作成者別アーカイブ: きむ循環器内科医院

「宇宙からマグロ」「二階から目薬」?

冬の様な寒さから一転、初夏の日差しが降り注いでいますね。植物たちものびのびとして、当医院のイチゴも甘酸っぱい香りをエレベータホールで放っています。

さて、今回は世界で初めて「マグロの完全養殖」に成功した近畿大学の話題です。

話は逸れますが、以前近畿大学の英語表記をKINKI UNIVERCITYからKINDAIに変更するとの記事を読んだことがあります。英語圏ではKINKI UNIVERCITYの発音が、KINKY UNIVERCITY(へんてこな大学)に聞こえる様で変更されたとのことでした。そういえばブロードウェイミュージカルの「キンキー ブーツ」が日本でも上演されていましたね。話が逸れたついでに、「全日空」も 中国語で「1日中空いている」という意味に取られてしまうので外国では「ANA」を使っているとのことです。閑話休題。

「近畿大学が日本近海を回遊する太平洋クロマグロの生態を、人工衛星を使って宇宙から追跡しようという研究を進めている。」

学問的には、マグロが太平洋のどこを回遊していて、産卵場所はどこか明らかにし、マグロ資源の保護に繋がる大きな意味を持つのですが・・・・・・・・宇宙からマグロを追跡すると聞くと、ことわざの「二階から目薬」の場景を思い浮かべてしまいます。
(ことわざの意味である、回りくどいとか無駄だと言うつもりは一切ありません。 平成30年5月31日まで、クラウドファンディングサイト(http://camp-fire.jp/projects/view/36679?token⁼3tlseafa)で募金受付中とのことです。)

宇宙からマグロが観察できるのなら、医学の世界でもすごいことが出来るのではないかなぁと想像を膨らませています。

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血糖値スパイク2

最近テレビの健康番組でも取り上げられている「血糖値スパイク」、お聞きになった方も多いと思いますがいかがですしょうか?(以前にこのブログでも取り上げましたね。)

NHKのホームページでは、

『健康診断では「正常」なあなたの血液に、放置すると怖い“万病の種”が潜んでいる!?それは「血糖値スパイク」。いま日本人に急速に蔓延している可能性が明らかになってきた。』 (http://www.nhk.or.jp/special/kettouchi/より)

と衝撃的な説明が踊って言います。

「空腹時血糖は食事を食べず10時間経っても、膵臓が血糖値を下げることができていない状態なので、上昇し始めたら膵臓がかなり傷んでいると考えられるのです。」と診察でよく患者さんに説明します。

一方、「血糖値スパイク」は食後の急激な血糖値上昇ですので、空腹時血糖に先立って上昇すると考えられています。この「血糖値スパイク」を見つけることで、膵臓の痛みが少ない早期から糖尿病の治療が可能となり、重症化を防ぐことができるのです。

「血糖値スパイク」を見つけるためには何度も血糖値を測定する必要があり、これまでの方法では困難であったのですが、新しい血糖値測定センサーが開発され24時間1分ごとに血糖値を測定し15分ごとに記録することが可能となりました。

「血糖値スパイク」を知りたい方は、当医院にお問い合わせくださいね。

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温泉に入るニホンザル

大阪は昼から雨で、往診で外を歩いているとじっとりと汗ばむ様な感じですね。明日の入学式天気は大丈夫なのでしょうか?(残念ながら桜は葉桜ですね。)

さて外国人観光客に人気の「温泉に入るニホンザル」ですが、このほど面白い報告が京都大学からなされましたので、紹介します。

観光名所の長野県の地獄谷野猿公苑で温泉に入るニホンザルの映像を一度はご覧になったことがあるのでは無いでしょうか?雪の中で真っ赤な顔押して、気持ち良さげに温泉に入る猿の姿に思わずほっこりしてしまいます。

京都大霊長類研究所は、我々をほっこりとリラックスさせてくれる「温泉に入るニホンザル」が入浴でリラックスしているのか糞中のストレス物質を測って調べたそうです。

結果、入浴している個体はしていない個体に比べて平均で20%もストレス物質が少なかったとのことです。春になり入浴頻度が下がると、この差は認められなくなったそうです。

やっぱり温泉て良いなぁ!

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エキノコックス症

3月に最高気温が20℃を超えて夏日になる日がある一方、朝晩は寒さが身にしみます。桜の花は満開なのに・・・・なんだか季節がモザイクになっているように感じますね。

エキノコックスという寄生虫の話を聞いたことはありますか?「エキノコックス症」はかつて北海道の風土病と呼ばれ、キタキツネから人間に感染し肝臓に多くの囊胞を作る病気なのです。

北海道大学時代講義でもしばしば耳にしましたし、最初に見学した肝臓切除の外科手術が20時間に及ぶ肝臓の切除術で、その原因が件の「エキノコックス症」だったので、大変思い出深い病気なのです。

「肝臓の多発囊胞をみたら、エキノコックス症を疑い北海道在住歴を詳しく聞くように!!」と教授がお経のように繰り返し話しておられたことを思い出します。

ところが、最近になって愛知県で「エキノコックス症」の届け出が4件もあったそうです。愛知県の知多半島はかつて童話の「ごんぎつね」の舞台ともいわれ、かつてはきつねの一大繁殖地だったそうです。

一時キツネは全滅したものと思われていたのですが、少数が生き残っておりキツネから野犬にエキノコックスが感染し人間にうつったと考えられるとのことです。

外出後のうがい・手洗いや、野草をしっかり洗ってから食べることで、エキノコックス症を防ぐことができますので、北海道や愛知県の方はもとよりその他の地域の方も心がけてくださいね。

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腸のぜん動運動

週半ばの休日で、なんだか調子がでない金曜日です。朝晩の気温の低下が疲れに追い打ちをけけますね。

さて、今回は「腸のぜん動運動」について書きたいと思います。

生物学辞典によりますと「ぜん動運動」とは『消化管などが順次くびれることにより、内容物を移動させる運動』と書かれています。くびれを作ることにより、内容物が前に行ったり後ろに行ったり、捏ね混ぜ合せられながら、先へ先へと送られていくのです。

この「ぜん動運動」を利用して、中央大学と宇宙航空研究開発機構がロケットの固形燃料を効率よく作成する技術を確立したとの記事が出ておりました。

これまでは、容器の中で固形燃料の減量を混ぜ合せていたのですが、大量に連続して作れなかったり、金属製の羽で火花が出て出火したりする問題があったそうです。ぜん動運動を利用した方法では、容器を移し替えることなく連続して固形燃料を作ることが可能なばかりでなく、火花による出火の危険性がないのです。

この技術で固形燃料の値段が安くなれば、個人で宇宙旅行なんてできるようになるのかしらん?

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ホーキング博士

全国的に大荒れの天気ですね。明日の大阪は最低気温が4度で冬に逆戻りです。お気をつけください。

さて、車椅子の物理学者として知られるホーキング博士が亡くなられました。難病を患いながら、75歳まで宇宙の謎に挑み続ける人生でした。

全身の筋力が失われていく中で、僅かな唇の動きで音声合成機を使って言葉を紡ぎ出し、宇宙の謎に挑み続ける姿には畏敬の念を禁じえませんでした。

宇宙の誕生やブラックホールの性質など鋭い理論を数多生み出した博士ですが、強く印象に残っているのは「ホーキングパラドックス」として知られる、ブラックホールに関する矛盾の指摘です。

結局ホーキング博士の仮説は誤りだったのですが、「超ひも理論」が示す多次元の宇宙が存在しうることを鮮やかに示す現代物理学発展の端緒となったのです。

誤りであってもなお、真実に切り込む思考の力に感嘆したものです。医学の世界でそんな強い思考の力が持てたらなぁ・・・・・・・

最後になりましたが、博士のご冥福をお祈りします。

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オオカミなんて怖くない?!

4月の陽気だと思ったら冬に逆戻りですね。2月にしまい込んだダウンジャケットを、また引っ張り出してきました。

さて関西文化学術研究都市の国際電気通信基礎技術研究所のグループが、ヘビなどの恐怖を感じさせる生き物の写真を一切見せずに、学習訓練で恐怖を緩和できる方法を開発したそうです。

緩和学習をする人と別の人に、恐怖を感じさせる生物(ゴキブリや蛇など)の写真を見せて、脳の活動を「fMRI」で記録し、恐怖で引き起こされる脳活動パターンを人工知能で推定し抽出したとのことです。

緩和学習をする人に瞑想してもらい、「fMRI」のパターンが恐怖で引き起こされるパターンに近づくと、目の前にある「円」が大きくなる学習を繰り返したところ恐怖が軽減されたのです。

また、各々の生物に対する「fMRI」のパターンは異なっており、緩和学習したパターンを引き起こす生物にだけ恐怖が和らいだというのです。

すごい話ですよね。心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの治療が大きく変わる可能性があります。

仕事がストレスの人は上司の顔を緩和学習・・・・・・・・・・

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「のぞみ」の亀裂

3月に入って昼間はポカポカ陽気なのに朝晩はまだ寒いですね。こんな時は着るものの選択に困りますね・・・・・・風邪を召さないようにお気をつけください。

さて、新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかった問題で、製造段階から問題があったことが明らかになり、衝撃が走っていますね。

8ミリの厚さが必要な鋼材を溶接するために削ってしいまい、一番薄いところで4.7ミリになっていたとのことです。そのため強度に不足が起こり、今回の亀裂につながったようです。

「溶接する」という自分の仕事が出来なかった時に、本来は溶接できない部品の品質を改善するように要求すべきなのに、やっつけ仕事のように削って溶接してごまかしてしまったのです。プロフェッショナルとしての矜持も何もあったものではないですね。

昨今、日本のものづくりがレベル低下していると騒がれていますが、中小企業だけでなく川崎重工のような大手までもが経済効率優先になってしまい、先人たちが必死に築いてきた「日本品質」がおざなりにされているのかもしれません。

医療費がどんどん削られる現状で、医療の現場はプロフェッショナルとしての矜持を維持できるのかと心配になってしまいました。

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くまのプーさん

昨日今日と寒さも緩んだようですね。オリンピックの熱戦が影響しているのでしょうか?

女子カーリングのチーム北見、頑張っていますね。開幕3連勝です。このまま好調をキープして欲しいものです。それと、男子フィギュアスケート。ショートプログラムで羽生選手と宇野選手が1位と3位になっています。念願の金メダル取って欲しいものです。(羽生選手が金メダルを取れば、オリンピック連覇となり66年ぶりの快挙だそうです。)

演技終了後にリンクに投げ込まれた物を集める役目の人を「フラワーガール」というのだそうですが、羽生選手の時は花ならぬ黄色い物体を拾い集めるのに忙しいようです。

リンクに投げ込まれる黄色い物体の正体は・・・・・・ご存知ですか?

そう、くまのプーさんのぬいぐるみなのです。かなり大きなものもあるので、「大丈夫かなぁ」と心配になります。

そういえば、あの黄色い丸形は子供受けが良く、予防接種の時にeye-catcherとして子供の気をそらすのに使われていたのを思いだしました。医療の世界でも大活躍ですね。

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歯周病で脳卒中

本当に寒い日が続きますね。それに、湿度の低下がすごくて加湿器をフルパワーにしても歯が立たない感じです。(当院では、気化式の加湿器を使っています。)

さて、米国の約1万5000人を15年間追跡した「大規模観察研究」で、歯周病が虚血性脳卒中の発症リスクに関係するとの報告がなされました。

虚血性脳卒中の中でも特に心原性脳梗塞および血栓性脳梗塞の発症を増やしているとのことです。

歯周の状態を7段階(健康〜重症歯周病)に分類して、虚血性脳卒中の発症を調べたところ、色々な因子で調整した後も、軽度歯周病でも1.8倍、重症歯周病では2.2倍の発症リスクが増加していたのです。

現在、歯周病と脳卒中の関わりを明らかにするため「介入研究」が行われているそうです。以前の「介入研究で」は歯周病と全身の炎症、高血圧、脂質および血管内皮機能が関連していることが示されており、今回の結果は驚くことではないとのことです。

日頃の口腔内ケア見直してみませんか?

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