像できますね。これを意識的に行うのが「フェークニュース」ということになるのでしょうか?

医療の現場でも「過度の抽象化」が問題を引き起こすことは、以前のブログに書いた通りです。
うなぎと恵方巻きと抗生物質バイキングとカメハメハ大王と生活習慣病横山大観とわらび餅と血糖検査

お気をつけあそばせ。

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