カテゴリー別アーカイブ: インフルエンザ

節外れのインフルエンザ流行

今日の大阪は雨で、真夏のような暑さの昨日からは6℃も最高気温が低下するとのことです。今朝は長袖を来てきました。

さて、季節外れのインフルエンザ流行が起こっているとのニュースを紹介します。

インフルエンザの流行は冬なのですが、宮崎県の中学校では全校生徒の4分の1あたる500人近くのインフルエンザ感染があったとのことです。また、東京でも100人規模の集団感染が報告されています。

(以下引用)

マスク着用の緩和、新型コロナの「5類感染症」移行、体育祭・運動会の開催、インフルエンザワクチン接種率の低下など、さまざまな要因が複合的に関連して、地域でインフルエンザの集団感染が相次いでいるものと予想されます。

(引用ここまで)

この記事では集団感染を起こしているのがインフルエンザのA型なのかB型なのか分からないのですが、A型とすれば季節をかなり外れていることになります。

記事では複合的要因としていますが、個人的には集団生活におけるマスクの物理的・心理的効果が予想以上に大きかったのではないかと推測しています。

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鳥インフルで死亡例

マスコミが「花粉と黄砂のダブルパンチ」と騒いでいますが、いつもは花粉症症状のない私ですが、目がゴロゴロする感じが2−3日続いています。日頃から症状のある方はお気をつけください。

さて、中国での話ですが、鳥インフルエンザで世界初の死亡例が確認されたとの記事がありましたので紹介します。

(以下引用)

AFP=時事】世界保健機関(WHO)は11日、中国南東部・広東(Guangdong)省の女性(56)がH3N8型の鳥インフルエンザに感染し、死亡したと発表した。H3N8型感染による人の死亡が確認されたのは初めて。

(引用ここまで)

これまで人への鳥インフルエンザ感染は確認されていたのですが、死亡例は初とのことです。

今のところ鳥からの直接感染と考えられており、人から人への感染はしないと考えるとWHOは発表しています。。(新型コロナの初期もそんなこと言っていましたよねぇ・・・・)

今後とも注視する必要がありますかね。

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経鼻インフルエンザワクチン

朝晩は冷え込みますが、昼間は汗ばむ陽気ですね。この陽気で桜の花も満開。週末の雨が花散らしの雨になりそうですね。

さて、国内初となる注射でなく鼻に吹きかけるタイプのインフルエンザワクチンが承認されましたので紹介したいと思います。

(以下引用)

第一三共は、インフルエンザの経鼻ワクチン「フルミスト」の国内での製造販売が承認されたと発表しました。

「フルミスト」は両方の鼻の中に1回ずつふきかけ、インフルエンザの発症を予防する新しいタイプのワクチンで、2歳から18歳が対象となります。

(引用ここまで)

残念ながら今年のには間に合わないようですので、2024年の秋冬シーズンから使えるようになるそうです。

新しいワクチンの効果や副作用が変わらないのであれば、注射が苦手な子供達にとっては朗報ですね。今後出てくる情報に注目ですね。

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インフルエンザ流行

今朝の大阪は、鱗雲に朝日が映えて美しい景色でした。上空の風が強い様で、刻々と表情を変えながら流れていく雲にしばし見惚れてしまいました。

さて、ここ2年ほどほとんど流行らしい流行のなかったインフルエンザ感染が広がっている様です。

近所の小学校では学年閉鎖・学級閉鎖になっているとのことです。昨年は「数年流行がなかったので、インフルエンザに対する免疫が低下し大流行になる。」との予測もあったのですが、目立ったインフルエンザの流行はありませんでした。

今年も同じ様な話が出ていたので、どうなのかしらん?と思っていたところ、大流行の兆しが現れているのかもしれませんね。

幸い今年はインフルエンザワクチンが十分にある様で、予防接種は受けやすい状況にあります。

当医院でも、新型コロナワクチンと並行してインフルエンザワクチンの接種を開始しております。誤接種を避けるため融通の効かない点もあるとは存じますが、何卒よろしくお願いいたします。

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インフル・コロナ同時流行?

庭の紅葉も色づき始めて、一気に秋が深まった感じがしますね。この過ごしやすい気候が長く続いてくれると良いのですが・・・・・・

さて、当医院でもインフルエンザワクチンの予約が始まりました。ネットではインフルエンザと新型コロナワクチンの同時流行が心配され、発熱外来などの医療インフラへの影響が声高に叫ばれています。

2年間ほとんど流行らしい流行のなかったインフルエンザですが、今年は大流行が予測されています。

理由としては、
1.規制緩和により外国からの入国者が増えるため、持ち込みの危険が増す。
2.本格的な流行が無かったため、インフルエンザに対する免疫が減弱していると考えられる。
3.自粛疲れによる反動で忘年会や新年会などの集まりが多くなり、感染機会が増える。
などが挙げられます。

大流行を防ぐには、各々がうがい・手洗いをこまめすることや、少しでも調子が悪ければ会の出席を見合わせる、必要に応じてマスクをするなど、基本的な感染対策が大切だと思われます。

くれぐれもお気をつけくださいね。

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インフルエンザ2020

寒くなったり暖かかったり、不安定な気候でなんだか体調がすぐれない方も多い様です。お気をつけくださいね。

さて、インフルエンザの警戒レベルが最高になったとのニュースがネットに上がっていました。記事を見て、今年はインフルエンザの大きな流行は無いのではと思っておりましたし、先週までに例年なら3000人程度インフルエンザにかかっているところ、30人の報告しか無いと聞いていたので大変驚きました。

よくよく見てみるとインフルエンザはインフルエンザでも「鳥インフルエンザ」の警戒レベルが最高の「レベル3」に引き上げられたとのことでした。

ここで胸を撫で下ろしてはいけないのかもしれませんが、コロナ禍の時期にインフルエンザが増えると医療の対応が逼迫するので、思わず「よかった」とつぶやいてしまいました。

ところで、ニワトリが「マスクや手(羽)洗い」をする姿を想像してしまった人おられませんか?

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インフルエンザ予防接種2020

当医院でも昨日よりインフルエンザ予防接種の予約を開始しました。

ヤフーニュースでは「接種予約をホームページで受け付けるクリリックで、1日午前0時の受け付け開始から4時間内に今季の枠800人分が全て埋まった。」との記事も出ており、一部に混乱状態が生じているようです。

現時点でインフルエンザと新型コロナの関連については明らかでなく、インフルエンザ予防接種をしたからといって新型コロナに感染し難くなるとの情報はありません。

多くの人がマスク・手洗いなどの予防を徹底した今春の感染状況を鑑みると、今冬のインフルエンザは例年ほど流行しないのではとの意見も多く聞かれます。またインフルエンザ予防接種時期が早すぎると、春先に流行することが多いインフルエンザB型を防げない可能性もあります。

ニュースなどで流れている情報はあくまで「一般論」や「懸念事項」に過ぎないことも多く、そのまま鵜呑みにすると手痛いしっぺ返しを被ることもありますので、かかりつけ医の先生とよく相談して、接種することをお勧めします。(すべての人に当てはまる情報発信はとても難しいものです。)

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新型肺炎対策で、インフルエンザ減少?

昨日、今日と全国的な冷え込みで、今朝の大阪は最低気温0℃だったようです。(私の起きた時は1℃でした。)来週はまた、寒さが緩むそうです。気温の乱高下、いつまで続くのでしょうかね。

さて、毎日のように報道される新型コロナウイルスによる肺炎のニュースの影響か、マスクやうがい・手洗いなどの対策を多くの人が心掛けるようにしているようです。

大阪でもホテルや百貨店なども接客時にマスクを着用するところが多くなっています。以前のブログにも書きましたが、これらの新型肺炎対策はインフルエンザの予防にも有効なのです。

実際最近の統計によると、『今年第4週(1月20~26日)は推定65万4000人と、前年同週の222万6000人を大幅に下回っている。』とのことです。当医院でも、インフルエンザの患者さんは例年に比べて大幅に少ないようです。

今後どのような推移をするのかはわかりませんが、日頃のちょっとした予防対策がインフルエンザなどの流行性の疾患予防に大きな効果を発揮する証左になるかもしれませんね。

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インフルエンザ薬「ゾフルーザ」

昨年発売されたインフルエンザ薬「ゾフルーザ」ですが、服薬が1回で済むため広く使われました。その後、耐性ウィルスの割合が他のインフルエンザ薬より高いとの報告が相次ぎました。

日本感染症学会は、12歳未満の子供について「ゾフルーザ」の使用を慎重に検討すべきだとの提言をまとめました。12歳未満で耐性ウィルスの検出率が高いことを受けての提言のようです。(12歳未満は23.4%、12歳以上は9.7%)

大人では、耐性ウィルスに感染しても症状の続く日数は通常のウィルスと変わらないが、子供では長引く傾向があるとのことです。

1回の服薬で済むため便利な薬なのですが、残念です。

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薬剤耐性インフルエンザウィルス

冬の最後の抵抗か、今朝の大阪は寒かったです。昼は16℃まで上がるそうなので、服の選択に迷いました。昼に気温が上がると、花粉が飛散して花粉症の人は大変かもしれません。

一度飲むだけで済む新しいインフルエンザ薬である「ゾフルーザ」ですが、効き目が良い一方、耐性インフルエンザウィルスが検出されるとの報告がなされています。

今回、国立感染研究所が昨年11月〜2月に採取された香港A型インフルエンザウィルスを調べたところ、ゾフルーザを使ったことのない3人から耐性変異ウィルスが見つかったとのことです。

インフルエンザウィルスが耐性を獲得するメカニズムは判りませんが、抗生物質に対して細菌が耐性を獲得する場合から類推すると、薬を使えば使うほど耐性変異が起きやすいと考えられます。

効果の高い薬なので、インフルエンザ重症化リスクの高い人に使えるように一般の使用を制限することも考えなければならないかもしれません。

抗インフルエンザ薬ですが、インフルエンザの高熱を速やかに下げてくれる頼りになる薬ですが、使わなくとも重症化リスクの低い人はほぼ問題ないと考えられます。

抗生物資のように耐性菌とのいたちごっこに陥らないように、インフルエンザ薬の使い方についてみんなの知恵を持寄る必要があるかもしれませんね。

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