日別アーカイブ: 2018年3月2日

「のぞみ」の亀裂

3月に入って昼間はポカポカ陽気なのに朝晩はまだ寒いですね。こんな時は着るものの選択に困りますね・・・・・・風邪を召さないようにお気をつけください。

さて、新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかった問題で、製造段階から問題があったことが明らかになり、衝撃が走っていますね。

8ミリの厚さが必要な鋼材を溶接するために削ってしいまい、一番薄いところで4.7ミリになっていたとのことです。そのため強度に不足が起こり、今回の亀裂につながったようです。

「溶接する」という自分の仕事が出来なかった時に、本来は溶接できない部品の品質を改善するように要求すべきなのに、やっつけ仕事のように削って溶接してごまかしてしまったのです。プロフェッショナルとしての矜持も何もあったものではないですね。

昨今、日本のものづくりがレベル低下していると騒がれていますが、中小企業だけでなく川崎重工のような大手までもが経済効率優先になってしまい、先人たちが必死に築いてきた「日本品質」がおざなりにされているのかもしれません。

医療費がどんどん削られる現状で、医療の現場はプロフェッショナルとしての矜持を維持できるのかと心配になってしまいました。

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