プラスチックゴミ

6月末ですがまとまった雨が降らないうちに、どんどん暑くなりますね。夏の水不足が心配です。

さて、海洋のマイクロプラスチックやペットボトル問題、ひいてはレジ袋の有償化まで話題になっているプラスチックゴミですが、大阪の堺市で発見された細菌が打開策になるかもしれないというお話です。

2005年に堺市のペットボトル処理工場で発見された細菌「イデオネラ・サカイエンシス」は驚くべき能力を持っています。

プラスチックは自然に分解されることはないため、環境中に長期間蓄積し生物の体内に濃縮されるため大きな問題となっています。

サカイエンシスは、プラスチックを特殊な2種類の酵素を産生して、水と二酸化炭素に分解する能力を持っているとのことです。分解するだけでなく、プラスチックを栄養源として利用しているというから驚きです。

人間がプラスチックを作る前には、この細菌どうしていたんだろうと疑問に思いませんか?

自然のしたたかさに「脱帽」ですね。

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