月別アーカイブ: 2018年11月

ゲノム編集

11月も今日で終わりですね。明日からは「師走」ですが、来週は最高気温20℃の予報です。なんだか季節感が出ませんね。(そろそろクリスマスツリーを出さなければ・・・・・)

さて、ここのところニュースで騒がれている中国の「ゲノム編集受精卵による出産」ですが、ご存知でしょうか?

発表した研究者によると、遺伝情報を書き換えた(ゲノム編集した)受精卵から双子の新生児が誕生したとのことです。

ゲノム編集自体は研究室レベルで簡単にできるものですが、人間に応用することの倫理的な問題が取り沙汰されています。「倫理的な問題」と聞くと概念的なイメージだと思われがちですが、それだけではないのです。

もちろん、「ゲノム編集」の影響が予測できないため、新生児の将来に対して無責任であるという人道的な面が大きいのですが、今回の「倫理的な問題」には人類という集団で考えた場合にも大きな危険をはらんでいるのです。

「ゲノム編集」の影響で遺伝子そのものだけでなく、遺伝子環境(エピジェネティックス)が変化して思わぬ影響を与える可能性が指摘されています。

例えば「ゲノム編集」を受けた人がウィルスに感染した場合、ウィルスの凶悪化を引き起こしてしまうかもしれません。(インフルエンザウィルスの変異は人と豚と鳥が一緒にいることで促進されることが知られています。)

最近の研究では、遺伝子情報だけでなく遺伝子環境も遺伝するとの報告もあり、何世代も後になって影響が出てくる可能性があるのです。

人類の存亡に関わる取り返しのつかない状況を招き得る技術なので研究室外での応用は、慎重の上にも慎重に行わなければならないものなのです。

今後に注視していきたいと思います。

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週末の寝だめはダメ!

朝晩寒い日が続いていますが、体調管理されていますか? まだインフルエンザの本格的な流行は来ていませんが、お気をつけくださいね。

さて、今回は「社会的時差ぼけ」(?)の話です。

「社会的時差ボケ」についてネットで調べてみますと以下の様に書かれていました。

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人には体内時計がありますが、起床・就寝の時間が後ろにずれている夜型の人は、会社や学校の始業・終業のリズムに体がついていけず、集中力が低下したり、昼間眠気に襲われたりします。海外旅行の後に生じる『時差ぼけ』に似たこんな状態は『社会的時差ぼけ』と呼ばれています」
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この状態が続くと睡眠リズムがますますずれて昼夜逆転し、集中力や判断力の低下、昼間の眠気、活動量の低下など、「社会的時差ぼけ」が悪化します。「社会的時差ぼけ」は、生活習慣病やうつ病の発症にも影響しているとの研究報告もなされているそうです。

週末の起床時間が平日よりも3時間以上遅いと、危険な「寝だめ」になります。睡眠リズムがくずれて夜更かしをしてしまい、平日の寝不足を補うために週末は寝だめをするという悪循環におちいってしまうのです。

危険な寝だめしてませんか?

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子宮移植

先日暦の上では冬になる「立冬」でしたが、全国的にポカポカ陽気で、25℃を超える夏日の地域もあったそうです。

さて、慶応大学のチームが、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」や、がんで子宮を摘出した女性に対して第三者の子宮を移植し、妊娠、出産を目指す臨床研究の計画案を発表したとのことです。

欧米などでは50例以上に行われ、13人の子供が生まれています。今後国内での倫理的な観点と安全に行うための条件が整えるための議論が開始されるとのことです。

英語のウーマン(woman)はもともと「子宮を持つ人間」の意味だそうですが、将来的にトランスジェンダー男性に子宮移植がされる日が来るのでしょうか?

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朝ごはんを食べないと太る?

急に寒くなって、街でマフラーをしている人を見るようになりました。今年も残すところ2ヶ月となってしまいましたね。

さて、今回は以前から言われている定説「朝ごはんを抜くと体重が増える」についてです。

朝ごはんを食べないと、「カロリー摂取が減るのでは?」とか「朝食べない分、昼や夕を食べ過ぎるのでは?」と色々な意見が聞こえてきそうですね。

名古屋大大学院の小田裕昭准教授の研究グループが、この定説を実験的に確認したとの報告を米科学誌プロス・ワン電子版に報告しました。

56匹のマウスを「普通に食事を与える群」と「起床後4時間経ってから餌を与える群」の2群に分けて、14日間同じ量の高脂肪食を与えたとのことです。

実験の結果、遅れて食事を与えた群(朝食抜き)は7−8%体重が増加したとのことです。

この群では体内時計遺伝子の働きが4時間遅れて体温の高い時間が短くなったことで、エネルギー消費が減り、体重増加につながったのではないかと考察しています。

昔からいわれている定説、侮りがたしですね。

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