月別アーカイブ: 2019年4月

簡単にアンモニア合成

東京大学の研究チームが、水と窒素ガスから簡単にアンモニアを生成する方法を開発したと発表しました。

アンモニアは工業製品の原料として広く使われており、従来は約100年前に開発された「ハーバー・ボッシュ法」で生成されているそうです。この発明でノーベル賞を受賞しており、アンモニアがいかに大切だったかがわかります。

ハーバー・ボッシュ法では鉄系の触媒を用いて、温度400−650℃、200−400気圧の条件でアンモニアが生成されるのですが、全世界のエネルギー消費の1−2%がこの合成に費やされているそうです。

今回東大が開発した方法は加熱も加圧も必要なく、通常のフラスコ内でアンモニアの合成が可能なのだそうです。当然エネルギーを使わずコストも下がるので今後の活用が期待されていることは言うまでもありません。

アンモニアという基本的な有機物が、従来考えられていたより格段に穏やかな条件で生成できることがわかり、生命の誕生についても新しい考え方が広がるかもしれませんね。

今回は平成最後のブログ更新になります。1週お休みして次回は令和最初の・・・・・・・・・その頃には言い古されて耳にタコ状態かもしれません。

新年号になってもよろしくお願いいいたします。

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貧血と産後うつ

週明けの寒さが嘘のように、昼間は汗ばむような陽気ですね。急に暑くならず程よい気候が続いてもらいたいものです。

興味深いデータがネットの記事になっていたので紹介します。

2011年から2013年までに国立成育医療研究センター内で出産した女性の内、検査データのある977人(平均36歳)を対象として、産後の貧血とうつの関係について解析したとのことです。

産後に貧血のあった女性では、産後うつの発症は1.63倍も高かったそうです。貧血が重症だと1.92倍、軽症でも1.61倍高くなり、産後の貧血が重症なほど、産後うつのリクスが高くなることが明らかになったそうです。

一方、妊娠の中・後期の貧血と産後うつの間には明確な関連を認めなかったとのことです。

産後うつは社会的な問題にもなっており、今後産後の貧血改善がうつ病の発症を抑制できるか注目されている。

驚くべきは、産後にうつを発症したのは196人(20・1%)にも上っていた事実です。二割の人が産後うつになる?!

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人類初、ブラックホールの撮影

先週のポカポカ陽気で、一挙に開花した桜ですが東京では桜の花の上に雪が積もったそうですね。何だかこの春の気候不順を象徴しているようですね。

さて、約100年前にアインシュタインが存在を予言したブラックホールですが、日本の国立天文台を含む国際研究チームが、撮影に成功したとのニュースが舞い込んできました。

光をも飲み込んでしまうブラックホールですので、その本体を観察することは当然不可能です。国際研究チームは2年前、世界6ヵ所にある8つの電波望遠鏡で撮影を試み、分析を続けた結果、ガスに覆われたこの巨大な黒い穴の撮影に成功したとのことです。

オレンジ色の光の中に、ぽっかりと空いた穴のような画像ですが、理論から導き出される予想図とそっくりで、びっくりしました。さらに驚いたことには、観察されたブラックホールリングの直径が1000億キロに達するというのです。

銀河の真ん中には巨大ブラックホールがあると予想されてきましたが、実際に観察が可能になりました。今後、ブラックホールが徐々に縮小していく「ブラックホール蒸発」に繋がる観察結果が見られるかもしれませんね。

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豊胸バッグに発ガン性

今日からは気温が上っているようなので、週末にかけて桜の花も一挙に満開になるのでしょうかね。

さて、今回はフランス発信のニュースです。

(以下引用)

【AFP=時事】フランス保健当局は、豊胸手術に用いられる「インプラント」と呼ばれる人工乳腺バッグの主流のタイプに希少がんとの関連性が認められたとして、禁止する方針をメーカーに通達した。夕刊紙ルモンド(Le Monde)や公共ラジオが3日、当局が出した通達文を引用して報じた。

(引用終了)

ポリウレタン製のバックと表面がザラザラしたテクスチャードタイプの2種類が、希少がんの一種の未分化大細胞型リンパ腫(ALCL)との関連性が認められたとのことです。

フランスでは以前にも、糖尿病治療薬と膀胱がんの関連が疑われるとの発表をしているのですが、どのような解析をした結果かは今回の発表でも明らかになっていません。(前向き研究でないのは明らかですよね。)

まさか、何でもかんでも「t検定」なんてことはしていないとは思うのですが・・・・・真実は如何に!!

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