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胸骨圧迫のみの心肺蘇生術

今年の梅雨が本領を発揮したかのような、突然の雨と湿度で気分が晴れませんね。この時期、扇風機やクーラーをかけたまま寝てしまい風邪をひかれる方が、多いようです。お気を付け下さいませ。

さて、テレビドラマなどで心臓が止まってしまった人に対して、いわゆる「心臓マッサージ(胸骨圧迫)」と人工呼吸(マウス・ツー・マウス)を行って、人命が救われるシーンは定番と言って良いぐらいよく見かけます。

じつは最近、よく知られている「心臓マッサージ + 人工呼吸」よりも最近普及している「自動体外式除細動器(AED) + 心臓マッサージ」の方がすぐれているとの報告が我が国でなされました。

「人工呼吸」をする心理的障壁から対応が遅れてしまうよりは、「心臓マッサージのみ」を早期に開始した方が、上がるのだそうです。(特に心原性の心停止の場合は効果が大きいそうです。)

しかし、子供で心臓以外の原因による心停止では、従来の「心臓マッサージ + 人工呼吸」が優れているとのことです。

「心臓マッサージ」は少し練習すれば誰でも出来る(体力勝負ですが)簡単な手技です。是非機会がありましたら、積極的に習得してみてください。

ところでここまで書いてきて何ですが、「心臓マッサージ」は古い呼び方で現在は「胸骨圧迫法」といいます。胸骨を圧迫しても心臓の容量は殆ど変わらず、心臓はマッサージされていないことが判明したからだそうです。

イメージ的には「心臓マッサージ」の方が・・・・・・・・・

 

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