作成者別アーカイブ: きむ循環器内科医院

ジェネリック医薬品に発がん物質?!

以前から危惧していたことが実際に起きてしまいました。ジェネリック医薬品に発がん物質が含まれていたとの報道がなされています。

『薬の原材料に、発がん性があるとされる物質「N―ニトロソジメチルアミン」が混入しているとして、欧州で7月上旬から自主回収が始まったため、2月6日から国内での自主回収が始まった。』とのこと。

ジェネリック医薬品は「有効成分」が同じだけで、有効性や安全性が担保できていないので、当医院では極力使用を避けていたのですが・・・・・・発がん性物質とは!

しかも欧州に自主回収が遅れること7ヶ月!!!! とても安心して使えません。

そんな当医院でも積極的に使用しているジェネリック医薬品があります。それは、一般のジェネリックとは区別される「オーソライズドジェネリック(AG)医薬品」です。

簡単に説明すると先発品とほぼ同一成分(有効成分以外も)で作ることを認められた薬です。

皆さんも飲まれている薬が先発品または「オーソライズドジェネリック(AG)医薬品」か、確かめてみませんか?

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大阪で麻疹

今朝は本当に寒かったですね。外を歩いていると耳が痛くなりました。昼間との気温差が大きいので、体調管理お気をつけくださいね。

さて、大阪の商業施設で麻疹が発生したと思ったら、新幹線を利用した人が麻疹だとわかり、不安が増しています。府内では12日までに去年1年間の発祥の3倍を超える46人に達しているそうです。

麻疹のことに関しては私がブログに書くより、厚生労働省のホームページに詳しく書かれているので、ご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/topics/2007/07/tp0710-2.html

ワクチンのことについても説明されているので大変参考になると思います。

ワクチンの需要に供給が追いつかない事態も起こってくるかもしれませんが、多くの人は抗体を持っていると思われますので、ご自身の子供の頃の病気について確認したり、予防接種歴を確かめたりと冷静な対応をお願いいたします。

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トンボから日焼け止め

ここ数日嘘のように暖かい日が続いています。風邪で来院される方も一息という感じですね。連休にかけて寒くなるようですので、お気をつけください。

さて、全国に広く生育するシオカラトンボですが、特殊な油脂成分を分泌していると産業技術総合研究所などの研究チームが報告しました。

水辺でよく見かけるシオカラトンボですが、成熟したオスは背中のあたりで紫外線を反射することが知られていました。この特徴に注目して研究を行ったとのことです。

背中から分泌される物質を分析したところ、油脂成分が分泌され板状の微粒子となって重なり合い紫外線を乱反射させていることが判明しました。このような物質は他の生物にはあまり見られないそうです。

この物質を利用すれば、金属などを含む日焼け止めより安全な日焼け止めが作れるのではと、期待が膨らんでいるとのことでした。

この記事を読んでひとつ気になったことは、シオカラトンボのメスはこの油脂成分を作っていないのでしょうか?もしメスを誘うための仕掛けだとしたら、開発された日焼け止めを塗るとメスのトンボがやたらに寄ってくるなんて事態にならないのかしらん?

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子宮頸がんワクチン

寒さも厳しく、冬本番といった感じですね。今日から2月ですので、春までもう少し・・・・・・冬来りなばですかね。

さて、2月4日の世界がんの日を前にWHOが子宮頸癌のワクチンについて見解を発表したそうです。

【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は1月31日、世界で年に30万人以上の女性が死亡する原因になっている子宮頸がんについて「予防・治療可能だ」と指摘、途上国を中心に早期診断とワクチンの普及が重要になっているとした。

WHOの統計では、2018年子宮頸がんの新規発症は推定57万人で、31万1千人が死亡しているとのことです。

この記事を伝えたネットニュースは

『子宮頸がんには日本でも年に約1万人がかかり、約3千人が死亡。ワクチン接種の費用も助成されるが、厚生労働省は副作用の訴えが相次いだことを受けて接種勧奨を中止している。』

とつたえています。

以前のブログ「HPVワクチンで子宮頸がんリスク低下」をお読みいただければありがたいです。

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膵臓がん

急な寒波と天気の崩れで、近畿地方にも積雪の予報が出ています。明後日は大阪女子マラソンですが、大丈夫なのでしょうか?

さて東北大大学院医学系研究科の海野倫明教授らのグループが、膵臓がんんでで切除術などの前に抗がん剤などの化学療法を行なった方が、生存率が高まると発表しました。

膵臓がの患者さん360人を追跡調査したところ、2年後の生存率は術前化学療法群が63.7%、手術先行群が52.5%であったそうです。

これまでは手術先行が標準治療だったのですが、術前に化学療法を行うことで、リンパ節への転移や再発が減少し、生存率が高まることが明らかになったそうです。

ただ、切除可能で術前化学療法が受けられる膵臓がんは全体の2割ほどしかなく、早期発見が必要不可欠であるとのことです。

将来的には膵臓がんの標準治療が変わるかもしれませんね。

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家庭内のインフルエンザ感染

冬の気候で寒さと乾燥が続き、インフルエンザで受診する方や学級閉鎖が増えているようです。お気をつけくださいね。

さて、インフルエンザで気になるのが「家庭内のインフルエンザ感染」です。(特に受験生のいる家庭では、心配ですよね。)

川崎市のとある医院の医院長が4700人のデータを解析して、「家庭内のインフルエンザ感染」に関する興味深いデータを公表しました。子どもを年齢ごとに、乳幼児、小学生、中高生の3つのグループに分け、これに母親、父親を加えて比較したとのことです。

他の家族への感染が一番多かったのが乳幼児で、二番目に多かったのが父親だったそうです。

乳幼児からの感染を防ぐには、病児と他の家族の食事時間などをずらして、同時にマスクを外すことがないように気をつけるなどの対策が考えられるとのことです。

父親からの感染に関しては、「お父さんたちの意識の低さ」が原因であると解析しています。病気になっても、家でマスクなどをして感染を防御するという意識が希薄であると指摘しています。

この発表で驚いたことは、父親からの感染は8.6%、一番高かった乳幼児からの感染でも12%程度と家庭内のインフルエンザ感染がそれ程高くないことなのです。

よく「インフルエンザで一家全滅」などの話を聞きますが、この結果から考えると最初の感染で食い止めれれば、十分に防ぐことは可能ではないかと思われました。

よければ参考にしてくださいね。

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HPVワクチンで子宮頸がんリスク低下

新年最初のブログになりすね。ここ数日インフルエンザで来院される方が多いようです。お気をつけください。

さて、2010年度から公費助成、2013年4月に定期接種化されたヒトパピローマウィルス(PHV)ワクチンですが、重大な副反応と思われる問題で2013年6月から積極的な接種勧奨をさし控えるとの通達がなされ、現在もそのままの状態です。

そんなHPVワクチン接種の効果について、第22回日本ワクチン学会で報告がなされたそうです。

報告によるとHPVワクチン導入前の世代と接種率の高い世代を比較したところ、細胞診異常の出現率はワクチン接種世代では軽度異常で24%、高度異常で73%低下していたとのことです。

ワクチンの接種率と子宮頸がんの罹患リスクは逆相関をしており、HPVワクチンの効果が明確になったと考えられるとのことです。

子宮頸がんリスク低下に効果のあるHPVワクチンが安心して使えるように早くなって欲しいものです。

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年末

今朝から急に冷え込んでいますね。強力な年末寒波の影響が年明けまで続くとのことですので、お気をつけください。

さて、当医院の今年の診療も今日までです。朝から患者さんもちらほらで、ゆったりとした時間が流れています。このまま午後診療まで続くのでしょうかねぇ。

本ブログも2011年6月から開始して、今年で8回目の年末になります。来年も「医療や科学を身近に感じていただけるような」内容を書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

本ブログをお読みいただいた方々が良い新年を迎えられますよう、願っております。

1年間ありがとうございました。

P.S. 高校生の3分の2の裸眼視力が1.0以下になってしまったそうです・・・・・・・・

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「魔女の雑草」

当院でもインフルエンザの患者さんが出始めております。外出後のうがい、手洗いを心がけてくださいね。

さて、今回は穀物に寄生して枯らしてしまう「魔女の雑草」と呼ばれるストライガの話しです。

ストライガは、トウモロコシやキビなどのイネ科の植物に寄生し、養分を奪い取って枯らしてしまう雑草で、年間1兆円ともいわれる被害をサハラ砂漠以南の国々にもたらしているそうです。

土屋雄一朗・名古屋大特任准教授らのグループは、ストライガが自分ではほとんど栄養を蓄えておらず、発芽後4日以内にイネ科の植物に寄生しなければ枯れてしまう特徴に着目しストライガだけが反応する人工ホルモンの開発を開発したとのことです。

このホルモンにより、休眠状態のストライガは近くにイネ科の植物があると勘違いを起こし、発芽するのですが、実際には植物はなく栄養が取れずに枯れてしまうのです。

この方法で除去が困難だったストライガを「自殺発芽」させ、その後トウモロコシを育てると正常に発育したそうです。

この人工ホルモンは、琵琶湖ほどの水に小さじ一杯で効果を発揮するので、1ヘクタールあたり40円と非常に安い値段で使用できるとのことです。

「魔女の雑草」ストライガの話を書いて、以前に見た映画「悪魔を憐れむ歌」を思い出しました。悪魔が次々と乗り移って・・・・・・・・・・・・久しぶりにデンゼル・ワシントンの演技を見たくなりました。

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39〜56歳男性の風疹予防接種無料化

今年も余すところ2週間と少しになりましたね。

さて、1995年から行われている「今年の漢字」ですが、平成最後の年の漢字は「災」でした。かかる漢字は2004年にも選ばれており、2回目の登場となりました。実はこれまで3回も選ばれた漢字があるのですが、ご存知でしょうか?

答えは「金」です。お分かりの方もおられると思いますが、2000年のシドニー、2012年のロンドン、2016年のリロデジャネイロとオリンピックの年に選ばれています。

再来年の2020年東京オリンピックの年には4回目の「金」になるのでしょうかね。

東京オリンピックといえば、来年2019年から2021年までの間、39〜56歳男性の風疹抗体検査と予防接種が原則無料化されるようです。オリンピックで海外からの入国者が増えることにより、風疹の大流行を抑えるための処置だそうです。

この年代の男性は他の年代と比較して、風疹抗体の保有率が80%と低いことから上記の対応が決まったそうです。

私も対象に入っていますので、抗体検査を受けてみようかしらん。

 

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