カテゴリー別アーカイブ: 感染症

「屋外のマスク」・・・・新型コロナ対策

まだまだ朝晩は冷え込み掛け布団が手放せませんね。気温差で体調もすぐれない方も多い様ですのでお気をつけくださいね。

さて、新型コロナ対策の「マスク」について、政府見解が示される様です。

(以下引用)

政府の見解では、周囲の人との距離が十分にとれる散歩や自転車での移動中は外すことは可能だという。ただ、屋外でもマスクを持ち歩き、会話の際には着用を求めている。電車やバスなど公共交通機関での通勤・通学時や、発熱など新型コロナが疑われる症状があるが、やむを得ず外出する場合は着用が必要とした。

(ここまで)

パチンコ店への対応、エアータオル使用禁止など、素直に腹に落ちない見解を打ち出して結局そのまま放置してきた経緯から考えると、そもそも「屋外のマスク」が必要だと判断した経緯を明らかにしてもらいたいものです。

上の方では至極真面目にやっているのでしょうけれど、「思いつき」との誹りを免れないのはどうしたものでしょうか・・・・・・・・

.


シオノギ製薬の新型コロナワクチン

以前から開発されていたシオノギ製薬の新型コロナワクチンが、来月にも承認申請がなされるそうです。mRNAなどの遺伝子物質を入れて体内でウィルスタンパクを作らせるファイザーやモデルなのワクチンと異なり、遺伝子組み換え技術で作成したウィルスタンパクをアジュバントに混ぜて注射する従来型のワクチンです。

遺伝子物質を使ったワクチンは、これまでの実績が少なく長期的なリスクが心配されていましたので、選択肢が増える大変良いニュースだと思います。

組換えタンパクワクチン!今からワクワクしますね。(草)

.


コロナワクチン4回目接種

葉桜になって、きれいなピンク色が赤茶色に変わってしまい少し寂しい気がしますが、みなさんはどうお感じですか?

さて、3回目のコロナワクチン接種が進んでいますが、4回目の接種の話もちらほら聞こえてきますが、政府が参考にしていると言っているイスラエルから興味深い発表があったので、紹介しますね。

(引用)

【ワシントン共同】米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの4回目接種をするとオミクロン株に対する感染予防効果が一時高まるが、その後は急に弱まるとの研究結果をイスラエル工科大などのチームが5日発表した。60歳以上を対象にした分析で、4回目から1カ月後には3回のみの場合と比べ感染リスクが半減したが、2カ月後に差がほぼなくなった。
一方、重症化リスクは1カ月後の時点で7割減となり、それから半月は効果を保っていた。さらに長続きするかどうかは不明だとした。結果は米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。(共同通信)

(ここまで)

この記事からすると詳しいデータはわかりませんが、4回目接種のメリットは短期間しか続かない可能性がありますね。もう少し見極めが必要だと感じるのですが、早々に4回目摂取に言及しているのは、国民のためではなく「夏の参議院選挙のため」と思ってしまいませんか?

.


コロナワクチン4回目接種?!

朝晩は冷え込みますが、暖かい春の日差しが心地よいですね。桜の開花も一挙に進むそうですが、花粉症や温度アレルギーなどの症状にも注意が必要な季節ですね。(お花見の宴会は今年もお預けになりそうですね。)

さて、3回目のコロナワクチン接種を行っている途中なのですが、「4回目?!」の新型コロナワクチン接種の検討が行われている様です。

既に4回目の接種を終えている国を参考に検討するそうですが、これまでのワクチン接種による効果がそれらの国と我が国で同じ傾向であれば参考になると思いますが、ズレている様であれば慎重な対応が必要だと思います。

3回目の接種も「ドタバタ」となし崩しに行われており、ワクチン接種が進んでいる国との比較などのデータが十分に検討されて公開されているとは、今でも言い難い状況です。

「夏頃に4回目の接種」との報道もありますが、「ワクチンを契約したから」ではなく、真に国民に有用である事を確認した上での決断であると信じたいものですね。

.


第6波ピークアウト?

今季一番の寒さが続いている様ですね。北風も冷たく、気温の低下以上に寒く感じてしまいますね。

さて新型コロナウィルス感染が6回目の波を迎えていますが、先週同曜日に比べて減り始めており、専門家も現在が感染のピークで徐々に収まっていくとの見解を示しています。

これまでの経過から、感染のピークが過ぎても2〜3週間の間は、重症化する人が増えてきたり医療体制に負荷がかかり続けることが分かっています。コロナの影響で、一般の入院・手術などが圧迫され予期せぬ問題が発生している様です。

交通事故などで怪我をしても、通常の様な対応が期待できない事態も生じている様ですので、自己防衛のためにも3月半ばまでは今まで以上に気をつけるほうが良い様です。

第6波を乗り切りましょう!!

.


全国の新規感染者10万人/日超

猛威を奮っているオミクロン株ですが、1日当たりの新規感染者がついに10万人を超えた様です。

(引用)
新型コロナウイルスの新規感染者は3日、10万4464人となり、初めて10万人を超えた。これまで過去最多だった2日の9万4913人を上回った。
東京都では3日、新規感染者が2日連続で2万人を超え、2万679人。大阪府で1万9615人、神奈川県で7090人、兵庫県で6502人、愛知県で5827人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されている。
(引用ここまで)

新規感染者数の増加率は鈍化してきており、ピークアウトが近いとの見通しも出されていますが、一方検査での陽性率が依然高止まりしており、増加率の鈍化は検査数の上限による見かけ上のものだとの分析もあります。

いずれにせよ、コロナにならないための基本的な行動は変わらないので、粛々と「自分で出来ることをする」のが良策なのではないでしょうか?

.


イギリスでオミクロン株感染者の3分の2が再感染?

日本でも連日7万人超えの感染者を出している新型コロナウィルス「オミクロン株」ですが、イギリスでは驚きの検査結果が発表されました。

英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の最新報告書によると、約10万人の検体から、4000人の陽性者を見つけ出し3600人から過去の新型コロナウィルスに感染したかどうかを聞き取りしたとのことです。回答の65%が過去に感染を指摘されており、7.5%が感染を疑われたが検査をしていないとのことでした。

この結果は現在公表されている再感染率11%と大きく乖離しており、陽性者全てを「再感染」と断定できるものではないと調査を主導したポール・エリオット(Paul Elliott)教授は話しているそうです。

「再感染」でないとすると、初回の感染のウィルスが長期間体内に残っていると考えざるを得ません。(これはこれで怖いですね。)「再感染」とすれば、新型コロナに罹り易い人・かかり難い人が明確に分かれていることになります。(国民の3分の2がすでに感染していれば別ですが・・・・・)

どちらにせよ、新型コロナウィルスに対する基本的な対策を抜本的に考え直す必要がありますね。

.


オミクロン

12月に入り気候が徐々に冬らしくなってきました。「冬来りなば春遠からじ」の気持ちで春が待ち遠しいですね。

さて、連日ニュースを賑わせている「オミクロン株」。感染力が強いとかワクチンが効きにくいなどの話に混じって、重症化し難く半数以上の人が無症状〜軽症だなどと情報が乱れ飛んでいます。

日本では新型コロナワクチンの3回目の接種が始まりましたが、時期を合わせる様に来年の3月にはオミクロン株に対応したワクチンをファイザーが供給開始するかもしれないとのニュースが流れ、3回目のワクチン接種の意義が「????????」となっています。

オミクロン株がどの様なものであれ、我々が取るべき対策は今までと変わりません。もう耳タコでしょうが、密を避けて・手洗いうがい・必要に応じてマスクをする・・・・・・

オミクロン恐るに足らずの心意気で行きましょう!!

.


新型コロナウィルスと喫煙

昨晩の就寝時には23℃あった気温が今朝は13℃まで下がっていました。夜中に目が覚めて、毛布を掛け直したのが頷けます。

さて、喫煙者は新型コロナウィルス感染時に重症化するリスクが高いといわれているのですが、「新型コロナウィルスと喫煙」について意外な事実が判明しましたので紹介します。

ことの発端は「新型コロナ感染者に喫煙者が少ない」との報告が、英・米・仏などから複数報告されたことです。

(以下引用)
例えば、イギリスのオックスフォードロイヤルカレッジの研究で、『lancet infectious diseases』という権威ある医学誌に掲載された論文では、PCR検査を受けた3802人のうち、非喫煙者では17.5%、前喫煙者(以前は喫煙していたが現在は喫煙していない)では17.3%、現喫煙者では11.4%が陽性という結果が出ています。

また、アメリカ退役軍人医療システムの電子健康記録データでも、非喫煙者に占める陽性者の割合が20.7%、前喫煙者が20.3%なのに対して、現喫煙者が9.9%と、喫煙者の新型コロナウイルス陽性者が少ないという結果でした。
(引用ここまで)

詳しいことは省きますが、喫煙習慣によりウィルスが細胞内に侵入する時に利用する『ACE2受容体』の数が減少して、ウィルスに感染しにくくなるとのことです。(ウィルスの侵入するドアの数が減るイメージです。)

タバコの成分をそのまま治療には使えないので、『ACE2受容体』を増やす薬品や食品を論文を調べたり実験をして、これまでにいくつかの候補が見つかっている様です。

早く、当医院でも使える様になって欲しいものです。

.


「エゾウィルス」

涼しくなったと思ったら、また昼間は30度超えですね。しかし朝晩は過ごし易く、秋の気配が感じられます。

さて、北海道で新たに「マダニ」による感染症が見つかったと北海道大学などの研究チームが報告されました。

(以下引用)
2019年5月、山でマダニにかまれた札幌市に住む男性(41)が39度以上の熱が出て、一時入院した。20年7月には同市内の男性(59)がハイキング中にマダニのようなものにかまれ、発熱。2人は血液中の白血球や血小板が減少したほか、かまれた部分の周辺に強い痛みが続いたり、食欲不振になったりした。詳しく調べると、新たなウイルスに感染していることがわかった。
(引用ここまで)

2014年からマダニによる感染症が疑われた248人の血液を分析したところ、5人が「エゾウィルス」と今回命名された、新たなウィルスに感染していたことが判明したそうです。

学生の頃「北海道の風土病」と呼ばれていた「エキノコックス」が、遠く離れた愛知県で見つかっており「エゾウィルス」も今後の広がりが心配ですね。

.