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液体ノリで幹細胞培養

白血病の治療に必要な造血幹細胞ですが、これまで500ccで数万円もする培養液でも増やすことは難しく、現在はドナーの骨髄や臍帯血に頼っています。

臍帯血は量が限られており、ドナーの骨髄は全身麻酔で採取する必要から麻酔のリスクなどの問題があった。

今回、東京大学とスタンフォード大学のチームが、市販されている液体ノリの主成分であるポリビニルアルコール(PVA)で、マウスの造血幹細胞が効率的に培養することができると発表しました。

実際にコンビニで売られている液体ノリを用いて培養し、幹細胞を数百倍に増やした後、マウスに移植して実際に白血球などが作られることを確認したそうです。

この結果を人間に応用して大量培養が可能になれば、臍帯血の不足やドナーの負担問題を解決できる可能性があります。

液体ノリの中で幹細胞が増えるだなんて、びっくりですよね。

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熱中症に注意

5月というのに暑い日が続きますね。東京では連日猛暑日の真っ最中。大阪も暑いです。

このところ、熱中症で緊急搬送されることが増えているそうです。運動時には水分と塩分の補給を忘れないようにしてくださいね。

以前熱中症のことについてインタビューされた記事が残っていましたので、リンクを貼っておきます。

http://ddmap.jp/interview/naika/20110701_1i/

熱中症は、場合によっては命に関わったり、腎機能が廃絶して透析を余儀なくされる強い病態です。しかしちょっとしたケアで防ぐことができます。特に体調が悪い時の運動は屋内・野外に関係なく気をつけてくださいね。

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リュウグウに水

暖かくなったり、寒くなったりを繰り返してすっきりしない気候ですね。インフルエンザの後、落ち着いていたのですが、風邪で受診される方が増えているようです。体調管理に気をつけてくださいね。

今回はリュウグウに水があったとの話です。海の底ので乙姫様のいる竜宮城に「水」があるのは当たり前ではと言われそうですが、はやぶさ2が到着した小惑星リュウグウの話です。

はやぶさ2は小惑星リュウグウを近赤外分光計を使って観察したところ、水を含む鉱物があることを突き止めたとのことです。宇宙空間では、生命の元となる水の存在は希少だと考えられていたのですが、今回の発見にしろ木星の水にしろ、案外ありふれた存在ではないかと感じます。

もちろん、地球のように液体の水を大量に湛えた星は見つかっていませんが、我々の宇宙で水がありふれたものなら、どこかに地球とそっくりの星があるってもおかしくありません。

テレビや映画で描かれる、人類が宇宙人と遭遇するファーストコンタクトは、実現するのでしょうかねぇ・・・・・・・・

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キノコで血管手術の練習?

暖かくなったなぁと思ったら、急に寒くなって明日の大阪は最低気温3℃の予想です。京都ではお水取りの真っ只中。来週お水取りが終わる頃には、日に日に春めいてくるのでしょう。

さて、福岡市の医療機器販売会社がキノコを使った、面白い商品を開発したとの記事を見つけましたので紹介します。

この会社が開発したのはキノコを使った人工血管モデルで、心臓の冠血管バイパス手術の手技練習用として使用されるそうです。

電気メスなどで切開するときも、本物の血管に限りなく近く、「ここまでのものは見たことがない。」と日本心臓血管外科学会理事長も大絶賛だったとのことです。

国内の若手医師や海外での外科手術レベルの向上を視野に入れて販売していくとのこと。

繊維質で強度があるキノコに注目してエノキダケやエリンギの特性を解析し、硬さや弾力を実際の血管に近づける加工を工夫したとのだそうです。

すごいなぁーと関心しきりですが、練習後の人工血管、食べられるのでしょうか?

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ヒアリとワサビ

「一雨毎の暖かさ」でしょうか、あれほど手放せなかったコートがハンガーに掛けっ放しになっています。インフルエンザもひと段落して、平穏な日々が戻ってきました。

さて今回のブログは、猛毒を持つ「ヒアリ」の話題を書いてみたいと思います。

南米原産のヒアリは、貿易が世界規模で拡大したことにより、色々な国に広がっています。日本でも2017年頃から、湾岸エリアで毎年見つかっていて、すでに定着しているのではないかとの疑念が持ち上がっています。

そのヒアリに対して、弁当の防腐剤などにも使われている「ワサビシート」が防虫効果を発揮するとの記事が出ていました。

「ワサビシート」は、ワサビの辛味成分である「アリルイソチオシアネート」(AITC)を含んでおり、細菌やカビの増殖を抑制できるのだそうです。

その「ワサビシート」を使うと、ヒアリが用意した餌などに近づけないことがわかったとのことです。

コンテナを「ワサビシート」で覆たり、港の入り口に敷き詰めることにより、ヒアリの拡大を止めることができると期待されています。

「ヒヤリ、ハット」ならぬ「ヒアリ、ワサビ」ですかね。

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年末

今朝から急に冷え込んでいますね。強力な年末寒波の影響が年明けまで続くとのことですので、お気をつけください。

さて、当医院の今年の診療も今日までです。朝から患者さんもちらほらで、ゆったりとした時間が流れています。このまま午後診療まで続くのでしょうかねぇ。

本ブログも2011年6月から開始して、今年で8回目の年末になります。来年も「医療や科学を身近に感じていただけるような」内容を書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

本ブログをお読みいただいた方々が良い新年を迎えられますよう、願っております。

1年間ありがとうございました。

P.S. 高校生の3分の2の裸眼視力が1.0以下になってしまったそうです・・・・・・・・

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マイクロプラスチック

昼間はポカポカ陽気ですが、朝晩に気温低下があります。この時期、何を着ようか悩みますね。

さて、最近環境汚染として注目されているマイクロプラスチック、ご存知でしょうか?プラスチックストローの使用を中止する動きもあり、少し前にニュースになっていましたね。

マイクロプラスチックの定義は、5ミリより小さなプラスチック片だそうで、地球規模の汚染が懸念されています。

今回、ウィーン医科大学などの研究チームは日本を含む8カ国で採取した8人の便からマイクロプラスチックが検出されたとの報告を行いました。

この研究は日本のほか、フィンランド、イタリア、オランダ、ポーランド、ロシア、英国、オーストリアの33~65歳の男女計8人が対象として行われました。

全員の便に0.05~0.5ミリのマイクロプラスチックが見つかり、平均で便10グラムあたり20個のマイクロプラスチックを検出したとのことです。

研究者らは「人の消化管までマイクロプラスチックに汚染されている事を示した初めての研究」と指摘しています。

体内で炎症を起こしたり、吸着した有害物質を放出したり、人体に大きな影響が出ないのかと心配になりますね。

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月面に水があった!

昨晩台風20号が大阪を通過しましたが、今年は台風の発生数が多いばかりでなく、本当に珍しい三重県に上陸して西進する異常なものも出現して、変な感じですね。

さて、以前から月の岩石に水分が含まれているとの報告がありましたが、先日NASAが月を周回しているインドの探査機のデータから、月の両極に大量の氷があることを直接確認したとの発表を行いました。

NASAの長官は、「月面に何千億トンもの氷が存在すると分かった」と述べたそうです。

月面に水があれば、飲用水として利用したり、ロケットの原料や電気分解して酸素の原料にすることができます。月面活動に必要な水を全て地球から運ぶことは、経済的にも技術的にも困難であることを考えると、月面基地のハードルが一つ無くなるかもしれません。

アニメの世界だと思っていた月面都市「ルナシティ」がもしかしたら、実現するかもしれませんね。

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クロップマーク

当院ではお盆の連休も終わり、本日より通常診療を行っております。

今朝は涼しい風が吹き抜けて気持ちよかったですが、本当に暑い夏でしたね。熱中症で運ばれる方が急増したとのこと・・・・・暑くていいことないなぁと思っていたところに、思わぬ記事を見つけました。

英国でも数十年ぶりの猛暑に見舞われていたのですが、その猛暑のおかげで新しい遺跡の発見が相次いでいるとのことです。その中には数千年前の新石器時代のモニュメントなども含まれ、話題になっているとのことです。

どのように猛暑が遺跡発見に役立つのでしょうか?

実は遺跡などが埋まっていると地下環境が変わるため、植物の生育に周辺との差が出るのだそうです。この目印を「クロップマーク」と呼んでおり、遺跡発見の手がかりになるのです。猛暑のせいでクロップマークが目立つようになり、相次ぐ遺跡の発見につながっているとのことです。

猛暑が役立つこともあると思うと、何だが爽やかな気分になりますね。

でも、数千年前の人類の営みが現在にも影響を及ぼしていると考えると、化石燃料の使用による地球温暖化がいつまで影響を及ぼすのか心配になりませんか?

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火星に液体の水!

大雨の後は、酷い猛暑。週末にかけて台風直撃の可能性。今夜の皆既月食も望み薄ですかね。

さて生命の材料である有機物が岩石から見つかるなど何かと話題になっている火星ですが、イタリア国立宇宙物理学研究所のチームが、火星の南極にある氷の下に「液体の水」がある可能性が高いと発表しました。

火星探査船「マーズ・エキスプレス」の電波観測のデータを解析したもので、厚さ1.5Kmの氷の下に湖のように液体の水が存在する可能性が示されたとことです。

氷の下は氷点下70度の極寒だそうですが、氷による圧力と塩分濃度が高いため水が液体の状態で存在していると考えられるのだそうです。

研究所のロベルト・オロセイ氏は「生命にとって好ましい環境ではないが、水中では単細胞生物などが生き残れる可能性がある」としている。

小説に出てくるタコのような「火星人」はいないにしても、「火星生物」がいるかもしれないと思うと不思議な気持ちになりますね。

火星に好奇心(キュリオシティ)は尽きないですね。

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