沖縄県を中心に、外国から持ち込まれたと思われる麻疹(はしか)が急増しているとのことです。茨城県内でも発症が確認されており、大流行の可能性もあり厚生労働省が注意を呼びかけています。
麻疹は感染力が強く、マスクや手洗いなどのウィルス一般の予防策では不十分と言われています。予防接種が確実な予防策なのですが・・・・・・ちょっと問題があります。
麻疹の予防接種は2回行えば99%予防できるのですが、1972年10月1日~1990年4月1日に生まれた人、つまりH30年現在28歳~45歳の人は、接種が1回だけの場合があるのです。1回だけの摂取だと、5%程度の人で抗体価が十分に上昇せず麻疹に感染する可能性が残るのです。
予防接種の回数を確認するには、自分の母子手帳を見ればいいのですが、かなり以前のことであり、母子手帳で確認できないことも多い様です。
2回摂取されているのかわからない場合は、今から3回目を摂取しても大きな問題はなく、抗体価の上昇も期待できる様です。(ちなみに麻疹の予防接種は当院で5500円です。)
外国人観光客が増加している今日この頃、麻疹の備えは大丈夫ですか?
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