カテゴリー別アーカイブ: 健康情報

レディーガガ活動休止

今回は、レディーガガが活動中した話題について書きたいと思います。

題名を見て「先生はレディーガガのフアンなんだ!」と思われた方も多いと思いますが、前衛的なファッション等に頭を傾げています。

今回は、活動中止になった原因が「線維筋痛症」という病気だとご本人が公表されました。一般にあまり馴染みのない病名ですが、ご存知ですか?

ネットによると・・・・・・

(引用)
線維筋痛症は全身に激しい痛みが起こる原因不明の病気だ。30代後半~40代前半の女性が発症することが多く、気圧、気温、光、音などあらゆる外的刺激を痛みとして感じるため、進行すると外出が苦痛になるなど、社会生活が困難になる。
(ここまで)

体に炎症などの異常が起こっていると知らせる「痛み」を過剰に感じてしまうのが病因であると考えられています。原因はまだはっきりはしていませんが、中枢神経系で痛みを増幅させているという説が有力です。

原因不明の痛みで、病院に通っても診断がつかなかったり、一応病名はついたが治療効果が芳しくない方は、この病気かもしれません。(日本人の数パーセントにこの病気があると言われています。)

かかりつけ医に相談してみては如何でしょうか?

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寝室の明るさとうつ病

8月も終わりだというのに暑いですね。昨日は全国152地点で猛暑日となり、今夏一番の暑さになったそうです。まだまだ熱中症の危険が続きますので、こまめの水分補給を心がけてください。

さて奈良県立医大の研究チームが世界でも珍しい研究結果を発表しました。

(引用)

奈良県明日香村や香芝市などに住む60歳以上の男女863人の協力を得て、2010年から14年にかけて寝室にセンサーを設置。寝床に入ってから出るまでの明るさを計測した。健康などに関する質問にもこたえてもらい、その後の経過を2年間ほど追った。

(ここまで)

平均0.4ルクスの寝室が「暗め」グループと平均12.4ルクスの「明るめ」グループで、他の発症要因を調整しても約1.9倍「明るめ」グループでうつ病の発症が多かったとのことです。

寝室が「明るい」と眠りの質が悪くなり、睡眠覚醒リズムの乱れが起こり、心の不調につながっているのではないかと結論付けています。

やっぱり眠りの質は大切ですよね。「たかが睡眠、されど睡眠」ですね。

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瞬間接着剤

今年はなんだか気温の変動が激しいような気がしてなりません。当院ではインフルエンザではなく普通の風邪や胃腸炎で来院される方が多いですね。

さて今回は、誰もが一度はお世話になったことがあると思われる「瞬間接着剤」の話です。

ネットで話題になっているのでご存知の方も多いと思いますが、軍手などをして瞬間接着剤を使うと危険なのだそうです。(普通にやってしまいそうですね。)

瞬間接着剤は空気に触れると薬液が「化学反応」を起こして固まるのですが、軍手などの繊維に吸着されると、薬液の表面積が増大して急激な「化学反応」が起こってしまうのです。その結果短時間に大量の熱が発生し、100℃に達することもあるそうです。

瞬間接着剤は直接手につくと厄介なので、手袋などをして使用したくなるのですが、その場合軍手などの染み込みやすい素材は避け、ポリエチレン製の手袋などを使用する必要があります。

身近に潜む危険(以前は塩素系の薬液と酸性の薬液を何気なく混ぜてしまうと塩素ガスが発生して健康被害が出たことがありましたね。)にお気をつけくださいね。

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「ポスト真実」(Post-truth)

今年も残すところ約2週間となりました。例年のごとく「今年の漢字」や「流行語大賞」等が発表されていますね。

海外でも同じ様な企画があるようで、英オックスフォード大出版局は16日、今年注目を集めた英単語として「客観的な事実や真実が重視されない時代」を意味する形容詞「ポスト真実」を選んだとの報道がありました。「真実や事実」より「個人の感情や信念」が優先されて、デマや嘘に近い情報に基づいて判断を下してしまうのだそうです。

日常のたわいない判断のみならず、英国のEU離脱の国民投票やアメリカ大統領選挙等の非常に大切な選択であっても「ポスト真実」は多大な影響をあたえたと分析されています。

政治の世界も大変だなぁと思っていたら、ネットの健康情報を調べてみると、正しい記事より誤解を招くような記事が、約200倍もシェア(964人対19万6千人)されていたそうです。

インターネットの普及で、簡単に情報が取れるようになったのは良いのですが、情報の質を確かめないと医療・健康の世界でもデマに踊らされてしまう危険性があると感じました。

「誰かが言っていたから」「ネットに書いてあったから」と安易に信じてはいけません・・・・・・このブログは大丈夫ですけど。

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ソーダ税

今週初めは夏日が続いていましたが、本日から最高気温も落ち着くようですね。10月も後半になってきて、北海道では例年より1週間以上早く雪が降ったそうです。秋を楽しむ余裕があるのかしらん。

さて、本日のブログは「ソーダ税」についてです。WHO(世界保健機構)が「糖分の多い飲料に課税を」するように呼びかけたそうです。課税すれば価格が上がり、糖分の過剰摂取による虫歯や肥満、糖尿病の予防になるというのだ。

コロンビア大学の試算によると、『アメリカ全土で10年間、糖分の多い飲料に約30ml(1オンス)当たり約1円(1セント)を課税するとしたら、計1兆7600億円(170億ドル)以上の医療費が削減でき、年1兆3500億円(130億ドル)の税収がある。』とのこと。

この動きを受けて、ペプシコーラが世界で販売する自社製の飲料に含む砂糖の量を減らすと発表したそうです。

個人の嗜好と医療費の増大の綱引きが世界的に始まっているようです。

(以前のブログ「スティックシュガー50本分」もご参照ください。)

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コインと釣り針と麻疹(はしか)

昨晩から今朝に掛けては、肌寒いぐらいの気候ですね。秋雨前線の影響で、梅雨のように蒸し暑い日々が続いていたのでありがたい限りです。ただ、急な気温変化は風邪引きの原因にもなりますのでお気を付け下さい。

最初に、沖縄で古代ローマ帝国の銅貨が見付かったそうです。現在のように交通が発達していない時代に、ローマからどの様にコインが沖縄に来たのか、不思議な感じがしますね。想像するに、シルクロードを通って中国から沖縄に来たのではないでしょうか?

次も沖縄の話ですが、2万3千年前の釣り針が発見されたとのことです。「山幸彦と海幸彦」の話にも釣り針が出て来ますので昔から使われていたことには驚かないのですが、世界各地で同じ様な釣り針が見付かっていると聞きビックリしました。(これまでの世界最古の釣り針は、東ティモールの同じく貝製の釣り針(2万3000~1万6000年前))

我々が想像するより遥か昔から、情報や物が世界中を往来しているのでしょうね。

さて、世界中を往来して困るもののひとつが、「麻疹(はしか)」ではないでしょうか?関西空港で集団発生があり、ワクチンが足らなくなる騒動は記憶に新しいのですが、一方で世界保健機関(WHO)は今月27日、南北米大陸が世界初の麻疹(はしか)根絶地域となったと宣言しています。

南北米大陸では、麻疹の頻度が減ってもワクチンの予防接種を地道に続けてきた結果、今回の宣言に繋がったのです。専門家らは、ウイルスが外から持ち込まれた場合には限定的に感染が広がることはあるため根絶に成功したとはいえ、予防接種を怠ってもよいということではないと警告しています。

今回の麻疹騒動が収まっても、予防接種の事を忘れないでくださいね。

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8割以上が健診で『異常』

40歳以上のサラリーマンで、健診で主要な4項目で全て「基準範囲内」の人はたったの17%しかいなかったと、健康保険組合連合会(健保連)の調査でわかったそうです。受診者の半数に、治療が必要なレベルの異常が見付かっているそうです。

「健康な人」が「たった17%」と聞くと衝撃的なのですが、少し見方を変えてみると「成る程」とそのような結果になった理由が腑に落ちました。(よろしければ電卓片手に検証してみてください。)

まず健診受診者の半数が治療が必要なレベルの異常があると考えると、残りの人は50%になります。そして、各々の検査で検査で健康な人の90%が合格すると考えると、4項目のテストで全て「基準範囲内」に入る人の確率は・・・・・・(血圧2項目、脂質の検査が3項目、肝機能が3項目あるので全体で9項目と考えて)

0.5(50%) × 0.9(90%)を9回掛ける = 0.194(19.4%)

何だか近い数字が出ましたね。皆さんは、如何思われますか?「40歳以上のサラリーマンで健康な人は17%しかいない」と思ってしまうと数字のマジックに踊らされるのかもしれません。

この調査結果で本当に注目すべきは「17%」の方ではなく、「半数(50%)」の人が治療が必要なレベルの異常がある事実です。それ程多くの人が定期的に医療機関を受診してるとは到底思えないので、検査異常を心配しながら過ごしておれるのではないかと心配になりました。

医療機関の敷居は高いように思えますが、世の中怖い先生ばかりでありませんので、気楽に近くの「医院」を受診してみて下さい。「案ずるより生むが易し」ですよ。

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震災と病気

熊本地震で「エコノミークラス症候群」がマスコミで騒がれていますが、この様な震災で大きなストレスを受けると、色々な病気が発症しやすくなることが知られています。

循環器分野ではあまり耳馴染みはないかもしれませんが、被災者が発症しやすい病気として「たこつぼ心筋症」があります。

心臓の一部が収縮しなくなり、左心室がたこつぼのように見えることから、この名が付いています。突然の胸の痛みや息苦しさ、全身のだるさなどの症状が出るて、高齢女性が発症する事が多いのです。

もちろん、ストレスのかかる避難所生活では免疫力の低下から感染症に罹りやすくなることも自明のことです。

また湾岸戦争の時など、実際には戦争の行われていない米国本土での心筋梗塞が増えており、震災地域以外の人にも影響が及ぶことが明らかになっています。

ひと言でストレスと言ってしまえば簡単ですが、思っている以上に大きな影響を与えているのです。

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朝食を取らないと脳出血?

毎年節分の頃は寒くなると言いますが、今年もご多分に漏れず寒い日が続きますね。当院でも感冒症状で受診される方も多く、中にインフルエンザと診断される人も増えております。月並みですが、うがい・手洗いで予防してくださいね。

さて大阪大学と国立がんセンターのチームが「朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血の危険性が36%高まるとの論文」を発表しました。

この研究は「全国8県に住む45~74歳の男女8万2772人を1985~2010年まで追跡調査」したもので、朝食を週に0~2回しか食べないと答えた人は、毎日食べる人に比べ脳出血の発症率が36%も高かったとの事です。

これまで朝の欠食が、肥満や高血圧の原因となることは知られていましたが、さらに進んで脳出血の危険性も高まることが世界で初めて解ったとの事です。

血圧と脳出血の間には強い関連があるので、脳出血は血圧が上がったせいだと理解出来るのですが、朝食を取らないだけで「脳出血」とは!

生活習慣恐るべしですね。

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日本脳卒中協会「標語募集」

何だか12月にふさわしくない生温い天気ですね。それに強い風。出勤途中に何人も傘を飛ばされているのを目撃しました。大丈夫でしたか?

たまたまネットで、日本脳卒中協会が標語を募集しているのを見付けて、興味を持ちました。

http://www.jsa-web.org/week/hyogo.html
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脳卒中週間(5月25日~31日)の事業の一環として、脳卒中の予防や発症時の早期受診の重要性を呼びかける標語を募集しています。

平成28年度の標語のテーマは、“脳卒中の予防”です。
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過去の標語は
平成14年度「脳卒中 倒れる前にまず予防」「逃すな前ぶれ、早めの受診」

平成15年度・16年度「脳卒中 予防は日々の暮らしから」

平成17年度「脳卒中予防を支える 家族の目」

平成18年度「1分が わける運命 脳卒中」

平成19年度「脳卒中 素早い受診が 早める復帰」

平成20年度「おかしいぞ 何か変だぞ すぐ受診」

平成21年度「脳卒中 健康過信を ねらいうち」

平成22年度「長くてつらいリハビリよりも ちょっと控える塩と酒」

平成23年度「脳卒中 決め手は予防と“もしや”の受診」

平成24年度「脳卒中 予防と予兆が 鍵握る」

平成25年度「‘呂律が回らず手がしびれ’これはともかく救急車」

平成26年度「すぐ受診 動悸は危険の ふれ太鼓」

平成27年度「様子見は とにもかくにも 命取り」

だそうです。なかなかの力作揃いですね。

私が出すとすれば・・・・
「脳卒中のリスクはあなたです!・・・・・・見直そう検査異常、始めよう早期治療」
(恥ずかしいので、誰か代わりに出してくれませんかねぇ)

皆さんも、頭を捻ってみませんか?

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