月別アーカイブ: 2018年4月

麻疹(はしか)

沖縄県を中心に、外国から持ち込まれたと思われる麻疹(はしか)が急増しているとのことです。茨城県内でも発症が確認されており、大流行の可能性もあり厚生労働省が注意を呼びかけています。

麻疹は感染力が強く、マスクや手洗いなどのウィルス一般の予防策では不十分と言われています。予防接種が確実な予防策なのですが・・・・・・ちょっと問題があります。

麻疹の予防接種は2回行えば99%予防できるのですが、1972年10月1日~1990年4月1日に生まれた人、つまりH30年現在28歳~45歳の人は、接種が1回だけの場合があるのです。1回だけの摂取だと、5%程度の人で抗体価が十分に上昇せず麻疹に感染する可能性が残るのです。

予防接種の回数を確認するには、自分の母子手帳を見ればいいのですが、かなり以前のことであり、母子手帳で確認できないことも多い様です。

2回摂取されているのかわからない場合は、今から3回目を摂取しても大きな問題はなく、抗体価の上昇も期待できる様です。(ちなみに麻疹の予防接種は当院で5500円です。)

外国人観光客が増加している今日この頃、麻疹の備えは大丈夫ですか?

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「宇宙からマグロ」「二階から目薬」?

冬の様な寒さから一転、初夏の日差しが降り注いでいますね。植物たちものびのびとして、当医院のイチゴも甘酸っぱい香りをエレベータホールで放っています。

さて、今回は世界で初めて「マグロの完全養殖」に成功した近畿大学の話題です。

話は逸れますが、以前近畿大学の英語表記をKINKI UNIVERCITYからKINDAIに変更するとの記事を読んだことがあります。英語圏ではKINKI UNIVERCITYの発音が、KINKY UNIVERCITY(へんてこな大学)に聞こえる様で変更されたとのことでした。そういえばブロードウェイミュージカルの「キンキー ブーツ」が日本でも上演されていましたね。話が逸れたついでに、「全日空」も 中国語で「1日中空いている」という意味に取られてしまうので外国では「ANA」を使っているとのことです。閑話休題。

「近畿大学が日本近海を回遊する太平洋クロマグロの生態を、人工衛星を使って宇宙から追跡しようという研究を進めている。」

学問的には、マグロが太平洋のどこを回遊していて、産卵場所はどこか明らかにし、マグロ資源の保護に繋がる大きな意味を持つのですが・・・・・・・・宇宙からマグロを追跡すると聞くと、ことわざの「二階から目薬」の場景を思い浮かべてしまいます。
(ことわざの意味である、回りくどいとか無駄だと言うつもりは一切ありません。 平成30年5月31日まで、クラウドファンディングサイト(http://camp-fire.jp/projects/view/36679?token⁼3tlseafa)で募金受付中とのことです。)

宇宙からマグロが観察できるのなら、医学の世界でもすごいことが出来るのではないかなぁと想像を膨らませています。

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血糖値スパイク2

最近テレビの健康番組でも取り上げられている「血糖値スパイク」、お聞きになった方も多いと思いますがいかがですしょうか?(以前にこのブログでも取り上げましたね。)

NHKのホームページでは、

『健康診断では「正常」なあなたの血液に、放置すると怖い“万病の種”が潜んでいる!?それは「血糖値スパイク」。いま日本人に急速に蔓延している可能性が明らかになってきた。』 (http://www.nhk.or.jp/special/kettouchi/より)

と衝撃的な説明が踊って言います。

「空腹時血糖は食事を食べず10時間経っても、膵臓が血糖値を下げることができていない状態なので、上昇し始めたら膵臓がかなり傷んでいると考えられるのです。」と診察でよく患者さんに説明します。

一方、「血糖値スパイク」は食後の急激な血糖値上昇ですので、空腹時血糖に先立って上昇すると考えられています。この「血糖値スパイク」を見つけることで、膵臓の痛みが少ない早期から糖尿病の治療が可能となり、重症化を防ぐことができるのです。

「血糖値スパイク」を見つけるためには何度も血糖値を測定する必要があり、これまでの方法では困難であったのですが、新しい血糖値測定センサーが開発され24時間1分ごとに血糖値を測定し15分ごとに記録することが可能となりました。

「血糖値スパイク」を知りたい方は、当医院にお問い合わせくださいね。

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温泉に入るニホンザル

大阪は昼から雨で、往診で外を歩いているとじっとりと汗ばむ様な感じですね。明日の入学式天気は大丈夫なのでしょうか?(残念ながら桜は葉桜ですね。)

さて外国人観光客に人気の「温泉に入るニホンザル」ですが、このほど面白い報告が京都大学からなされましたので、紹介します。

観光名所の長野県の地獄谷野猿公苑で温泉に入るニホンザルの映像を一度はご覧になったことがあるのでは無いでしょうか?雪の中で真っ赤な顔押して、気持ち良さげに温泉に入る猿の姿に思わずほっこりしてしまいます。

京都大霊長類研究所は、我々をほっこりとリラックスさせてくれる「温泉に入るニホンザル」が入浴でリラックスしているのか糞中のストレス物質を測って調べたそうです。

結果、入浴している個体はしていない個体に比べて平均で20%もストレス物質が少なかったとのことです。春になり入浴頻度が下がると、この差は認められなくなったそうです。

やっぱり温泉て良いなぁ!

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